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白いハコニワ~ホワイトアウトな白昼夢~
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「だからぁ~、聞いてる、天利さ~ん?」
「うん、聞いてる聞いてる」
三折部 朝衣
は
天利 二十
と混浴風呂につかりながら、月見酒を決め込んでいた。
「あー、それ聞いてないヤツじゃ~ん」
完全に大トラである。
「聞いてるって、アレだろ、最近役所の仕事が忙しくて残業ざんまいで彼氏にも振られそうで」
聞くとはなしに聞いていた朝衣の話を天利が簡単にまとめる。
「振られそうまでは言ってな~い! ちゃんとコミュニケーション取れてますぅ~SNSとかで~!!」
彼女の名誉のために言っておくと、朝衣は決して酒に弱い方でも、飲み方を知らない方でもない。
ただ。この日はちょっと疲れていた、それだけなのだ。社会人にはよくある話である。
「……SNSねぇ」
呆れ顔でため息をつく天利。それを見た朝衣がまた憤慨した。
「あー、バカにしたー!! そういうのでコミュ取れてると思い込んでても結局は意味ないんだよなぁ的にバカにしたぁ~!!」
「してないしてない、バカにはしてない」
天利は慌てて首を振るが、もはや何の意味を持たない。何しろ、天利は朝衣の話を聞いていないし、朝衣は天利の反応を見てないのである。
まあ、これもまた、社会人の酒飲みにはよくある話だ。
☆
「あれ……ここどこ?」
羽生 碧南
はふと立ち止まった。さきほど天利を放っておいて駆け出してから、闇雲に旅館の中を走っていたが、どうも道に迷ってしまったらしい。
「ええ……っと」
どこをどう走ったか覚えていないのだが、いつの間にかどこかの和室に入り込んでしまったようだ。
「おかしいな……」
それにしても、と碧南は思う。
「私、ふすまを開けた覚えすらないんだけど」
強いていうなら、廊下を走っていた次の瞬間、和室に飛ばされた感じだろうか。さっき、脱衣所から浴場へと入った時の違和感に似ている。
「そっか……何か……夢のなかで、操作してる……されてるんだ」
この旅館が夢の中であることを、碧南は知っている。夢の中なら時間や空間的な繋がりがないことは珍しくもない。ただ、あまりにリアルに感じられる感覚のせいで、頭が混乱するのだろう。
そこに、がらりと襖が開いてひとりの男性が現れた。
夜海霧 楓
だ。
「……そうだよな。夢なんだから、リアルな旅館に固執する必要はなかったんだ」
楓もまた、旅館の全体像を掴もうとあちこち調べ回っていたが、その内に整合性のある探し方にこだわる必要はないことに気付いたのだ。
「なるほど……夢の中なら自分に都合のいい展開も望み放題……というワケ、か。理論的なような、そうでないような」
その後ろから
八神 修
が続く。
この夢の中からの出口を探していたのだが、なかなか見つからなかったところ、楓の『どこでもいいから客の目につきにくいところ』を探すという思い付きでこの部屋に至ったというわけだ。
あくまで理論や理屈で謎解きを行う修と、生還するという結果のためになら手段は問わない楓との違いが出たのだろう。
入ってきた男子高校生ふたりを比べ見てから、碧南は改めて部屋を見渡した。広いが、旅館の他の場所に比べて手入れが行き届いていない印象の和室。
「ここは……」
碧南の呟きに応えるように、また別の襖が開いた。
「あ……」
そこには、旅館の女将が立っていた。足元には、数匹の白猫。
「……最初、あんたはただの案内人かと思っていたんだが」
楓が口を開いた。無言の女将に対して、続ける。
「どうも、その弱り方を見ると、この夢を支配しているのは、あんた自身ってことのようだな」
「え?」
碧南は、女将が弱っているという楓の言葉に女将を改めて見ると、確かに女将の呼吸が荒い。それに、足元の白猫も、あまり元気がない様子だ。
その猫の様子に、修も黙ってはいられない。
「猫たちまで……この旅館、この夢が女将と猫たちと連動しているということか?」
部屋の中央まで進むと、女将はあらためて三人にお辞儀をし、ゆっくりと口を開いた。
「はい……この夢、白猫……この旅館は、あたくしそのものなのです……そして……もうすぐ、最期の時を迎えようとしています」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月13日
参加申し込みの期限
2020年07月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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