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●鈴島、千年茨の遺跡、回廊を行く
――地球、寝子島。
鈴島の千年茨の遺跡の内部は、赤青緑の三色に塗り分けられた回廊が蛇のように絡み合って渦を巻く構造をしている。ところどころ剥落はあるものの、遺跡の外周にあたる回廊の状態は中心部よりよい。
緑の回廊を進んでいるのはふたりの
綾辻 綾花
と
七夜 あおい
の片割れ、彼女たちを守るようにしんがりをつとめるふたりの
鴻上 彰尋
の五人だ。
「あおいさん、大丈夫?」
天井や壁が崩れてこないかを警戒しつつ彰尋がたずねる。
「うん。私は大丈夫。彰尋くんたちは?」
「俺たちも大丈夫。七夜さんも気を付けて」
彰尋は見た目に違いはなかったが、心の中は違っていた。
ひとりは元のようにあおいに恋心を抱く自分、もうひとりは恋心がない自分だ。
区別の仕方はあおいに対する呼び方だ。恋有彰尋は普段通り「あおいさん」だが恋無彰尋はもう一人のの自分に配慮して「七夜さん」と呼ぶ。
あおいの背中を追いながら、恋有彰尋は恋無彰尋へそっと話しかける。
「あおいさんは分離していても普段とあまり変わりないんだな……」
「そうみたいだな。それにしても七夜さんばかり見つめて。……そんなに気になるか?」
「どういうことだい?」
「俺は彼女に対して何の気持ちも感じないんだよ。告白した記憶はあるのに……不思議な気分だ」
あおいに何も感じないという感覚はどんなものなんだろう。
今となっては想像がつかず、恋有彰尋は、そうか、と頷いただけだった。
気持ちがどうあれ、自分たちは彼女を守るだけだ。
◇
青の通路を進んでいるのはグレた
深縹 露草
と魔王風の露草、そして
城山 水樹
と
ヒュー・ヒューバート
が合体したミズヒの三名。
「遺跡内部のトラップって本当に解除されているのかしら」
割と大雑把で直観タイプの水樹は、独り言かヒューへの質問か分からない調子で疑問を口にする。
「そうやって安堵させてひっかけようとするんじゃない?」
「それなら僕が確かめるから」とヒューが言った。
「少なくともトラップが実はまだ発動したまま、という状態ではないことを確認するだけでも、後から探す人にとっては探しやすい状況になるだろうし」
フォトグラファーとして仕事をするヒューは、観察力は人並以上に鍛えている。
ひび割れた壁面。植物の根が回廊の中まで張り出しており、そうしてできた亀裂部分は脆くなっているようだ。だから、そういう場所を通過する場合は気を付ける。崩落がひどい場所もある。ふたりの露草と協力し合ってそれを乗り越え、慎重に観察しながら進み、無事に青の塔まで辿り着けた。
「大丈夫だったようだね」
「これだけ派手に壊れてたら、主だったトラップは機能しないってわけね」
そういって安堵する水樹を抱きしめられないのは少々悔しい。
それにしても、とヒューは思う。水樹の身体の中に、自分と水樹が入っているので、最初の内は身体を動かすのは一苦労するかな、と思ったが、そうでもなかった。彼女との絆を再確認できたような気がしてヒューは密かに嬉しかった。
◇
もっともスムーズに進んでいたのは赤の通路へ進んだふたりの
八神 修
と、
七夜 あおい
のもう片割れ、『ももこ』と合体した
愛猫 萌々子
の四人だ。
修たちは適宜ライトを使い、速やかに前進していく。
「ここにも瓦礫か。あおい、手伝ってもらえるかな」
修はにこ、と微笑み、あおいに軍手を渡す。
「素手では怪我するからね」
「ありがとう。助かる!」
あおいの<カジバオトメ>の力をメインに、それでも大変なところでは修の<分解>や萌々子の<ペンは剣より出でて剣より強し>で瓦礫を分解したり、衝撃波で吹き飛ばしたりして進んでいくのだから、順調にいかないわけがない。まもなく赤の塔へと到着する。ここでもやることは同じだ。
「えいっ!」
萌々子がペンで空中に線を引きろっこんを発動させると、ペンの軌道に沿った衝撃波を放たれ、通路を塞いでいた大きな瓦礫が砕かれる。
「萌々子、どうしてそんなに頑張るんです?」
自分の中のももこが気だるげに話しかけてくる。
「迷惑な神様なんて、消えてたっていいと思います」
なぜ今そんなことを言ってくるのと萌々子は首を振る。
自分の中から聞こえる声だからこそ余計に苛立ちを感じるのだ。
「ああもう! 黙っててくださいももこ!」
「そんなにあの苦しい世界が大切なんですか」
「当たり前でしょう! 辛いことも多いけれど、その分楽しいことも素敵なこともあるんです。ののこ様のおかげで私は寝子島に来てそれがわかったんですから」
そこまで言って、萌々子は自分の言葉にはっとした。
母が亡くなってから、父に怯え、自分の存在が認められる居場所を求めてきた。そんなものはない、と心のどこかで思っていたけれど……違った。寝子島こそが自分の居場所になっていると自分の言葉に気付かされた。
(この合体を期にももこと……過去と向き合ってみよう)
萌々子の誓いは変革のきざし。
「ただしこの戦いが終わってからです、今世界を守らないとその先はないんですからね!」
瓦礫を吹き飛ばす。目指す塔はもうすぐそこだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月01日
参加申し込みの期限
2020年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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