this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
決戦絶神! 分かれ合わさる運命、絶望、未来
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
41
つぎへ >>
●第十階層、本の迷宮
星幽塔で公にされているほとんどの本が集められているという第十階層図書館管理人で、アステリズムの
アストライア・スピリット
は、ほとほと困り果てていた。
地下へ連なる巨大な図書館は、ときに書架が動いたり別の階からワープしてしまったりする本の迷宮なので利用者にとっては案内人が不可欠なのだが、その案内人たる猫耳尻尾の少女
スピカ
の姿が見えないのだ。
「スピカさん迷子ですにゃ?」
「もしかしたら分離とか合体とかしてるかもですにゃ」
分離中の
ミーツェ・M・フェリス
はもう一人のニーチェといっしょにアストライアを落ち着かせる。
ほとんど同じふたりの自分に分離した
リリエル・エーテライト
は、手と手を組んで頷き合う。
リリエルはBarアストラルで働く少女で、ポニーテールに結った金の髪にサファイアのような青い瞳、背中に天使のような羽根が生えているのがトレードマークである。お互いがそっくりすぎてややこしいので、いまは片方が伊達眼鏡をかけていた。
「どうやらスピカちゃんを探さないと探し物はもらえないみたいですね、手分けしてスピカちゃんを探しましょう私!」
「そうですね私! 二人で探せばきっとすぐみつかります!」
リリエルに、
伊達眼鏡リリエル
が元気よく答える。分離してすぐのときは驚いたが、よく考えれば探し物を探す手が倍になるということで悪いことじゃない。
「探していただけますか?」
「もちろんにゃ!」
「ミーツェとニーツェが探しますにゃー!」
「私たちも!」
「いっしょに探し物がんばリリエルです!」
ミーツェ、ニーツェ、ふたりのリリエルがそおっと地下書庫へ降りてゆく。
「今回はスピカちゃんの案内なしでの探索ですから迷子にならないように気を付けましょう」
リリエルAが慎重に言葉をかける。
「分かりました。私は左手をつけたままそって探していきます」
「では私は右手をつけたまま」
リリエルたちは片手は互いの手と繋いだまま、もう片方の手を書架に沿わせて進む。
そうしていないと、気分屋な本の迷宮が知らないうちに二人を引き離してしまいそうな気がしたからだ。
書架は山のように高くて、整然ととはいえない複雑さで並んでいた。書架の背が高いので部屋の中に灯りは行き届いていなかった。上の方からしんとした闇がおりてきて、まるで洞窟の内部の岩肌の迫ってくるかのようだ。あまりに広いのでリリエルたちとミーツェたちは手分けして探すことにした。
「では私たちはこっちに行ってみます」
「ミーツェたちはあっちに行ってみるにゃ」
ニーツェが額の金の肉球マークに気合を入れてうんうん唸る。そこには普段より勘がはたらき、宝なども見つけやすくなる盗人の光が宿っているのだ。
「こっちな気がしますにゃー!」
ニーツェの勘に従って、本の迷宮を縦横無尽に駆ける。
「スピカさーん!」
「どこですにゃー!」
小一時間ほど駆け巡っていると、地下書庫の最奥と思われる場所でリリエルたちとばったり会った。
「いました?」
「いないにゃ。スピカさん一体どこにいったにゃー」
その時である。
「えーん……誰かー……ここだよー……」
かそけき声がどこからかした。伊達眼鏡リリエルがキリリと表情を引き締める。
「盗人の光の力で調べてみましょう! それじゃあいきますよー!」
眼鏡越しに注意深く声のしたあたりを探ってみる。
するとなんということだろう!
本と本の隙間に米粒ほどにちっちゃくなったスピカがいたではないか。
「ど、どうしたんです、その姿!」
「わかんないけど気づいたらこうなってて……怖かったよー」
「もう大丈夫ですにゃ。アストライアのところへ連れてってあげますにゃ」
ミーツェがスピカを手で掬い上げる。やわらかい肉球に包まれたスピカはそれでようやく安心したらしく、上の階層に行くまでの間にうとうとと眠ってしまった。
「彼女を見つけてくれてありがとうございます」
アストライアはお礼を言うと、綿のベットにスピカを寝かせた。
「どうやら本に巣食う紙魚と合体してしまったようですね」
「大変だけど、みんながきっとなんとかしてくれます。それまでがんばリリエルですっ!」
リリエルたちはガッツポーズ。
「ありがとうございます。探し物は『設計図』でしたよね」
そう言って目配せするともう一人のアストライアが現れて、一枚の巻物を持って現れた。
「どうぞ役立ててくださいまし」
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
41
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
決戦絶神! 分かれ合わさる運命、絶望、未来
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月01日
参加申し込みの期限
2020年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!