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決戦絶神! 分かれ合わさる運命、絶望、未来
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●月、嵐の大洋、カザミ戦(2)
黒いウルフカットの髪に、切れ長の目を縁どる長い睫毛。
剣道を嗜む
響 蒼留人
少年も例に漏れずふたりに分離していた。
「俺が二人?」
驚いたのも束の間、蒼留人はこの状況が好機だと気が付いた。彼のろっこん<絆の刀>は自身を切れ味よく美しい日本刀に変身させるというものだ。つまり自分で自分(刀)を振るうチャンスが訪れたというわけである。
「ついに俺自身を刀として使うことができる! こんな日が来るなんてな」
「ああ、ろっこん発動!」
片方の蒼留人が目を瞑り、刀になりたいと念じて<絆の刀>を発動させる。
地球光に光り輝く日本刀が出現すると、もうひとりの蒼留人がその柄をしっかりと握る。
そうして一振り。木刀とは違う真剣の重みが感じられる。
「俺だからかもしれないが……尋常じゃなく手に馴染むな」
これなら充分戦えそうだ。
刃物といえば
サキリ・デイジーカッター
を忘れてはならない。刃物には目がないサキリは蒼留人が日本刀に変じたところを「美しい」と見つめていたが、ややあってもう一人の自分に向き直る。
分離したもうひとりのサキリは、荒んだ目をした過去の自分だった。
「昔の自分と分離してしまうとはまいったな。黒歴史みたいでげんなりするね」
「それはこっちの台詞だ。平穏な生活でなまくらになっちまった今の自分を見てるとげんなりするぜ」
乱暴な口調で吐き捨てる過去の自分に、サキリはしかし信頼も置いている。彼は、強い、間違いなく。そして彼となら確実に呼吸を合わせられる。
「フツウを守るべく力を貸してくれるならありがたい」
「フツウなんぞどうでもいいがゾクゾクする戦闘を楽しめるなら協力してやる」
「ねえ、本当に“ござるさん”に戦わせるんですか?」
「何を迷っているんですか。あなたも彼が戦っている姿こそ至高だって思うでしょう?」
分離した自分同士で口論になっているのは
日々野 結衣香
と、
結以美(ゆいみ)
である。
“ござるさん”というのはろっこん<武士召喚>で呼び出すことができる戦国時代の武士だ。
結衣香は名もなき彼を“ござるさん”と呼び、深い愛着を抱いている。
「でも……」
だからこそ強要したくない、傷ついてほしくもないという思いが枷となって結衣香は決断できずにいる。
「本当は戦ってほしいと思っているくせに意気地なし。私は呼びます!」
「え、待って……私も」
結以美と結衣香は時代劇の主題歌を口笛で吹き、ふたりの“ござるさん”を呼び出した。
「あの敵を倒して」
「御意」
結以美はためらいなく命じ、結以美の“ござるさん”はそれに躊躇いなく答える。
一方、結衣香はおずおずと尋ねた。
「ござるさんの意思を尊重したいです。厳しい戦いです。それでも戦ってくれますか?」
「当たり前でござる。武士たるもの、主を守り戦うためにおりますゆえ」
結衣香の顔がほころんだ。その答えが嬉しかった。
「なら……お願いします。ござるさん同士協力して、あのカザミという敵に立ち向かってください」
「「御意」」
◇
「なんだかでっかいカニ、名前ガザミっていうんだっけ? こいつは……旨そうっ」
まっさきにカザミの近くに泳ぎついたのは荒太郎だった。
「喰えるものなら喰ってみろ!」
カザミが荒太郎を両断しようとハサミを振り上げ勢いよく挟み込もうとする。
「うわっ、こわい! 巨大高枝切りバサミで勢いよく攻撃されてるみたいっ!」
そう言いつつ荒太郎は<コノオオゾラニー改>で浮遊して避ける。
手の届かなくなった荒太郎のことをいったん諦めたカザミは、回り込んできていた鴻に狙いを変えた。
「誰からでもよいわ! 真っ二つになるがいい!」
大きく開かれたハサミから繰り出される一撃を鴻は辛うじて回避する。
強力な一撃だった。喰らっていたらただでは済まなかった。
「へーい! カニさんこちら! 手のなるほうへ!」
武道が囮となってカザミの気を引き、鴻が距離を取る時間を稼ぐ。
「あれはむやみに受けるのはやばい」
「挟まれたら一巻の終わりだ」
カザミとの距離を取ったダブル鴻が仲間に向かって声を張り上げると、なるほど、と白と黒の五月が答えた。
「カザミさんのハサミが厄介なんですね」
「チョキンと切られては困ります」
ふたりにはある作戦があった。
蟹のハサミは鋭く堅く、人の肉ほどの柔らかさであれば簡単にちょん切ってしまうだろう。だが、もっと堅いものならどうだ? たとえばろっこんの自販機なら――。
思いついたらやってみるのみ!
「おやおや。今日はカニ鍋ですねぇ。その手、美味しく料理致しますよ」
と白の五月がカザミを挑発すれば、
「それはあまり食べたくないような……」
と黒の五月も挑発に加わる。
「ハッ、愚かな。鍋ならおぬしらこそ人間鍋にしてやるわ!」
カザミは標的を五月たちに変え、大きくハサミを振り上げ開いた。
これこそ五月たちが狙ったチャンスだとも気づかずに。
「ありがとうございます」
五月は両手を合わせて感謝の言葉を口にした。
その瞬間<天水分>が発動し、自動販売機が出現する。
カザミのハサミが金属の箱を挟み、ガキンと強い衝撃音が走る。
隙が出来た!
囮役を務めていた武道が、自分よりカザミに近い分身に向かって叫ぶ。
「……いまだ、スイ・マーを!」
負の武道は舌打ちしたが意図は解し、カザミの身体の生身の部分をねらって鋭く手刀を叩き込んだ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月01日
参加申し込みの期限
2020年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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