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白いハコニワ~ホワイトアウトな白昼夢~
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北条 冬華
は廊下を歩いていた。
「思い出しました、ここは前にも夢で来たことがありますよね……」
突然旅館の前に立っていたのには驚いたが、よく見ると以前来たことのある温泉旅館で、しかもそれに気づいたことによって、これが夢であることも早々に理解してしまった。以前と同じであれば、おそらく生命の危険はない。
「でしたら、楽しまなくてはいけませんね。ここはせっかく温泉も良いことですし」
部屋に備え付けられていた入浴道具を木製のたらいに入れてぱたぱたと廊下を進む。
歩くたびに豊かな胸部がゆさゆさと揺れて、なんとなく周囲の視線を感じるが、まあ慣れっこだ。
「そういえば……」
何とはなしに以前ここにきた時のことを考えていた冬華は、あまりに鮮明に思い出してしまい、立ち止まった。
「……」
何だかイロイロな成り行きをもって、他に温泉に来ていたメンバーと共に揉みくちゃにされて。
「しかも……」
しかもその姿態を、突然混浴になったために幾人かの温泉客に見られてしまったのだ。思い出すだけで頬が朱に染まる。
「こ、今回は大丈夫です……きっと」
根拠のない推測を基に顔を上げる冬華。その視界の端に顔見知りが映ったことに驚き、反射的に声をかけてしまった。
「……あら」
御剣 刀
だった。
「ああ、北条も来てたのか、偶然だな」
「刀さんこそ」
冬華は御剣の隣の天利に軽く会釈する。お互いにどこかで見かけたような気もするが、さほど交流もない間柄には無難な対応だろう。改めて冬華が目をやると、浴衣の裾からも刀がすでに汗ばんでいることがわかる。
「またトレーニングですか、よく飽きないものですね」
「ははは……鍛錬に飽きるということはないなぁ。でも、汗は結構かいたから早めに流したいなあ」
何となく三人で並んで歩くと、浴場はすぐそこだ。男湯、女湯、混浴と分かれている。
「あれ……前はたしか」
呟く冬華。以前は時間で勝手に男女混浴が入れ替わったことを思い出したのだ。それと同時に、その時に起こっていたことを再び思い出して赤面してしまう。
「……どうした、北条?」
そんなことを知りもしない刀は冬華の顔を覗き込んだ。冬華は思いのほか自分の顔が紅潮していたことに気付いて、慌てて喋りだす。
「あ、あわわわなんでもないです。そ、そうだ刀さんせっかくですから一緒に入りましょう、ちょうど混浴もあることですしそうしましょう」
自分でも何を口走っているのか分からない冬華だが、その申し出に面食らった刀もまた何も考えずに返答をしてしまう。
「ああそうだなそうしようかいいぞせっかくだしな」
「え?」
展開についていけない天利の驚きを無視して、二人は混浴ののれんをくぐる。
「あ、もちろん変な意味じゃないですからね」
「ああ、そりゃそうさ。ただ風呂に入るだけだからなよし行くか」
平静な顔をしながらしっかり混乱している二人は、そのまま脱衣所に入っていってしまった。話が読めなくなった天利は、その場にひとり取り残されるのだった。
「え……ちょっと、どういうこと?」
☆
「まあ……闇雲に探しても手掛かりは見つからないよな」
八神 修
はひとり呟いた。この温泉について何か手がかりはないかと調べ始めてみたものの、これといったものは見当たらない。
「……ふむ、どうにも謎めいている。しかしこうして招待されている以上、何かの理由が……」
廊下の隅に立って温泉客の流れを見ていた修は、ふと浴衣姿の一人に目をとめた。
夜海霧 楓
だ。他の温泉客に紛れてはいるが、その視線はバカンスを楽しんでいる者の鋭さではない。警戒を怠らず、僅かなほころびも見逃さない――そんな目つきだ。
「やあ、そちらも突然呼び出されたクチかな?」
軽く上げた手と共に爽やかな挨拶をする修。楓は修を視界の端に置いたまま旅館の様子を探っている。
「ああ、まったく迷惑な話だぜ――こちとらさっさと帰らなきゃならねぇってのに」
苛立ちと共に吐き捨てる楓。その様子が自分とはいささか違うことに修は気付く。
「……何か用事の途中……とでもいったところかな。俺はここに来る直前は自室にいただけだから、さほど焦るような事情もないんだが」
ここに来る直前の状況が人によって違うなら、自分達が呼ばれた理由にも見当がつくかもしれない。二人は問題ない範囲でお互いの状況を照らし合わせた。
しかし楓は実際にはあまり直前のことを思い出せないでいる。何となく、寝子島駅にいたこと、大勢の白猫に囲まれたことが、脳裏に浮かぶ。
「あと……アレだ、なんてったっけ、探偵のおっさん……と、その、娘だったか……?」
「探偵……天利さんかい? 娘さん、フィリアさんか。また来ていたのか……」
修は以前、天利の娘のフィリアと会ったことがある。父親を探しに来たフィリアに寝子島を案内してやったのだが、その際に天利からフィリアについての話も聞いていた。
「この前のは本物だったか分からない、という話だったな……今回はどうなんだ……?」
一人考え始める修に、楓が話しかける。
「何か、知っているのか?」
「知っている、というほどじゃないが……それに、この温泉に招待された理由になるかは分からない」
修は天利がフィリアから逃げ回っていた顛末を話すと、楓はあからさまな呆れ顔を作った。
「はん、なんだそりゃ。こないだは逃げ回って、今度はプレゼントに悩んでか……まあいい。とにかくここを出ねぇとな……」
楓はまだどこか呑気に構えている修を残して、一人廊下を歩き始める。それを修が追った。
「それはそうだが、闇雲に歩き回ってもな……何かアテはあるのか?」
「アテなんざねぇよ……だがよ、ただ温泉に招待してのんびりさせてぇだけなら記憶を奪う必要はねぇだろ。……つまり何か目的があるってことだ。まずはこの旅館の全体像を掴むところからだ」
旅館に来る直前まで行動を共にしていた筈の少女の姿が、ここにはない。楓は徐々に募る苛立ちを隠すこともせず、廊下をずかずかと歩く。
「こんなところはさっさとオサラバして、お嬢のとこに帰らせてもらうぜ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月13日
参加申し込みの期限
2020年07月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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