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そうだ、下着を買おう!
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【いらっしゃいませ、お待ちしておりました】
「バイト代が入ったんだって?」
神野 マキナ
は【attitude ~petit~】の入り口をくぐりながら、
神無月 ひふみ
に話しかけた。
「そうなの。だから今日は自分にご褒美よ。……開店セール中なんでしょ? お得よね」
今日は二人で買い物だ。
高級ブティックなんて初めてだというひふみに、マキナも同意する。
「ぼくも下着のオーダーメイドは初めてだな。面白そうだね」
「いらっしゃいませ。【attitude ~petit~】へようこそ」
白い長袖のブラウスに濃紺のロングスカートを着用した店員が、深々と頭を下げた。
「うわぁ」
ほんのわずかだが、ひふみの腰が引けている。
「本日はお友達同士でお買い物でしょうか? 当店をお選びいただきまして、ありがとうございます」
(おや)
さっと二人に目を走らせた店員が、少しのためらいもみせずにマキナを女性客としてあつかったことに驚いた。
(こういう商売をしているだけあるってことなのかな?)
よく男性に間違われる身としては、新鮮な体験だ。
「楽しみだね」
静かなBGMの流れる店内は、華やかな彩りに満ちていた。
「それじゃあ、サイズを計ってもらってくるから」
【attitude ~petit~】へやってきた
上穗木 千鶴
は、待合室のソファに腰かけた
八十八旗 信彦
に小さく手を振った。
「いってらっしゃい、ちーちゃん。俺はお茶でも飲んで待ってるよ。ごゆっくり」
入り口に面した待合室は、ゆったりとしていて居心地も悪くない。
今日はオープン記念だというので、客足も途切れることがなさそうだ。
そのわりに上品な静けさが感じられるのは、ここが星ヶ丘だからだろうか。
「うん……!」
やや緊張の面持ちで、千鶴が奥へと姿を消す。
信彦は待った。
信彦の感覚では、かなり待った。
(ひとまずサイズを計るだけって言ってなかったっけ。ヒマだな~)
「やあ、せにょりーた。今日はお買い物? 君をいっそう輝かせる素敵な下着に出会えるといいね」
手持ちぶさたになった信彦は、来店する女性客に気さくに声をかける。
「お美しいマダム。あなたの魅力は、どんな下着でも隠せそうにありませんね」
などなど。
しかし、すぐに店内に消えてしまう女性客たちは信彦にあまり構ってはくれない。
そこへ、店内から信彦を呼ぶ声が聞こえた。
「……だったら、八十八旗くんにお願いしよう。ぼくのサイズを熟知しているから」
(ん~、お呼びだね?)
「どうしたのさ、ちーちゃん?」
そう言って、するっと信彦は店の奥へと足を踏み入れた。
驚いたのは、店内で買い物中の女性客だ。
しかも信彦は、彼女たちの手間をはぶいてやろうと、次々とスリーサイズを言い当てていく。
信彦の脳内には、
女性に関するデータ
がばっちり収まっている。
女性に関しては、信彦は目利きだ。
着衣の上からだって、スリーサイズを当てられる。
かなりの精度だと、信彦は自負していた。
「って、アンタ誰! マナー違反よっ!」
サンプルを見て回っていたひふみが、信彦に怒鳴った。
「おや、せにょりーた、Cカップのバストにはこっちの方がお似合いだよ~」
「うるさい黙れ-!!」
出自もあって、荒事には慣れている。
ひふみは慌てる店員からメジャーを奪って、信彦を打ち据えた。
「わっ、いたっ、いたたっ……」
「出ていきなさいっ!」
「はいっっ」
鼻息を荒くするひふみを、マキナがなだめた。
「ほら、落ち着いて。もういなくなったから。……そうだ、これをあげよう」
マキナはひふみの手にキャンディーを握らせた。
「何よこれ」
「ハッカマンゴー味だよ。微妙な味がたまらないから、食べてごらん」
いい笑顔を浮かべるマキナに、ひふみが毒気を抜かれる。
「あっ、待って八十八旗くん……!」
信彦を追う千鶴も呼び止めて、マキナはキャンディーをわけてあげた。
「さっきの彼と一緒に食べなよ」
「あ、ありがとう……?」
待合室に追い返された信彦は、店員に注意を受けた。
「他のお客様が驚かれますから」
「はい……」
「けど、ぼくは八十八旗くんに計ってもらいたいんだ」
千鶴が店員に言いすがる。
千鶴は信彦を信用していた。
彼が選んでくれた下着は、千鶴の体にフィットするのだ。
恋人同士なら一緒に選べたほうが喜ばれるのではないかという千鶴に、店員は首を振る。
「デザインはそちらのカウンターでご一緒にお選びいただけますが、計測は差し障りがございますので……」
「それでもぼくは、しっくりくるサイズの下着が欲しいんだ」
ねばる千鶴に、店員は声をひそめてうながした。
「では、スタッフルームの更衣室をご利用いただけるよう、手配いたしましょう」
店員にうながされて、千鶴と信彦は、スタッフルームへと移動した。
「お客様はお胸が大きいので、しっかりと支えてあげたほうがよろしいかと思います」
スタッフルームの更衣室で、上半身裸の千鶴を、店員と信彦が囲んでいた。
千鶴の素肌からは目をそらしながらも、信彦の瞳は輝いている。
「ん~、ちーちゃんは下着をつけ慣れてないからね、ふわっと感が欲しいと思うよ」
誰が計ったところで、サイズは
84のHカップ
だ。
「ホックも、みっつもあると不慣れなちーちゃんは大変だと思うな~」
どうやら、千鶴にはサポート感よりも開放感のほうが大事なようだ。
「それでしたら、こちらのタイプのナチュラルな着け心地のもので……」
信彦と店員が、バストを支える角度から肩紐の太さまで、あれやこれやと決めていく。
ようやく計測を終えて、満足のいくカットの下着が決まったところで、千鶴と信彦は待合室脇にある相談カウンターへと腰かけた。
「八十八旗くんは、どんなデザインが好きなんだい?」
どうせなら、信彦に喜んでもらえるような下着を身につけたい。
「そうだね、ちーちゃんに似合うのは、柄物よりも肌触りのいいレースで……」
最初は千鶴に合うものを選んでいた信彦も、どうやら途中から自分の好みが出てきてしまったようだ。
「うん、わかった。それではこれに決めてしまおう」
結局、下着初心者の千鶴にしては、かなり背伸びをしたセクシーなデザインの下着を注文することとなった。
「やれやれ、下着選びというのも大変なものだね」
店を出ながら、千鶴はマキナからもらったキャンディーの存在を思い出した。
「そうだ、八十八旗くんも疲れただろう。これ……」
「ありがとー、ちーちゃん」
ぱくりと口にキャンディーを放り込んだ信彦は目を丸くして、たいそう微妙な表情を浮かべたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月12日
参加申し込みの期限
2013年09月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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