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【大晦日】自由に過ごしたり猫になったり鳥になったり鼠退治(略
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「う……ん……」
目を覚ました
深林 真瞭
の耳に、潮騒の音が聴こえてくる。ベッドから起き上がってカーテンを開けると、白い砂浜と青い海が視界一杯に広がっている。
「綺麗……」
ハワイに来てからもう3日目だが、何度見ても見惚れてしまう。寝子島の海も綺麗だが、何と言うか、透明度に差を感じた。
「りさちんを誘って来て良かったな」
11月の初めに、ハワイの別荘に来ないかと友人の演奏家に誘われた。プロのヴァイオリニストとして所属していた楽団を辞め、色々と疲れていた為に心配してくれたようだった。その厚意に甘えることにした真瞭は、仕事で疲弊していた
深倉 理紗子
も誘ったのだ。
『パスポート、まだ期限ある?』
『まだ2、3年残ってるけど……』
『じゃあ、年末はハワイへ逃亡するよ』
と、誘ったというよりは無理矢理連れてきたと言ってもいいかもしれないが――
「あ、おはよう、まーちゃん」
そんなことを考えていたら、背後から理紗子の声がした。半身を起こした彼女は、パジャマ姿で微笑んでいる。
「おはよう。今日は海で遊ぼう!」
別荘で水着に着替えると、ウォータープルーフの日焼け止めを塗って、海色のビキニにハイビスカス柄のパレオを巻いた理紗子は、濃い青のビキニを着た真瞭とビーチに出た。敷いたシートの上に座り、海を眺める。夏の太陽の下で大晦日を迎えるというのがちょっと不思議で、心地良い。
(まーちゃんに連れてきてもらって良かったわ)
11月当時はいきなりで驚いたけれど、勤務医として精神的な疲れが取れない理紗子は、真瞭と手と手を取り合って現実から逃避行することにした。到着したのはワイキキから車で40分ほど離れたところにあるラニカイビーチに面した、オーシャンビューの別荘で、1週間をここで過ごす予定だ。
(昨日も一昨日も楽しかったわね)
気の向くままに二人であちこち見て回ったり、別荘でのんびりしたりして、久しぶりに「楽しい」という感情を覚えた。そして今も、清々しい気持ちに包まれている。
「天国の海……って、言うけど、天国よりも素敵な海ね」
彼女の隣では、真瞭が海の美しさに心を現れていた。
(『天国の海』と呼ばれるだけあって、見ているだけで癒しになるわね……)
去年の今頃は、所属していた楽団でジルヴェスターコンサートの真っ最中だったのを思い出す。物凄いプレッシャーがかかっていたあの時とは、それこそ天国と地獄くらいに差がある状況だ。
この一週間は、憂鬱なことは何も考えず、楽しいことだけをして過ごそうと、真瞭は立ち上がった。
「泳ごう!」
とびきり明るく言って、理紗子の手を取る。
「え? う、うん」
海に見入っていた理紗子は、不意の言葉に少し戸惑ったが真瞭に引っ張られる形で海に向かった。
「行くよ!」
二人で海に飛び込み、一気にびしょ濡れになった後はふざけ合いつつ水を掛け合ったり泳いだりした。真瞭は、水の冷たさと太陽の暑さの相反する感触を楽しみつつ、解放感に浸った。
(あー、気持ちいい……)
ずっと泳いでいたい、と真瞭は思った。
「……あら?」
真瞭の姿が見えなくなり、理紗子は慌てた。遠くまで泳いで行ってしまったのだろうか。
「まーちゃん、どこなの? ……きゃあっ!」
足を引っ張られて海の中に引きずり込まれ、混乱する。一瞬、怖い、と思ったが、何が足を掴んでいるのか目を開けて確認すると、悪戯っぽい笑みを浮かべた真瞭がそこにはいた。
(まーちゃん……)
安心すると同時に仕方ないなあという気分になって、理紗子は微笑んだ。そのまま、二人は適当に息継ぎを混ぜつつ海中散歩を楽しんだ。
(ねえ、あの貝殻すごい可愛い)
(ほんとだ! あ、あそこに魚がいるわ!)
指差したり、目を合わせたりして意思を交わしながら海の中を楽しむ。二人とも29歳のアラサー女子だということをすっかり忘れて、子供みたい無邪気にはしゃいだ。
「はー、疲れたねー」
「うん。でも楽しかったわ」
理紗子はビーチに戻って、シートの上で仰向けになる。
(こんな風にリラックスできたの、本当に久しぶり……)
不意に涙が出てきて、頬を伝う。そっと伸びてきた指が、それを拭った。
隣を見ると、真瞭が優しい笑みを浮かべていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
56人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月10日
参加申し込みの期限
2020年05月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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