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寝子島高校
【卒業式】青い空に想いを解き放ち、私達は今――
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桜花寮を朝陽が照らす。早い時間帯の為、ほとんどの部屋のカーテンは閉まっていた。
その中、例外と言わんばかりに勢いよく開けられた。パジャマ姿の
初瀬川 理緒
は仁王立ちとなって窓外の青空を直視する。
――とうとう、この日が来たのね。
微かに身を震わせて瞼を閉じた。固めた右の拳を胸に当てる。
――去年の今頃は卒業なんて思いもしなかった。三年に進級できるかもわからない状況で、もがいていたわ。グラドルの仕事で学校を休むことが多くて、勉強に付いていけなくなった。
勉強嫌いもあってテストでは毎回、赤点スレスレ。そんなあたしが今日、卒業生として式に参加するなんて。四月には大学生なんだから、本当に世の中はわからないものね。
瞼を開けた。自らの思考に頭を左右に振った。
――そうじゃない。側に紗月がいて助けてくれたから。『偏差値三十からの大学受験』なんて事務所のふざけた企画、あたし一人だったら絶対に蹴っ飛ばしてグラドル引退の道を選んでたよ。
目を細めた。清々しい表情で青空と向き合う。
瞬間、鼻筋に微かな皺が寄った。
――合格したあとが大変で、それを宣伝に仕事を容赦なく入れてきた。いきなり東京に飛ぶことになって昨日の送る会には出られなかった。今日の卒業式も根気強く話をして、ようやく出席が認められた。
まったく、と呟きながら窓に背を向ける。机の上の時計に目がいった。
「そろそろ時間ね」
大きく伸びをした。
制服姿で
佐和崎 紗月
が桜花寮を訪れた。慣れた足取りで歩き、一つの扉をノックした。
「開いているから入ってー」
その声に従って中に入ると理緒がブラシで髪をとかしていた。
「紗月、どうかな。おかしいところはない?」
「ブラシを貸して」
受け取ると理緒の背後に回る。一部にあった縺れを解消してポニーテールのリボンを結び直した。
「これでいいよ」
「ありがとう」
振り返って笑う理緒に紗月は、私も、と言ってブラシを使った。
「紗月、行こう」
「そうね、理緒ちゃん」
揃って桜花寮を後にした。
二人は横に並んで歩く。
紗月は辺りを見回すようにして言った。
「理緒ちゃんとこの道を一緒に歩くのも、ごめん、なんでもない」
「もしかして言いながら泣きそうになった?」
「そんなことは、ないよ。わかっていることだし、新しい道に踏み出すのは嬉しいことだよね」
紗月は空を見るようにして早口で言った。理緒は追及しないで前を向く。
「紗月、ありがとう」
「急にどうしたの?」
「こうやって二人が一緒に卒業できるのは紗月のおかげだから」
照れ臭いのか。理緒は前を向いたままで言った。
紗月も前を向いて同じ景色を共有した。
正門が見える。二人は同時に、早いね、と口にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月08日
参加申し込みの期限
2020年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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