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そうだ、下着を買おう!
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【勝負下着って何だっけ】
『セール たのしみ』
小山内 海
が、ステッラ・デッラ・コリーナの二階へ上がる途中にそう書いた。
ノートのたぐいを抱えているのは、海だけではない。
桜 月
も、服のデザインをしている最中に下着のデザインも浮かんだというので、デッサンに使うノートを持参していた。
皆、放課後に一度帰宅して、着替えをしてから集まった。
色白の月は、黒のゴシックロリータ姿で、日傘を持っている。
(ブリジットさんのドレスは良い物だ。着こなしも流石だ)
服のデザインを気にかけてしまう月の目にとまったのは、
ブリジット・アーチャー
だ。
この日、ブリジットは青系のカジュアルドレスを着ている。
見る人が見ればわかる、有名なブランド店のものだ。
(ブリジットさんは、青が似合うな)
今日は皆で、オーダーメイドの下着を注文しに行く。
ブリジットは、いつもひいきの店でしかオーダーしないのだと言っていたが、皆が行くならとついてきた。
「今日はよろしくお願いします」
北条 冬華
が月に話しかける。
「こちらこそよろしく。北条さん」
「私、普段はこういうところには来ないのですが、綺麗な下着というのに興味があって……」
「僕もー! オーダーメイドなんでしょ? すごいの作らないと!」
やけに気合いの入っている円が、ぐっと拳を握ってみせた。
女子の集団から一歩下がって、
御剣 刀
が歩いていた。
今日の刀は、荷物持ちだ。
星ヶ丘のホテルで買い物をした後、ホテルのレストランで食事をとる予定でいる。
(ここのレストランには興味があったんだよな)
持ちきれないほどの大荷物にならないことを願って、刀は大人しくついてきていた。
「ここか?」
皆のお目当てらしい店の前に着いた。
「待合室があるそうなので、そこで待っていてくださいね」
冬華に言われて、刀はうなずく。
(ここはドレスを扱っている店なのか。すごいな)
ドレスなんて普段着るようなものでもないだろうに、わざわざ買いに来るなんて、さすがは星ヶ丘だと思う。
(荷物がかさばりそうだな……)
「じゃーねー、行ってきまーす!」
『のぞきは ダメだよ』
「そうよ、刀。覗きはダメよ!」
「覗くわけがないだろう」
どうして念を押されるのかわからないまま、憮然とつぶやく。
入り口付近のソファに座りながら、頭の中は、何を食べるのかでいっぱいだった。
店内は色とりどりの下着がディスプレイされていて、女の子たちは一気にテンションが上がった。
冬華はデザインの参考にしようと、店内を見て回り、月も興味をひかれて一緒に見ていく。
海は気合いを入れて、店員に近づいた。
(安く手に入る今のうちに、買っておかないと。せっかくだから、こだわりたいし)
使うときのためにも、用意をしておかないといけない。
(……勝負下着、作ってみようかな)
『オーダーメイド、おねがいしたいんですけど』
「ありがとうございます。どのようなお品をお探しですか?」
『……しょうぶしたぎを』
じわりと頬が熱くなる。
そんな海の乙女心をよそに、円は元気よく店員に声をかけた。
「今日は勝負下着頼むよ! 勝負下着! 店員さん、相談にのってー!」
(うわあ、円ちゃん、勇敢……。みんなも勝負下着買うのかな)
誰のために買うのだろう。
(気になるな。訊いてもいいかな)
『まどかちゃん しょうぶしたぎ、かうの?』
「もっちろん買うよ! オーダーメイドだもん、伝説の勝負下着を買っちゃうよ!」
『でんせつ?』
「伝説級の必勝下着! ほら、試合では些細なことで勝敗が決まるでしょ。何事もベストを尽くさないとね!」
力説しながら、シャドウボクシングの真似をしている。
(円は、勝負下着の意味を勘違いしてるんじゃないかしら……)
ブリジットが、はしゃぐ円を横目につぶやく。
「ジョッキーの勝負服なんかとは意味が違うんだけど……、違わないようで違うのよ」
(まあ、そのうち気づくかしら。黙っておくことにするわ)
そして、ブリジットの見たところ、海も今回はやけに気合いが入っているようだ。
(海は本来の意味での勝負下着を買うのかしら? ……刀もねぇ、ルックスは悪くないんだけど、ねぇ)
「勝負下着で試合に勝つ!」
盛り上がる円を、月はあたたかい眼差しで見つめていた。
(彼女も恋する乙女か……)
意中の人が誰なのかは気になるが、訊いてしまうのは野暮だと思う。
(桜庭さんも、素敵な勝負下着が購入できるといいな)
円の声は、刀のいる待合室にも響いていた。
「げっ……、ここもしかして下着の店かよ!?」
レストランのことしか考えていなかった頭に、ようやく現実が認識された。
気にしてみると、店内の会話が漏れ聞こえてくる。
(……下着。サイズ? 必勝って、何がだ……?)
じわじわと、緊張と動揺が高まっていく。
(落ち着け俺。だめだ、そこは考えちゃだめだ、違う、だめだ、だめ!)
頭の中に次々と、ふしだらな妄想が広がっていく。
(だからだめだって!)
顔を真っ赤にさせて、手を振って妄想を打ち消そうとする。
(こんなのって、どんなだ。すごいって、何がすごいんだよ!!)
しばらくそのままで耐えていた刀だったが、やがて諦めてふらふらと立ち上がった。
「……だめだ、無理だ。男性用の売り場は向こうか? 俺もふんどしを買いに行くか……」
想像力の豊かな彼には、刺激が強すぎるようだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月12日
参加申し込みの期限
2013年09月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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