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さくら、たちばな、ももの花。~ひなまつり in ねこじま~
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赤地に白抜きの『たこやき』の文字に、青地に赤の『かきごおり』の文字、屋台の屋根は赤に橙、あちらこちらで春風にたなびいては目に飛び込んでくる色とりどりの幟。
縁日屋台の通りはひなまつりの飾りに負けず劣らず賑やかだ。
その賑やかな色どりの中、真っ黄色のもふもふ物体が小さな翼をぱたぱたさせながらスキップしている。
「わぁ……!」
お祭りの人込みの中に目ざとく黄色い鳥を見つけ、着ぐるみ大好きな瑠樹は栗色の瞳をきらきら輝かせた。
「ハァイ、少年ー!」
あまつさえ、黄色い鳥も瑠樹を目にするなりものすごい勢いで駆け寄ってきて黄色い羽で手を取ってくれた。握手した手をぶんぶんと振り回してくれた。
「わぁい、ひよこさんだぁ!」
「イエス、あなたのひよこですとも!」
ほんわか喜ぶ瑠樹と一緒になって飛び跳ねながら、黄色い鳥もといひよこは大きく頷く。
「可愛いねぇ、和むなぁ……」
「少年の方が可愛くて和むので、いっちょおひな行列に出てみませんか!」
「おひな行列?」
「はい、おひなさまのコスプレで境内をパレード! もちろんおひなさま以外のお衣装だってあります!」
瑠樹と手を繋ぎ、ちょっぴり不審者の態で歩きつつ言うひよこに、瑠樹は無邪気なまなざしを向けて笑った。
「いいねぇ、楽しそうだなぁ」
可愛い着ぐるみ衣装があるなら、きっともっと楽しそうだ。
「君ならきっとどんな衣装も似合いますとも!」
「混ざっていいなら喜んでー!」
「ええもうもちろん喜んでー!」
わぁいわぁいと瑠樹と一緒に跳ねまわっていたかと思えば、ひよこは屋台の前のベンチに並んで座ってアイスキャンデーを齧っていたエロと紫苑の美少女ふたりの前にずざざと両膝をつく。
「ヘイそこの美少女おふたり! 生き雛になってください!」
「はい、何でしょうか?」
「生き雛なのですー?」
二本めのアイスキャンデーを取り出しながらきょとんとする紫苑と黒髪を揺らして小さく首を傾げるエロに、黄色い鳥は大きく何度も頷いて見せる。
「イエス生き雛行列!」
「生き雛? 行列? ……え、今日ってひな祭りだったんですか?」
お淑やかな仕草ながら素晴らしい速度でアイスキャンデーを食べ終え、紫苑は瞬きを繰り返す。縁日屋台の食べ物にばかり目が行って、境内を飾る吊り雛にも花にも気づかず、ひな祭りだとも思い至らず、屋台巡りのみをめいっぱい楽しんでしまっていた。
「イエスひな祭り! ということであちらにどうぞ! さあ、さあさあ!」
わくわくと目を輝かせる瑠樹の手を引き、とりあえず食い気は引っ込める美少女ふたりを連れ、コスプレ屋の黄色い鳥は境内の隅に停めた黄色いマイクロバスへと向かう。
「あっ、絵描きの美少女さん! お待たせいたしました、ただいま衣装バスを開けますのでっ」
時間を見合わせてバスの前までやってきていた海にぺこぺこと頭を下げ、鳥は黄色いバスのドアを開けた。すべての窓にカーテンを引いたバスの中にずらりと揃えられたは何百着ものコスプレ衣装にカツラに小道具。
「ささ、お好きな衣装をお選びください。何ならこの鳥が見繕って差し上げてもよろしくてよ……!」
海とエロと紫苑の女子三人を車内に通して声を掛けつつ、ひよこは外でわくわくと待つ瑠樹のためにと衣装を引っ張り出してくる。
「鳥をひよこと呼んでくださる坊ちゃんにはこちらなんていかがでしょう」
五人囃子の衣装に始まり侍衣装に何かのゲームのコスプレらしい猛禽モチーフの鎧、極めつけは、
「お揃いひよこ着ぐるみも御座います」
差し出された衣装の中から瑠樹が選ぶはもちろん、
「ひよこさん!」
「君ならそう言ってくれると信じてた!」
キャア、と跳ねつつ素早く着ぐるみを瑠樹に着付け、暑くなったらここで水分補給してねとバス前に設けた補給所を示し、鳥は車内をひょいと覗き込む。
(うーん、何着ようかな)
入口近くに揃えた生き雛用の衣装──お雛様に五人囃子に三人官女、右大臣左大臣にお内裏様にとさまざま揃った衣装の前、海は首を傾げて悩む。コスプレ屋だという黄色い鳥の口調はどこまでも軽かったけれど、揃えられた衣装はどれも色鮮やかで華やかで目移りしてしまう。
(でもやっぱり)
いくつもの衣装を手に取って身体に当てて、最後に海が選んだのは、簡易的に着られるように工夫されながらもきちんと仕立てられた十二単のお雛様衣装。
「いいですね、とてもお似合いです」
ぱたぱたと羽の手を打ち合わせて拍手する鳥に海は照れた笑顔で返す。
(私も女の子だもん)
衣装を抱えた海を奥に設けた狭いながらも個室な更衣室に通し、鳥は次にエロを見遣る。
「エロには何が似合うでしょうなのですー」
「選んでオッケー? オッケー?」
「おっけーなのですー」
迷うエロに詰め寄り、迷う仕草ひとつなく鳥が選ぶは海と色違いのお雛様衣装。
「そのナイスバディを隠すのは惜しいですが、その艶やかで美しい黒髪にはやっぱりこちら! さ、ささ、何なら鳥が着付けます」
エロをもう一室ある更衣室に連れ込み、早着替えばりに素早く着替えさせる。
「似合っているのでしょうかー?」
「もっちろん! 鳥の目に狂いはなかった!」
地面に擦るか擦らないかに調整された十二単の裾をさらり、波打つ長い黒髪をふわり、バスから降りてきた白い肌の少女に、
「さあ、行列が始まるまでしばらく外でお待ちください」
海とエロを並んで立たせ、ついでに鳥身のどこかから取り出したデジカメで素早く写真を撮り、鳥はまたバスに立ち戻る。
「えっと、……」
「鳥はこちらが似合うかと思います!」
ずらりと並ぶ衣装をおっとり眺めていた紫苑のために選び出した一着は、桃と桜の花をふんだんに描きこんだ和風ゴシックロリータ衣装。
「作ったものの着てくださる方がおられなかったこの逸品、貴女ならば……!」
「よく、分からないですけど……」
この衣装を着て歩けばいいんですね、と紫苑は差し出されるままに衣装を手にして広げる。肩やデコルテはもちろん、バストから腋にかけてまでも過多に過剰に露出するセクシーなデザインの衣装を確かめ、紫苑はくすりと微笑んだ。
「あら、可愛くて素敵な衣装ですね」
「でっ、では!」
露出の多さに突き返されるものとばかり思っていた鳥に、露出に抵抗がなく、『可愛い』の基準がセクシー寄りな紫苑は軽やかに頷いて見せる。
「お借りしますね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年10月22日
参加申し込みの期限
2020年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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