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~シーサイドタウン 寝子島小学校付近~
「にっひっひ……金にプラチナ、ダイア……こっちにはピンクサファイアまであるよぃ」
スライムに襲撃されたのか、無人の宝石店は破壊の爪痕が生々しく残っていた。
おそらく24金だろう、金のネックレスを首に掛けて笑う、
骨削 瓢
。
誰もいないこと良い事に、火事場泥棒としゃれこんでいた。
「全部は頂かないさぁ~。あっしにも良心てのがあるからねえ~にっひっひ。銀はいらな~い、トパーズもいらな~い」
獲物をより分けるその手は浅黒く、人の物ではない。
ダークエルフと呼ぶには背が低く、耳も尖っている物の、微妙に異なっていた。
魔女のような鉤鼻と鱗のような皮膚……おとぎ話に登場するゴブリンに近い感じだ。
フツウを忌避する瓢の思考が、ダークエルフの姿を更に変化させたのかもしれない。
「……さてと、こんなもんかい……よっこら……おっととぉ! 欲張りすぎたかいねぇ~にっひっひ」
頃合いと見たのか、ふらつきながら立ち上がる瓢。
お宝を入れた袋を背負い、にぃっと唇を歪めた。
「んーいったいどーしたんだろね。気がついてみれば、こんな格好だし、街はスライムが一杯だし」
後ろ手に手を組んで、てくてくと歩いている
維都月 茉菜
。
サラサラと揺れるショートヘアから長い耳が覗いていた。
その足取りは軽く、顔色も良い。
―でもでも、なんだかいつもより調子良いし……こういうのもちょっと良いかも……って!?―
彼女の前方を小柄な人影? が横切る。
「わわ、あれって、ダークエルフじゃないよね!? うーんと……どっちかというと……うーん」
体の弱かった茉菜は、子供の頃から沢山の本や絵本を読んできた。
人影は、その中に登場していた、とある生き物に姿が似ていた。
「そうだ、ゴブリンに似てる! っていうか、あれ、どうみても骨削くんだよね」
瓢が出てきたところは宝石店だ。背負っている荷物、瓢の性格を鑑みると……
「うぅ~スライムもなんとかしないとだけど……それ以上に骨削くんを止めないと」
―元の世界に戻ったときにどんな悪影響が出るか分からない!―
幸い体の調子は絶好調だ。今なら瓢を止められる……茉菜は確信した。
ろっこんで祈る。大天使の加護がありますようにと。
「ひっひっひっひ……捕獲完了さぁ。かわいいもんさぁねぇ」
一旦、お宝を隠した瓢。
次に彼は、出合ったスライムを片っ端から捕獲していた。
スコップで叩かれまくったスライムは、ビンの中で大人しくしている。
「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ……ひっひっひ、これだけいれば、地下帝国の戦力になろうよ……さてと、あと少し掴まえようかねぇ……」
再びスライムを狩ろうと立ち上がる瓢。
そんな彼の背後から、笑い声が聞こえてきた。
「フフフ……フハハハハハハハハハ! そこまでだよ骨削くん!」
「な、なんさね!? っておたくは……維都月はん!」
「そう、僕だ! これ以上の君の狼藉を許すわけにはいかないよ!」
純白のマントを翻し、茉菜が朗々と言い放つ。
金のモールが付いた軍装は男性風で、ショートカットの髪と相まって中性的な魅力を醸し出している。
「ふ、ふん! 許すも許さぬもあっしが決めることよぃ。邪魔をするなら維都月はんでも……容赦はせんよぃ」
素早くボーガンを取り出すと、トリガーを引く瓢。
ビシュ!
物騒な風切り音を立てて矢が茉菜を襲う。
ふわりと身を躱す茉菜。マントが宙を舞う。
「フハハハ! だと思ったよ、骨削くん! ならやらせてもらうよ!」
ヒュン!
先端がかぎ爪状になったロープを投げつける茉菜。
「ひょっとぉ~! 当たらんよぃ~」
難なく襲撃を躱すと、瓢は走り出した。
~寝子島小学校校庭~
のらりくらりと茉菜のロープを躱す瓢。
校庭にいる猫獣人の子供達を蹴散らして疾走する。
「ひっひっひ、じゃまよぃ、じゃまよぃ~~~怪我したくなかったら、とっととお家にかえるよぃ」
「んにゃぁ~~~こわいにゃぁ~~~ん」
そのまま瓢は校庭の端にある物置に飛び込んだ。
茉菜の姿が見えない……撒いたか?
しばらくして、呼吸を整えていた瓢の耳に、茉菜の哄笑が聞こえてきた。
「ひっひっひ、まったくしつこいよぃ。どーれぇ、ここいらで決着をつけるよぃ」
窓からボーガンを差し出し、矢を解き放つ。
ビシュ! バシュ!
