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~紫色の輪舞曲~ 氷河に閉ざされしは憩いの温泉郷
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それは後から来た後続隊である
曖浜 鴻
であった。
鴻はちーあから預かった白いカプセルをティオレに飲ませる。何とも言えない味であったがティオレはそれを何とか飲み込む。
「んくっ、これは?」
「あの子、ちーあから受け取った。なんでも生気の回復剤だとか。試作品らしいがな」
「なるほど、それで……よっと。うん、何とか動ける」
少しふらつくがティオレは立ち上がり、腕を回して足を回し自身の体がある程度動く事を確認している。
「悪いけど戦闘に参加できるほどの回復じゃない、下がらせてもらうよ」
そう言ってティオレは戦闘域外へと走り去っていく。
鴻はそれを背中で見送ると残されたティオレのリボルバーブレードを引き抜き、自身が持っていたリボルバーブレードと共にそれを手に携える。
「想いは俺が継ごう。行くぞ、不浄霊どもッ!」
彼を氷柱まで到達させまいと不浄霊達は壁の様に彼の前に立ちはだかる。分厚い壁がそこにあった。
だがそんな厚い壁を前にしても鴻は怯まない。真直ぐに見据えた瞳は彼らの先にある氷柱へ向けられている。
姿勢を低くして地面を蹴った鴻は撃ち出された弾丸の如く不浄霊の壁に突進した。
壁にぶつかる直前に両手に握られたリボルバーブレードを交差させるように振るい、彼らを一太刀で粉剤する。
辛うじて鴻の攻撃を避けた数体の不浄霊が彼に憑りつこうと近づくが、彼らが触れるよりも前に不浄霊は振るわれた鴻の足や膝で潰された。
不浄霊の壁を突破し、氷柱にたどり着いた鴻はリボルバーブレードで何度も氷柱を斬りつける。だがその硬度は固く、表面に軽く傷がつく程度であった。
「ちっ、やはり硬いか! それならッ!」
鴻は口の中を軽く噛み切る。鉄の味が口の中に広がると同時に彼は力が欲しいと願った。
すると彼の身体能力は僅かではあるが向上する。
氷柱でろっこんが減衰されると知ってなお、使用した鴻は温泉の壁を駆け上がり、空中から全体重を乗せ両手のリボルバーブレードを氷柱に突き刺した。
そのまま氷柱に足を着くと弾薬の許す限りリボルバーブレードのトリガー引く。
「うおぉおぉぉおおおおおおーーーーーッッ!」
銃声が何度も響き渡り、火薬と硝煙の匂いが辺りに漂う。不浄霊達は憑りつく事は無理と判断したのか彼らの牙や爪が鴻の体に突き刺さる。
鈍い痛みが体に走るが鴻はそれを食いしばって耐え、リボルバーブレードのトリガーを引き続けた。
連鎖的な爆発が氷柱の内部で何度も発生する。それは次第に氷柱の表面へとひびを走らせた。
(持ってくれよぉッ! 俺のカラダァッ!!)
痛みと流血に耐えながらトリガーを引き続けた鴻の耳にカチ、カチと弾薬がない時特有のトリガー音が届く。
赤く赤熱し始めたリボルバーブレードの爆発を避ける為、鴻は氷柱の表面を蹴り、離脱を試みる。
直後、リボルバーブレードは耐用限界を迎え、轟音と共に爆発した。それは氷柱を覆う程の爆炎であり、空中にいた鴻すら飲み込んだ。
爆炎から両手で自身の顔を守りながら地面へ落下した鴻は受け身を取り、地面を転がって立ち上がる。流石、その身のこなしは元陸上自衛隊員と言える。
「今のは? 凄まじい爆炎だったが」
「少し離れた位置からでも見えましたよ、何があったんですか」
鴻の背後から現れたのは別動隊であった
八神 修
、
常闇 月
の二名である。彼らは静かに温泉宿内部へ潜入、残されていた客や店員を避難誘導していたのである。
避難誘導を終えた彼らは今、ちょうど合流した所であった。
「ああ、リボルバーブレードを限界まで使ってな、ちっとばかし爆発させただけだ。見ろ、それであそこに大きなひびが入った、あとは集中攻撃さえできれば……」
「そのひびから崩壊し、氷柱が破壊できる……よし、二人とも援護を頼む」
「はい、お任せを。不浄霊は私を優先的に狙うようですから」
スライステイルの動作確認する様に軽く演舞の如く振るう常闇は既に不浄霊を斬り飛ばし、その体を踏みつけていた。その姿はまるでムチを振るう夜の女王様の様にも見える。
それを見た八神はつい、そのまま口に出してしまった。
「女王様みたいだな……うん、似合っているよ」
「女王様みたい……しかも似合っているとは――反応に困ります」
