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まさか本日のテーマが、ドタキャンということもないでしょうが。
「おっせえ!」
赤のボタンを指先で叩きます。
画面のなかでは剣と盾を持った主人公が、最後の一撃を大型ボスにブチ込んでいるところ。
大型ボスは「ぐおー」とか叫んでバラバラに砕け散りました。さらに天空から降ってきた魔法の玉を、えいやと剣で砕いて、はい、終了。
「俺を待たせるなんて……ゲームクリアしちまったぞ!」
工藤 耀
はイライラとしながら、画面に流れるスタッフロールを読むでもなく眺めていました。
ここは駅から少し離れた場所にあるゲームセンター、最新機種から骨董品まで、日本アーケードゲーム史を一望できるような多様なるラインナップを誇るお店です。
耀の苛立ちは、ゲームの出来には関係ありません。いや、むしろレトロゲームといいながら爽快なこの作品には、そこそこ満足しているのです。問題は、待チ人来タラズなこの状況なわけで……。
――ドタキャンじゃないだろうな……。
ついつい、そんな疑いすら抱きつつある耀なのでした。次は、対戦型格闘ゲームでもやって時間をつぶすとしましょうか。
「ん? あれは……」
このとき彼の視線の先に、立ち話する二人連れの姿が目に入ったのです。
どこか見覚えのある彼ら、なにか話しているようですが……?
ここでカメラの視点を動かして、二人連れの会話に焦点を当ててみましょう。
「あれ、鷹取じゃん?」
「おやまあ、霧生くん」
相対する二人は、
霧生 深雪
と
鷹取 洋二
でした。
ぱっと花が咲いたような対面でした。
端正という言葉を、そのまま擬人化したような顔立ちの深雪、すっとした目鼻立ちに涼やかで薄い唇がクールです。
対する洋二は美形といえば十分美形なのですが、ぼわんとボリューム感のあるワカメ頭に眠そうな目が、独特の存在感をかもしだしております。
「きょろきょろして、誰か探してるのか?」
「ふっ、僕はいつも運命の人を探しているのさ」
「そういう冗談、いいから」
「霧生くんは手厳しいなあ」
呆れた口調ながら深雪の口元には笑みが、やはり洋二の口元にも笑みがありました。
彼らは同じ音楽専攻、いつも遊んでいる同士ではありませんが知己ではあります。
「会長とここに遊びに来てたんだがねえ。どうも彼、どこかへ消えてしまって……見なかった?」
「ああ、生徒会長な。いや、見かけなかったが」
「霧生くんこそ人捜し中のようだけど」
「そっちと似たようなもんだ。一緒に買い物に来てたやつが行方不明」
深雪は肩をすくめました。
「はぐれた同士というわけだねえ」
「そのようだ」
そこに、ひょいと片手をあげて耀が加わりました。
「霧生先輩と鷹取先輩……」
誰? という顔をする洋二に深雪が答えます。
「えっと一年の工藤だっけ?」
「そっす! 体育科10組の工藤耀! こんなところでお二人にお目にかかれるとは光栄です」
「光栄もなにもただの先輩だろうに」と深雪、
「はっはっは、友達に自慢していいよ」これは洋二、
それぞれ反応はまるっきり反対だったりします。
「ちらっと聞いちゃったんですけど、お二人とも連れとはぐれられたご様子。俺も待ち合わせ中です。でも全然来ねー。待ちぼうけって感じ」
それは気の毒に、という洋二に耀は言います。
「……そうだ、先輩。ちょっと俺の相手してくださいよ! 対戦ゲームやろうにも、CP相手じゃつまんないんすよ」
「僕は格闘ゲームは下手だけど、音楽系のゲームなら得意だよ。ギターのやつとか。霧生くんは?」
深雪はなんとなく渋い顔をしました。
「ゲーセンか……俺、あんま行かねぇんだよなぁ」
「でもただ立ってたって暇じゃないすか? ここ結構人通るし、歩くより見つかるかもしれねーッスよ」
退屈していたものですから、耀の誘いは熱心です。
「といっても……」
このときふと、深雪の目がクレーンゲームに止まりました。店の前にずらっとならんでいる大型の筐体です。
「あっ可愛い……」
ぽつりとつぶやいた彼の言葉は、クレーンゲームの景品であるペンギンのぬいぐるみに向けられたものでしょうか。それともパンダ? あるいはヒヨコ? いずれにせよファンシーなものであるのは間違いなさそうで。
「べ、別に可愛い物好きなわけじゃねぇから!」
隠すように早口でそう告げると、深雪は早足で店内に入ったのです。
「ま、ほんの少しな……」
と言いながらもいそいそと、深雪は店内の両替機を探すのでした。
これを見て洋二も上気したように言うのです。
「よし、じゃあ僕らは音ゲーで対戦しよう。太鼓のやついこうよ」
「そりゃいい! どんなゲームでもかかってこいッス!」
さあ、バトルがはじまろうとしています。洋二と耀のバチが火花を散らすことでしょう。
「うん……ちょっと鷹取先輩、待って下さい」
振動を感じて耀がスマートフォンを取り出すと、友人からのメールが来ておりました。
来れないという内容……来週だと思って用事をいれてしまった、とのことでした。
「……」
「どうしたんだい?」
「……大したことないッス」
――やっぱドタキャンかーー!!
今なら、最高得点くらいやすやすと出せる気がする耀なのです。
洋二と耀のバチが火花を散らすことでしょう。
とりわけ耀のバチは、孤高と哀愁の乱れ打ちを聞かせてくれるに違いありません!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月10日
参加申し込みの期限
2013年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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