軽々と避ける茉菜。
矢は深く地面にめり込んでいた。
「フハハハハハハハハハ! 幾ら威力があっても、当たらなければどうということはないさ!」
まるでダンスを踊るかのように躱す。
「軽い、軽いよぉ! 今の僕はもうなにも怖くはない! フハハハハハハ!」
彼女のろっこん、大天使の加護が精神を高揚させる。
どこかで冷静な自分がストップを掛けている気がするが、それでも今の気持ちを抑えきれることが出来なかった。
ビシュ! バシュ!
「無駄無駄無駄無駄ぁ~~~フハハハハハ!」
「ちぃ! あの白いヤツは化けモンよぃ!」
空しくボーガンの矢は地面に突き刺さるだけ。
気がつけば全ての矢を使い果たしていた。
「こうなれば……ひっひっひ……」
黒い粉末を取りだし、床に満遍なくこぼす。
仕上げにぶわっと空中に振り撒いた。
「ひぃふぅみぃ……いまよぃ!」
小窓から飛び出す瓢。
ほぼ同時に入り口の扉を蹴破る茉菜。
「フハハハハハ! 骨削くん、覚悟したまえ!」
茉菜の哄笑を耳にして、ニヤリと笑う瓢。
「覚悟するのはおたくのほうよぃ。リア獣爆発しろ!」
オイルライターに火を着けると、窓から放り込む。
そのまま体を前に放りだした。
ボフッ!………………ズガァ~~~~ン
一瞬小屋が膨れあがり、次の瞬間、バラバラになって吹き飛んだ。
「フギャァ~~~」
爆風でコロコロと転がる子供達。
ホコリを払いながら立ち上がる瓢。
「ひっひっひ、バラバラでさぁ~~~! さすがの維都月はんも一巻の終り、ジ・エンドよぃ、ひっひっひ」
瓢の笑い声に、既に聞き慣れた哄笑が重なる。
「フフ……フハハ……フハハハハハ!」
「な、なんよぃ!?」
もうもうと立ちこめる粉塵が風に飛ばされる。
カツンとブーツの踵を合わせる音が鳴り響く。
「面白い……まったく面白いよ。この程度で僕を止められるなんて……本気で思ってないよね、骨削くん」
僅かに乱れた前髪を払う茉菜。
「さあ、最終章の幕開けだよ。フハ、フハハハハ」
「ひっひっひ……ひぃ~~~しつこいよぃ!」
「どこまで行くのかなぁ? ほぉねぇそぉぎぃくぅ~~ん♪」
校庭を逃げ惑う瓢。追う茉菜。
―フハハ……さて、相変らず動きは素早いね。どうやって止めようか……っと良い物があるね!―
茉菜の視線の先にはサッカーゴールが見える。
太ももに手を伸し、投げナイフを手に取る。
僅かに見えた絶対領域がまぶしい。
シュバ!
走りながら投擲!
ソレは寸分違わずゴールネットを切り裂いた。
素早く拾うと重しを付ける。
シュバ!
「ひぃ、危ないよぃ! 刺さったらどうするよぃ!」
「フハハハ、君がそれを言うのかい?」
牽制するためにナイフを投げて、瓢の動きを阻害する。
―よし! 今!―
足を止めた瓢にゴールネット製の即席投網を投げつける。
ぶわっと空中に拡がったソレは、瓢の体を絡み取ろうとするが……
「くぅ! そんな手にかからんよぃ!」
間一髪躱す瓢。
近くにいた猫小学生をはじき飛ばし、疾走する。
「んにゃぁ~~~」
―む、校庭では被害が拡大してしまう……やはりあそこで決着を着けよう―
シュバ!
瓢の行く先にナイフを投げ、誘導する茉菜。
ソレとは気がつかず、走る瓢。
やがて二人は裏手の林に到達する。
「ひぃひぃひぃ、まだ追っかけてくるよぃ~~~しつこいのは嫌われるよぃ!」
「フハハハ、ご心配いただき、恐悦至極! さあ、追いかけっこにも幕を下ろそう! このナイフ、躱せるかな? 今度のは……ひと味違うよ?」
一際大きな声を上げ、瓢の気を引き……ナイフを2本、時間差で投げる。
シュバ! シュバ!
一本は瓢の髪を掠め、一本は服を破る。
「おっとと! あ、あぶないよぃ~~~ひっひっひ、おしかったよぃ~~~」
後ろ向きのまま走る瓢。
木々の間を駆け抜けようとしている。
「ビンゴ!」
茉菜は唇の端を上げた。
ビシッ! ドガガガガ~~~
「ぶべらぁ!」
瓢は何かにつまずき、地面を転がった。
大木にぶち当たり、目を回している。
「フハハハハハハハ! 前方不注意だね! 最後まで気を抜かない者が勝者となるのさ! フハ……フハハハハハハハハハ!!」
目を回している瓢の前に立ち、高笑いする茉菜。
木々の間、低い位置には一本の縄が張られていた。
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担当ゲームマスター
甲二
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月23日
参加申し込みの期限
2013年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月30日 11時00分
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