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決戦絶神! 分かれ合わさる運命、絶望、未来
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●月、嵐の大洋、カザミ戦(1)
ざぶんざぶんと大波が盛り上がり飛沫を散らす。
虹の入江から遠く沖、嵐の大洋は、文字通り荒れた大海と化していた。
その中を水泳部部長・
雨崎 荒太郎
が、形のよいフォームで泳いでいる。
(分離した半身、なんか叫びながら飛んでっちゃったな)
暴太郎
と名付けた荒太郎の半身は、その名の通り暴走気味な性格らしい。自分の中の溌剌とした部分を暴太郎が受け持ったせいか、荒太郎は逆にいつも以上にのんびりになっていた。
「ま、いいや。水中戦は得意~。ね、武道先輩!」
荒太郎と並ぶようにして泳ぐのは、荒太郎の先輩で元水泳部部長・
志波 武道
と分離したもう一人の武道だ。
もう一人の自分は、過去に何度か対峙したことがある影の自分。卑屈、自己中心的、合理的で、武道の自己犠牲に対する否定をしてくる負の塊で会いたい相手ではなかったが、会ってしまったら「……あー、うん、オヒサシブリ、俺……」と、こうなるのも当然のような気がした。
伊達眼鏡がトレードマークの武道に対し、眼鏡を掛けず卑屈に笑う負の自分はしかし、
『俺は、お前に成り代わりたいだけで、別の肉体を持つのは本意じゃない』
と協力の姿勢を見せてきた。
「月に海があるはずがない。この海は幻覚。そしてその幻覚を生み出しているのは――」
武道は波間の向こうに、まるでサメの背びれのように見え隠れする大きなカニのハサミを見据える。
カニのハサミの腕をもつカニ男・カザミ――絶神の左足が変じた怪人。
倒すべき敵は、あいつだ。
やっかいなのは、カザミは多数のカニを配下に従えていることであった。手のひらほどの大きさとはいえ数が多く、チョキンチョキンとそのハサミで襲い掛かって来られると無視もできない。
「なんかちっちゃいカニ。沢蟹? よく寮の山で採って食べたっけ。お前も素揚げにしてやろうか~」
荒太郎が暮らす猫鳴館は破天荒なところだ。日々の暮らしに想いを馳せるとこの状況も大したことないような気もしてくる荒太郎である。
「なるほど、カニねぇ……」
水泳部のふたりに負けぬ泳ぎで幻覚の海を泳ぐのは、性格も能力も同じふたりに分離した
曖浜 鴻
。
日々ストイックに筋トレをしている鴻の肉体は、四十路ながら逞しく引き締まっている。
鴻にとって、小カニの群れはウォーミングアップだろう。
「……食われる覚悟はできてるんだろうな?」
「後でカニ食い放題と行こうぜ!」
鴻A
と
鴻B
は相棒めいた笑みを互いに躱すと、手近なカニからハサミをへし折り袋へ突っ込みはじめる。
「ふっふ。
ブラック五月
とでも名乗りましょうか」
「では
ホワイト五月
とでも。中身までホワイトかは分かりませんけれど、ね」
黒と白のふたりの
薄野 五月
が、小カニをペットボトルで殴りつけている。
制服が黒なブラック五月がもともとの自分、制服が白なホワイト五月が分離した自分だ。
あらかじめ水の自販機を出現させるろっこん<天水分>で、水のペットボトルを買っておき、それを小カニ相手の武器としてなかなかの活躍である。
そんななか、小カニ相手に最大の戦果をあげていたのはふたりの
尾鎌 蛇那伊
であった。
「ふぅぅッ! かかってきなさい、蟹ちゃんたち」
「我らがお相手しよう」
片や、いつも通りの化粧をしてあるオカマ口調な蛇那伊。
片や、化粧を落としてダンディズム全開な蛇那伊。
ふたりは呼吸を整え気を練り上げると、練り上げた気を全身に巡らして体を戦闘モードに引き上げる。
マッサージを極める為に学んだ中国拳法の基本に忠実に、一点を見ずに全体を見る。
このようにして五感を研ぎ澄ませ、全身で周囲の状況を把握するのだ。
(今回は幻の海原での戦いだから五感察知でも注意が必要ね)
蛇那伊は油断なく気を張り巡らせる。
波の動き。そのランダムさを利用したカニたちの動き。地に足がついている場合とは違ってくるはずだ。
それを理解したうえで感覚を研ぎ澄ませてゆく。
「右手に五匹、左手に八匹ね」
「次の波で来る」
無駄な動きはひとつもなく、波の動きに呼応してこちらも拳や蹴りを繰り出す。
オカマ蛇那伊
と
ダンディ蛇那伊
に殴り潰され、蹴り潰されて、蟹たちは波間に沈んでいく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月01日
参加申し込みの期限
2020年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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