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【節分】鬼は外、福は内、本物の鬼は内に有り
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◆
お祭りの時期といえば、かき入れ時。
井野 つばめ
の実家がやっている民宿「伊乃屋」にとっても、それは同じだった。
「それでは皆様、お祭りをごゆっくりお楽しみくださいませ!」
参道前で民宿のお客様を見送るつばめ。この後は父のバンが迎えにやってくるまで、自由行動の時間となる。
しかしそれは、お客様の話。民宿を手伝っているつばめにとっては、自由時間ではなく待機時間だ。
参道の近くで待機していると、いやでもお祭りの様子が目に飛び込んでくる。
冬の寒さを忘れるような屋台の賑やかさに、熱々の大判焼きやたこ焼きに焼きそば、ふわふわの綿あめを手に通り過ぎていく人々。
そういうのばかり目に入ってしまって、次第に胸がうずうずしてきてしまう。
(僕も自由行動したいっ!)
つばめもまだまだ活発なお年頃。お祭りを眺めているだけ、なんていうのはなかなか無理なお話だ。
せっかくのお祭りなのだ、楽しむ権利はきっとつばめにもあるはず。
もしかしてひょっとしたら、父もはじめからそのつもりだったのかもしれないし。
そう思うと、もうじっとなんてしていられなかった。
さっそく屋台でたこ焼きを購入。
「あちっ」
熱さにはふはふとなるのも楽しくて、機嫌良さげにお祭り会場をふらふら。
「おにはそとー!」
お祭りの賑わいの中でも、子どもたちの声はよく通る。
鬼役へ元気いっぱいに豆を投げつける姿に、つばめは去年のことを思い出した。
(そういえば去年は鬼役だったっけ)
もし今年も豆まきに参加するなら、絶対ぶつける方だなと思う。
知り合いが居たら混ぜてもらおうと、とりあえず近くの屋台で豆を買った。
そしてそのまま開封。もう投げる気満々であった。
そんなつばめの横手から、わっと飛び出す鬼役が一人。
「鬼だぞーー!」
トラのパンツにくるくるパーマ、気合の入ったコスプレ姿の
野々 ののこ
だった。
「うわっ!? っとと……!」
たこ焼きを落っことしかけたつばめの様子に、ののこは得意そうにころころ笑う。
「びっくりした?」
「もー、びっくりしたよ! これでもくらえー!」
つばめが豆を投げると、ののこはきゃーきゃー笑って逃げ回る。
そうして走りまわっているうちに、熱々だったたこ焼きはすっかり冷めてしまっていた。
◆
「桜栄先生!」
ほろ酔いでふらふら歩く
桜栄 あずさ
理事長に、
フィリップ・ヨソナラ
は声をかけた。
「ヨソナラ君ね~? こんにちは!
「今日はよろしくお願いします!」
ほわっと笑うフィリップ。彼は今日、理事長と会う約束をしていた。いわゆるひとつの進路相談である。
「よろしくね~。立ち話もなんだし、どこか座って――」
「先生、あそこ席空いてるです」
フィリップが指した先にあるのは、焼きイワシの屋台だ。鬼除けのイワシの頭にちなんでいるのだろうか。
屋台の隣には、パイプ椅子と机の並んだ簡易的な飲食スペースがある。
「お爺さまもお酒好きで、焼いた魚好きなので。先生もお好きかなって」
ほわりと笑うフィリップ。なんにせよ、座って話をするぶんにはちょうど良さそうだ。
それに実は、お祭りにコスプレじゃない本物の「オニ」が居る、なんて話を聞いていた。
鬼はイワシを焼く匂いが苦手らしいし、これで少しでも先生が危ない目にあわないようにできれば。
屋台の席を借りるならと焼きイワシを購入し、二人は席につく。
「ありがとうございます、僕のぶん買ってもろちゃって」
「いいのよ、このくらい。それで今日は――」
「寝子高のこと気になってて、先生のお話たくさん聞きたいですし、僕の話も聞いてほしいです」
こうして話をするのがよほど楽しみだったのだろう。フィリップは少し食い気味だ。
「もちろんよ。それじゃあそうね~、ヨソナラ君が気になってることがあったら、まずは聞かせてくれる?」
「えっと。僕の夢、学科何になるのか知りたいです」
「事前に聞いてた話だと、ブリーダーやトレーナーよね?」
「はい! 犬や動物の仕事をするの、一番の夢で! 中学校の先生は、高校は普通でいいって言いますけど……」
「そうね~、ヨソナラ君の場合は確かに普通科がいいんじゃないかしら?」
「そうなんですか?」
すこし残念そうに首をかしげるフィリップに、理事長は続ける。
「うちの高校に動物のお仕事専門学科はないし、専門的な勉強は高校を出た後になると思うわ。だから高校では普通科がいいと思うの」
理事長はカバンから、クリアファイルを取り出した。入っているのは、トレーナーやブリーダーを目指す人向けの専門学校の資料だ。
「参考になればと思ってもってきたのよ~。よかったら目を通してみてね」
「わ、ありがとうございます!」
目を輝かせて、フィリップはファイルを受け取る。
「えと、学科のことはわかりました。部活は、動物についての部活とか、あるんでしょうか?」
「生物部があるわよ~。活動も色々自由にやってるわね」
「ほんとですか!」
そうしてしばらく、フィリップはまだ見ぬ高校生活について心を踊らせていた。
もっと色々聞いてみたいと思うフィリップだったが、理事長には他にも約束が入っていた。
ちらりと腕時計を見やる理事長に、
「ご用事ですか?」
「実はもうひとり、お話しなきゃいけない子が居るのよ~。そろそろ行かないと」
残念ではあったが、約束があったのではしかたない。それにもう、かれこれ一時間以上は話し込んでいる。
「イワシは食べちゃっていいから」
それじゃと席を立つと、そのまま引き止める間もなくいってしまった。
もう少し引き止めておきたかったが、他に約束があったのでは仕方がない。
(危ないのはよくないです)
それならせめてと、フィリップは理事長を追いかけることにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月25日
参加申し込みの期限
2020年09月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年09月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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