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熱血！ 寝子島不良伝！ ～天帝降臨ッ！ 寝子高最後の日～
【再び、天帝】
「次は……なんだいこりゃ？」
再び、北の穴を突破してきた存在に、天帝は愉快そうに声を掛けた。
「『戦衣着装』……チェンジ・ザ・ストレイト！」
そう言いつつ、突っ込んできたのは風雲児 轟……いや、途中でろっこん『戦衣着装』で変身してきたザ・ストレイトである。
（正直、俺が手も足も出なかった北山より強い相手にどこまでやれるかわからん）
やる気満々で出てきたストレイトであるが、内心は葛藤だらけである。
（だけど逃げるわけにはいかない。倒れる寸前までやれる事はやるんだ！）
その意気やよし！
行け！ 我らがザ・ストレイト！
戦え！ 僕らのザ・ストレイト！
「何だ、次は特撮かい？ 寝子高はびっくり箱だねぇ」
天帝の口調は揺るがない。
「お前たちは島の人間を襲った……。戦う理由は、それだけで十分だ！」
そう言って、独特のヒーロースタイルで構えるストレイト。
「……いくぞ！」
そう言って、飛びかかるストレイト。
さて、それとは別にそれを納める一人の人影があった。
「こんにちはなのだー、寝子高体育科１年９組後木真央なのだ！ 頂上決戦見学に来たのだ。決戦中に状況ねこったーＵＰさせて欲しいのだ。どっちの味方もしないのだ。約束するのだ」
元気よく進入してきたのは後木 真央。
「お、おう」
「せ、せやな」
雑魚不良は目で天帝に助けを求めるが、ほっとけと目が語っている。
「その代わり、邪魔したら容赦ないからな！」
「ほら、ここからだとよく見えるだろ？」
そしてわざわざ場所を用意する不良たち。
「不良さんたち、やさしいのだー！」
「まぁ、あれは見たいよな」
「だな」
なぜか、不良と仲良くなっている真央。
「自分たちばっかり特等席で観戦するのはずるいのだ、真央ちゃんだって決戦見たいのだ」
「外の四天王だってそう思っているだろうぜ」
「まぁ、天帝様の戦いは俺たち滅多に見れないからなぁ。貴重と言えば貴重だ」
そんな事をしゃべっていると、天帝とストレイトが交戦を始める。
縮地の応用か、一気に天帝に迫ったストレイトは、そのままワンツーを決めに行くが、あっさりと天帝にいなされる。
「かゆいな」
「くっ……やるな！」
そのまま、受け止めた手を振り払い、足を払おうとするが、これは、払おうとした足があっさりと相手の足に受け止められる。
「ふっ」
そして、浮いたストレイトの体をはじき飛ばすように、一気に左頬にストレートを打ち込む。
「つっぅッ！」
そのまま後ろに吹っ飛ばされるかと思いきや、ぐっと途中で踏みとどまる。
「よっと」
が、いつの間にか後ろに回り込んだ天帝によって、右肩をぽんぽんと叩かれる。
「な、っめるなぁ！」
ストレイトは天帝の手を弾き、そのままアッパーを打ち込む。
ぱしっ。
そのアッパーは簡単に防がれる。
「かかったな！」
ストレイトはそのまま吹き抜けるように震脚を使った。
そこからの右ストレートに全体重を乗せて、爆発的にその一撃を打ち込む。
とっさに天帝はガードをしたようだが、ややダメージは入ったようだ。
「ほっほう、やるじゃないか」
次の瞬間、天帝は何もしてないのに激痛がストレイトの全身に走った。
「うっ……がっ……はぁ」
見れば、ストレイトのお腹の部分がぼっこりと歪んでいる。
それはちょうど、天帝の膝と同じ大きさである。
「……何が起こってるのだ？ 写真もぼやけて意味ないのだ」
真央がさっぱり分からぬとつぶやく。
「やっぱり天帝様はすげーな」
雑魚不良たちの士気が上がっていく。
「……俺が、見えない？」
呆然とストレイトはつぶやく。
（そのために俺がやる事は勝つ事じゃなく託す事！ だからまず俺が天帝と戦う。皆は奴の戦い方をみておくんだ！）
先ほど、周りにつげて飛び込んだ時のセリフが頭をぐるぐると回る。
自分は役に立てているのか？
味方はこの情報を役立ててくれるだろうか？
（いや、考えるな！ 立て！ 立つんだ！ 攻撃を食らおうと耐える。何度叩き込まれようと意地でも耐え抜いてみせる！）
ゆらりと、ストレイトは構える。
それを待っていたように、天帝はストレイトの頭に一撃を入れた。
誰にでも見えるタダのパンチである。
「ふざ……けん……なっ！」
「いや、これでおしまいだ」
ゆらり、とストレイトの視界が歪む。
吐き気と、目がちかちかする現象がストレイトを襲う。
「守るべき島の人間がいるのに、下がるわけには、いかないからな……！」
だがしかし、その言葉を口にだし、ゆらりと立とうとする……が。
次の瞬間、前のめりに崩れ落ちた。
ストレイトこと轟の意識はここで途切れたのであった。
結局、ストレイトは真央と不良たちに外に担ぎ出され、放置された。
真央は治療できる人が来るまで、結局轟にかかり切りだったという。
「次は……なんだいこりゃ？」
再び、北の穴を突破してきた存在に、天帝は愉快そうに声を掛けた。
「『戦衣着装』……チェンジ・ザ・ストレイト！」
そう言いつつ、突っ込んできたのは風雲児 轟……いや、途中でろっこん『戦衣着装』で変身してきたザ・ストレイトである。
