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白いハコニワ~ホワイトアウトな白昼夢~
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「月……」
恵御納 夏朝
と
八神 修
はいっとき言葉を失う。
なるほど、確かに島の人間ではあるまいと思ったが、まさか月から来たとは思わなかった。どうコメントしたものかと思案していると、ミコの言葉にいち早く反応した
綾辻 綾花
が話に割って入ってきた。
「ミコ……? 月から来たってことは……あなたがミコなの!? 本当に!?」
ミコは以前、銀色の光の姿で寝子島に来たことがある。月から落ちた『モチ』と呼ばれるモノを追って、金色うさぎ達に彼女自身も追われながら寝子島を舞台に大捕り物を繰り広げたのだった。その時、地上で活動するために何人かの住民に憑依していたのだが、特に何度も憑依していたのが綾花だった。
「私、綾花……名前で言って分かるのかな……前は言葉で意志疎通したワケじゃないし」
その事実をどう伝えたものかと綾花が混乱していると、ミコの表情が一気に明るくなった。
「アヤカ……アヤカ、なのですか? アナタが」
どうやらミコの方にも綾花の印象はあったようで、まるで母親を見つけた迷子の子供のように、ミコは笑顔を見せた。
「そうだよ……ああ、言葉が通じるの嬉しいなあ! それで……ここは」
キョロキョロと辺りを見渡す綾花。いつか来た温泉旅館。現実ではない、夢の中だ。そのことを明確に思い出した綾花は、ミコの手を取る。
「夢の中……みたいだね、前は特に害はなかったからきっと大丈夫……目が覚めたら寝子島はすぐ案内できるから……ええと」
綾花は修と夏朝に視線を送る。ふたりと話していたところに割り込んでしまった形だ。その様子を見て修が口を開く。
「ああ……こちらは気にしないで。知り合いといた方が落ち着くだろう」
夏朝もそれに同意した。
「うん……それがいいよ。僕も、少しゆっくりしたい、し」
ここに来てから、夏朝の体調が優れない。どうにも頭が痛く、思考がまとまらない。女将にもう少し話を聞こうかと思ったが、ミコと綾花の話を聞いている内に、どこかに行ってしまったようだ。
「大丈夫か、恵御納。無理せずに少し部屋で休んだ方がいい」
「うん……そうした方がいい、かな……温泉もあるしね」
修の提案に頷く夏朝。そのまま、客室へと足を運ぶ。
綾花もミコを連れて温泉に向かうようだ。ひとしきり白猫たちを構った修も、行動を開始するのだった。
「ここに来たのも何かの縁だ……来たからには、何かできることをしないとな」
☆
「ふう……」
温泉に肩まで浸かった
彦生 名瑠
は深くため息をついた。長い髪を後ろでまとめて周囲を見渡すと、見晴らしのいい露天風呂の中には自分以外にも客のいることが分かる。
「せっかくの温泉だし、楽しまないと損だよねえ~」
ここは男湯だ。中性的な見た目でよく女の子と間違えられるが、中身はしっかり男性である。
「とはいえ……楽しむ対象が少ないなぁ~」
名瑠はこの外見でなかなか特殊な趣味を持っている、名瑠は骨格フェチなのだ。しかも特に手足の骨格大好きというこじらせっぷり。
ただ、気に入った対象があったからといって、許可なく触れたりすることはないので、まだ程度のいい変態ということができるだろう。
「なんか勝手に失礼な評価を下された気がする……」
それはともかく、他の客の中になかなかいい観察対象が見当たらなかったので、名瑠は面白くないのである。
「う~ん。温泉旅館はすごいエモくていい雰囲気なんだけどなぁ~」
どうもここでは大した収穫がない気がする。こういう時のハンターのカンは確かなのだ。
「よし、河岸を変えよう」
ざばっと勢いよく湯船から出て、上がり湯を浴びて男湯から出る。
その際、他の男性客を複数驚かせてしまったが、まあ気にしない。
「さて……」
着替えた名瑠が廊下に出ると、向こうから男性二人が歩いてくるのが見えた。そのうちのひとり、その手首と指先に目が釘付けになった。
御剣 刀
である。浴衣姿で
天利 二十
と並んで何やら談笑している。
「いやあ、天利さんはもうちょっと運動した方がいいよホント」
「そうは言うがね、学生さんと一緒にされちゃ困るのさ。年の差ってものを考えてもらいてぇな」
どうやら何やら運動をしたあとらしい。タオルを持つ刀の手の甲にしっとりと汗が伝う。
「いやあ、鍛えていれば関係ないよ。いきなりこんなとこに飛ばされたってことはさ、これから何かあるってことだから、ちょっと調整しとかないと」
「ん……いきなり……そうだったか?」
天利はもう1ヶ月もここに逗留しているかのような馴染みっぷりだ。その返答に刀はキョトンとしている。
「んー。ここにくる直前も天利さんと一緒にいたような気がするんだよねー……あ、そういえばさ、娘さんに今度はいつ会うの?」
「ん……娘……ん、なんだっけ……?」
「あれ……そんな話してなかったっけ……気のせいかな……?
どうもふたりの記憶と会話が噛み合っていないらしい。その刀の後ろから、浴衣から覗く手先をじっと眺める名瑠。
「……いい……」
決して華奢ではなく節だっているが、余計な贅肉がなく絞り込まれた身体と同様に、刀の指先はすらりと伸びている。そこに剣道特有の握りダコがアクセントを加えている。さらに手の甲のゴツい曲線が手首の尺骨の関節円板でぷっくりと膨らんで……。
「すごく……いい……」
後ろから特殊な視線を注がれていることに気付かないまま、刀は天利と共に温泉に向かうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月13日
参加申し込みの期限
2020年07月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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