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唐突な使命
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――木天蓼大に行け。芸術学部だ。既に手配はしてある。
それが姉の最期の言葉だった。
その言葉に導かれるように寝子島に移り住んだ、ほんの3日後のこと。
高城 隆弥
の耳に飛び込んできたのは、姉が交通事故で死んだという報せだった。
嘘だろ、と高城は手にしていた携帯電話を落とす。
地に落ちた受話器の向こうから姉の死を告げた警察が必死に呼びかけるが、その声は高城には届かない。
(嘘だろ? 交通事故? あの姉さんが?)
まず考えられなかった。決して事故を起こすような運転はしなかったし、助手席に座っているときは運転手からハンドルを奪ってでも危機を回避するような人だった。
姉と一緒に乗っていたのは、姉の恋人。しかしその二人の間柄がもはや形だけということは、高城は何となく察していた。
(……姉さんは事故で死んだんじゃない。わざと事故を起こして自殺したんだ)
でも、なんで?
抱いた疑問のその答えは、多額の保険金という形で高城の前にあらわれた。
彼に両親はいない。姉と二人で暮らしていた高城家では、姉が死ねば自然とその保険金は彼のもとへと流れてくる。
「……なんでだよ……」
今まで見たことないような額が通帳に振り込まれているのを見て、高城は肩を震わせずるりと崩れ落ちるように座りこんだ。
ぽた、と印字された文字を塗りつぶすように涙が一滴通帳に滲む。
「くそっ、なんで姉さんが死なないといけなかったんだよ!」
通帳を地面に叩きつけると、高城は悔恨の念に駆られ無意識に両の拳をごつんと打ちつけた。
次の瞬間、ふっと意識がかすかに揺らいだかと思えば、右腕に強烈な違和を覚えた。
「ん、なんだ……? な、なんだこれは……?」
自らの右腕に突然現れたのは、逆三角形の金属製の盾だった。それは手から肘先を覆うほどの大きさで、まるで西洋の騎士が装備していたかのように重々しく鈍い光を放っている。
この島で不思議な現象が起こっているということは耳にしていた。自分の身に「それ」が発現したとき、彼は無意識のうちに確信する。自分にもその「力」が目覚めたのだと。
盾。それは誰かを守るためのもの。
「なんだよこれ……盾って……なんで……」
誰かを守る力を手に入れた高城に、しかしもう守るべき存在はいない。
その皮肉めいた顕現に、高城の悔恨の念は更に加速していく。
「なんでこんな……遅いんだよ今さら! 今さら何かを守る力を手に入れても!」
遅いんだよ……。
もう姉さんはいないのに。
――自由に生きろ
力なくうなだれた高城の耳に聞こえてきたのは、懐かしい姉の声。
そうだ、木天蓼大に行けと言ったあのとき、続けてそう姉は告げたのだ。
「姉さん……」
うつろな目から大粒の涙を流しながら。
それでもその声に従うように、高城はゆっくりと立ちあがった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月16日
参加申し込みの期限
2013年09月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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