（正直、俺が手も足も出なかった北山より強い相手にどこまでやれるかわからん）
やる気満々で出てきたストレイトであるが、内心は葛藤だらけである。
（だけど逃げるわけにはいかない。倒れる寸前までやれる事はやるんだ！）
その意気やよし！
行け！ 我らがザ・ストレイト！
戦え！ 僕らのザ・ストレイト！
「何だ、次は特撮かい？ 寝子高はびっくり箱だねぇ」
天帝の口調は揺るがない。
「お前たちは島の人間を襲った……。戦う理由は、それだけで十分だ！」
そう言って、独特のヒーロースタイルで構えるストレイト。
「……いくぞ！」
そう言って、飛びかかるストレイト。
さて、それとは別にそれを納める一人の人影があった。
「こんにちはなのだー、寝子高体育科１年９組後木真央なのだ！ 頂上決戦見学に来たのだ。決戦中に状況ねこったーＵＰさせて欲しいのだ。どっちの味方もしないのだ。約束するのだ」
元気よく進入してきたのは後木 真央。
「お、おう」
「せ、せやな」
雑魚不良は目で天帝に助けを求めるが、ほっとけと目が語っている。
「その代わり、邪魔したら容赦ないからな！」
「ほら、ここからだとよく見えるだろ？」
そしてわざわざ場所を用意する不良たち。
「不良さんたち、やさしいのだー！」
「まぁ、あれは見たいよな」
「だな」
なぜか、不良と仲良くなっている真央。
「自分たちばっかり特等席で観戦するのはずるいのだ、真央ちゃんだって決戦見たいのだ」
「外の四天王だってそう思っているだろうぜ」
「まぁ、天帝様の戦いは俺たち滅多に見れないからなぁ。貴重と言えば貴重だ」
そんな事をしゃべっていると、天帝とストレイトが交戦を始める。
縮地の応用か、一気に天帝に迫ったストレイトは、そのままワンツーを決めに行くが、あっさりと天帝にいなされる。
「かゆいな」
「くっ……やるな！」
そのまま、受け止めた手を振り払い、足を払おうとするが、これは、払おうとした足があっさりと相手の足に受け止められる。
「ふっ」
そして、浮いたストレイトの体をはじき飛ばすように、一気に左頬にストレートを打ち込む。
「つっぅッ！」
そのまま後ろに吹っ飛ばされるかと思いきや、ぐっと途中で踏みとどまる。
「よっと」
が、いつの間にか後ろに回り込んだ天帝によって、右肩をぽんぽんと叩かれる。
「な、っめるなぁ！」
ストレイトは天帝の手を弾き、そのままアッパーを打ち込む。
ぱしっ。
そのアッパーは簡単に防がれる。
「かかったな！」
ストレイトはそのまま吹き抜けるように震脚を使った。
そこからの右ストレートに全体重を乗せて、爆発的にその一撃を打ち込む。
とっさに天帝はガードをしたようだが、ややダメージは入ったようだ。
「ほっほう、やるじゃないか」
次の瞬間、天帝は何もしてないのに激痛がストレイトの全身に走った。
「うっ……がっ……はぁ」
見れば、ストレイトのお腹の部分がぼっこりと歪んでいる。
それはちょうど、天帝の膝と同じ大きさである。
「……何が起こってるのだ？ 写真もぼやけて意味ないのだ」
真央がさっぱり分からぬとつぶやく。
「やっぱり天帝様はすげーな」
雑魚不良たちの士気が上がっていく。
「……俺が、見えない？」
呆然とストレイトはつぶやく。
（そのために俺がやる事は勝つ事じゃなく託す事！ だからまず俺が天帝と戦う。皆は奴の戦い方をみておくんだ！）
先ほど、周りにつげて飛び込んだ時のセリフが頭をぐるぐると回る。
自分は役に立てているのか？
味方はこの情報を役立ててくれるだろうか？
（いや、考えるな！ 立て！ 立つんだ！ 攻撃を食らおうと耐える。何度叩き込まれようと意地でも耐え抜いてみせる！）
ゆらりと、ストレイトは構える。
それを待っていたように、天帝はストレイトの頭に一撃を入れた。
誰にでも見えるタダのパンチである。
「ふざ……けん……なっ！」
「いや、これでおしまいだ」
ゆらり、とストレイトの視界が歪む。
吐き気と、目がちかちかする現象がストレイトを襲う。
「守るべき島の人間がいるのに、下がるわけには、いかないからな……！」
だがしかし、その言葉を口にだし、ゆらりと立とうとする……が。
次の瞬間、前のめりに崩れ落ちた。
ストレイトこと轟の意識はここで途切れたのであった。
結局、ストレイトは真央と不良たちに外に担ぎ出され、放置された。
真央は治療できる人が来るまで、結局轟にかかり切りだったという。
シナリオ
シナリオデータ
- 担当ゲームマスター
- 前回シナリオ
- シナリオタイプ（らっポ）
-
- ブロンズシナリオ（100）
- グループ参加
-
- なし
- シナリオジャンル
-
- 学校生活
- コメディ
- バトル
- 定員
-
- 30人
- 参加キャラクター数
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2013年09月15日
- 参加申し込みの期限
-
- 2013年09月22日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2013年09月22日 11時00分
