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【星幽塔】第三階層 黄金砂漠には砂行く船
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「居住区があるんだね!?」
恵御納 夏朝
の熱を帯びた声が青空を渡る。翼持つ老馬と共に『土の竜』のもとへと向かう旅に同行していた巨鳥のかたちした妖精の背の上、夏朝は怒りに燃える栗色の瞳を艦橋内に蠢く竜の尖兵たちに向けた。
(許さない……)
以前、『土の竜』の顎に於いても戦ったことのある敵を見据える瞳は鋭い。
(ここで殲滅する!)
今にも巨鳥の背から飛び降りてしまいそうな夏朝の右手を、温かな手が優しく強く握りしめた。
「まだ間に合います」
てのひらの温度と同じほどに温かく、それでいて断固とした意志を帯びた声に励まされ宥められ、夏朝は小さく深呼吸をする。
「衛藤さん」
逸る心をどうにか抑え込もうとする少女の肩を叩き、寝子島では看護師の職に在る
衛藤 まりえ
は静かに笑んだ。身に着けた母の形見の指輪を反対の掌で包み込む。この不思議の塔を訪れた際、常からお守りにしている指輪には癒しの光なる不思議の力が宿っている。
「一緒に、助けましょう」
星幽塔を訪れるのはこれが初めてで、母の形見に宿った星の光の力の多寡は知れない。だからこそ、普段から慣れ親しんだ救命処置に必要な医療道具や医薬の入った斜め掛けの革バッグを用意してきた。
巨鳥の翼が巻き起こす風にローズブラウンの髪をなびかせ、纏った白いローブの裾をはためかせ、まりえは現実世界では見たこともない巨大な『船』を見る。
『土の竜』の胎内にあるという『絢爛たる土の都』に向かう旅の途だった。『土の都』で竜の仔と共に住まうという土の精霊のただひとりの生き残りだという子供のもとを訪う予定だった。
想定していた状況とは違う戦いに巻き込まれはしたけれど、想定外の事態は勤務している救急医療の現場でもよくあること。
「諦めてはいられません」
凛と『船』を見つめる小麦色の瞳の明るさに、夏朝は一度小さく頷いた。
「うん、……諦めてたまるか!」
──きっと居住区の奴らももう全滅してる!
艦橋で船員が叫んだ言葉を耳にしたときから蒼白かった少女の頬に血色が戻るのを確かめ、まりえは大きな瞳を淡く和ませる。
「さあ、行きましょうか……!」
巨鳥の背にひとまず落ち着く夏朝の後ろ、長い黒髪が風に暴れるのも構わず、
吉住 志桜里
が揺らがぬ体幹で立ち上がった。巨鳥の背と艦橋の距離や高度を確かめ、栗色の瞳に危険な光を煌めかせる。
志桜里にとって、星幽塔での仕事は二度目となる。
一度目は蛇竜の討伐だった。
二度目は──
戦の気配を感じた肌がざわりと総毛立つ。体温が下降し上昇し、うなじのあたりをざわつかせる。
人生は冒険だ。
星幽塔に於いて、それは文字通り。今だって、巨鳥の背に立ち、魔物を前に胸を高鳴らせている。戦いを前に心臓の音を体中に轟かせている。
「腕が鳴りますね……!」
言うなり、志桜里は跳んだ。夏朝とまりえの呼び声を背に、巨鳥の背から艦橋の端に降り立つ。ガン、と派手な音を鳴らして立った大柄な女の姿に、船長たちだけでなく尖兵たちも目を向ける。
「居住区の場所を!」
艦橋の屋根にしがみついた巨鳥の背から滑り降り、梯子を伝って降りてきた夏朝が船長に声を放つ。
「ごめん、僕たちは居住区に向かう!」
「その扉抜けたとこの昇降機を使うのがここからだと早いね」
詫びる夏朝に快活な笑みさえ浮かべて応じて、船長は弾切れした短銃をズボンのベルトに捻じ込みつつもう片手の剣で艦橋内の尖兵たちを示した。
「向かうにしてもあの化け物共の中突っ切んなきゃなんないよ」
「それでも!」
手にした戦輪をきつく握る夏朝の背に、後から追うてきたまりえのてのひらが触れた。
「うん、行くよ」
「大丈夫、一緒に行きます」
まりえの声にも力を得て、夏朝は力強く床を蹴った。手にした戦輪を大きく振り回し、群れる尖兵たちを牽制する。
夏朝が振り回した戦輪の動きに惑わされた尖兵たちの間に、刃の着いた盾を構えた志桜里が躊躇なく突っ込んだ。
「突破します!」
自身よりも大きな尖兵たちを盾で押しのけ弾き飛ばし、強引に扉までの道を拓く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年06月18日
参加申し込みの期限
2020年06月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年06月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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