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寝子島高校
振りかけろ、塩!
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千鳥 雅人
はようやく学校へ戻って来た。
「はっはっはっ……ハァハァ……ちょっと買いすぎたなぁ」
両手で抱えるのは塩袋。ナメクジにかければきっと小さくなるはずだ。
「門をくぐったら……次は屋上かぁ」
腕のしびれを覚えながら、一刻も早くあのフツウでないナメクジをどうにかしようと、北校舎の階段を急いだ。
屋上の扉を開けると、一目散にナメクジがいるはずの壁へ。
「よかったぁ……まだいたんだね」
フェンス越しに見下ろすと、ナメクジはじっと壁に張り付いている。触覚だけは好奇心旺盛に、360度様々な方向へアンテナを張り巡らしている。
「今、小さくしてあげるからね」
塩袋を開けた、そのときだ。
「誰が小さいっていうのさ!」
「うわっ」
雅人の横をぴょんぴょん跳ねて抗議する、超小柄な少年。どこから現れたか、
神出鬼 没
だ。
「いや、あの、ここに巨大なナメクジがいて」
「えっ!?」
ジャンプしながら、フェンスにしがみつく。
「ほんとだぁ! 大っきいなぁ! すっごいなぁ!」
はしゃぐ没を横目に、雅人は塩を一握り、フェンス越しにパッと撒いた。拳銃を突きつけられたような当惑顔を、没が作る。
「……いや、こうやって、ナメクジを小さくしようと思って」
なんで!? という表情に変わる。
「だって……危険だったりするし、どちらにせよ、誰かに見つかったら、もっと可哀想な目に会うかもだしさぁ」
塩が命中したのか、ナメクジが二本の触覚を引っ込める。
(大きくなる方法、聞きたいのになぁ)
しゅんとする没と呼応するかのように、ナメクジも体を小さくしていく。
塩袋を二つ使い切ったころには、ナメクジも窓二つ分くらいまでに縮んだ。二階部分に張り付いている。
「う〜ん」
が、ここからが難しい。風のせいもあり、塩がなかなか当たらない。
「これ以上は難しいかなぁ」
「あのくらいの大きさなら、きっとみんな可愛がってくれるさね」
だいぶ打ち解けてきたのか、没が口に出して言う。
「う〜ん確かに俺もそんな気がしてきた」
……と、学校敷地内の外、体育館裏側の九夜山麓の森に、大きな影が見えた。
「!」
雅人のアホ毛がエクスクラメーション。
「わぁ! 大っきいナメクジ、まだいたんだね!」
じりじりと学校へにじり寄る、新たな巨大ナメクジ。
「大丈夫、怖くないから」
ナメクジに語りかけつつ、ビールで誘導するのは
大天使 天吏
だ。
「第2グラウンドへ行きましょう。きっと誰もいないわ」
もう片方の手には小麦粉袋を持っている。誰の目にもつかない場所で、ひっそりとナメクジを小さくしてあげたかった。
「猫村のつぶやきで事前に把握していたから免疫がついていたものの、直視は鳥肌ものだな」
寝子島高校方面に向かう巨大ナメクジ情報を見て駆けつけた
八神 修
が、校舎に張り付いたナメクジを下から見上げている。
「この大きさなら、元に戻すのも難儀ではないだろう。ビール類で誘導して……ん?」
修の前を颯爽と雅人と没が横切っていく。
「なんだ?」
2人はテニスコート横を抜け、第2グラウンドへと向かっている様子だ。視線を少し上げ、グラウンドへと移した修は、
「う……」
悪寒を感じた。校舎に張り付いたナメクジの数倍のでかさのものが、ウネウネと天吏に従っている。
「悪夢だ……今夜は気持ちよく眠れそうにはないな……」
「ここならきっと安心ね」
小麦粉の袋を開けると、そっと優しい手つきでナメクジにそれをかけ始める天吏。そこに雅人と没がやって来る。
「俺も小さくするの手伝うよぉ」
雅人が塩を握りしめ、没は大きなナメクジをうらやましげに見上げている。
「あら、ではよろしくお願いね。小さくしすぎないよう気をつけて」
天吏が微笑んで言う。
「塩は……やめておいたほうがいい」
鳥肌が立つのを必死に堪えながら、遅れて駆けつける修。
「塩害で植物が生きられなくなる。小麦粉にしておいたほうが安全だ……ブルッ」
雅人が拳の中の塩を見つめる。
「うーんそうだったかぁ。さっき撒いた校舎のところ、後で掃除しておこう」
「それはそうと、校舎に引っ付いた奴は放っておくのか?」
「微妙な場所にいるから、粉がうまく当たらなくて……」
「ふむ……それ、ちょっとくれないか?」
天吏が買い込んできた缶ビールを指す。笑顔で承諾する天吏。
「これを使ってここまで誘導しよう」
「うまくいくかな?」
雅人は不安げだ。
「さらに、これを使うさ」
修がかざしたのは、傘だった。
「ビールを浸したタオルを傘に巻いて振る。ナメクジはビールの穀物の香りに導かれる。空気に触れる面積が大きい方が、香気が立つので効果的だ」
4人はまた散り散りになる。修が校舎のナメクジを引きつけ、天吏と雅人は巨大ナメクジを小麦粉で縮める。
そして没は。
「ねえ、なんでそんなに大きいの? お話できたら聞きたいさー……あー!」
名案を思いついた。動物の心が分かる先輩が居る。携帯を取り出すと、すぐに連絡を入れた。
「氷雨先輩! どこにいるのさね!?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月21日
参加申し込みの期限
2013年09月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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