八神の言葉に少々困惑して見せた常闇であったが戦闘準備は既にできているようであった。
八神を氷柱の元へ送り届ける為に常闇は不浄霊の群れに中に駆け出す。走りながらスライステイルを鞭の状態にすると舞うようにそれを振るった。
踊る様に回る常闇へ不浄霊が引き寄せられる世に近づいていくがそれらは手すら触れられずになます斬りとなる。
華麗に舞いながらスライステイルを振るう彼女と群がる不浄霊の姿はまるで、踊り子とそれに触れようとやっきな観客の様に見えた。
それを見た八神は内心思う、ああ常闇を狙うなんて命知らずな、ちゃんと成仏しろよと。
本当に女王様と群がる下僕三体だとも思ったが彼はそれを心にしまう。
勿論、口に出せば刃が自身にも飛びかねないので絶対に口には出さない。
「ひぃああああこっちに来るな、なのですよぉおおッ!」
常闇からあぶれたと思われる不浄霊数体に追いかけ回されているちーあをひょいっと掴んで自身の背後へ回らせると八神はリボルバーブレードでそれらを叩き斬る。
彼らの付着物を剣を振るって飛ばすと八神はちーあの頭を撫でる。潤んだ瞳でちーあは八神を見上げた。
「うう、危なかったのです。非常に、危なかったのですよっ!」
「無事でよかったよ。例の件、ここからならできるか?」
「はいっお任せなのですよ!」
そう言うとちーあは空中に半透明なモニターを映し出し同じく空中に浮かんだキーボードを叩く。凄まじい勢いで見た事のない何かの文字列がモニターに打ち込まれていった。
「構造物解析……クリア。続けて組成をスキャン……クリア。そこから最適な弾種を精製…………濃縮中……クリア。電磁空間より通常空間への位相転移を指示……クリア。精製中……。はい、これでできたのですよ!」
ちーあはモニターを消すと手の平から紫色の弾頭の弾薬を一つだけ出現させると八神に渡す。
機械生命体であり、高度に組み上げられたスーパーコンピューターのような物でもある彼女ならではの芸当だった。
普段はぽんこつだがこういう所は優秀なんだなと八神は思う。
「それならあの氷柱に大打撃を与えられるはずなのです。でもリボルバーブレードの仕様には本来ない弾薬なので……最後の赤熱状態でしか装填、使用ができないのですよ」
「それだけわかれば十分だ、そこに隠れていろ。あとはこっちのお仕事だからな」
ちーあは八神に言われた通りに岩陰に大きい水桶を被って隠れる。若干服がはみ出しているのはご愛敬である。
一方、常闇は溢れる程の不浄霊達の群れと戦っていた。彼らは単体では敵わないと判断したのか集合体となり、地面から巨大な半身を生やした巨人の様な姿となる。
「ぐぅおおお、女あああああ、おっぱいいいいい、サワラセロォオオオオオ!」
「大きくなって主義主張が直接的になってきましたね……構いませんよ。まあ、触れられたら……の話ですが」
スラッシュモードからテイルモードにスライステイルを変化させ、常闇は巨大な不浄霊の頭部に鞭を巻き付けて思いっきり引っ張った。
急に大きくなったせいで不安定なバランスであった巨大不浄霊はそのまま地面へ地響きを起こしながら倒れる。
常闇はスラッシュテイルを伸縮させ、彼の上に上った。首を締め上げる様にスラッシュテイルを引きながらその頭部を靴のかかとで踏みつけた。
「アアァッァアア、イいい! 踏まれてるうぅぅ、おんにゃのこにぃぃ、フマレテルッゥゥウ!」
「本当に隠しませんね。欲望。では……さようなら」
気持ちの悪い喜びの声を上げる巨大不浄霊を侮蔑の眼差しで見下す様に見ると、常闇はその頭部にスラッシュモードに変化せたスラッシュテイルを突き立てる。
「ギャァァァアアアアアアアアアアア!」
歓喜の声とも断末魔とも判別つかないような声を上げて巨大不浄霊は霧散した。
地面に降り立った常闇の耳にある言葉が届く。
「やっぱり女王――」
「――なにか?」
穏やか寝顔を向ける常闇であったがその背後に何かを感じ取った八神はそれ以上言うのをやめた。
いまだ漂う残りの不浄霊を常闇と鴻に任せ、がら空きとなった氷柱へ八神は走った。
走りながら突きの態勢となり鴻が入れたひびの部分へリボルバーブレードを突き立てる。
そのままトリガーを連続で引き、炎を纏わせると氷柱の内部で何度も爆発を起こす。地響きが辺りに響き、爆発の威力が高い事を知らせていた。
氷柱を攻撃する八神を止めようと不浄霊が集まりだすがそれらは常闇のスラッシュテイルのテイルモードで一息に薙ぎ払われる。
「八神さんには指一本、触れさせません」
弾丸を全て使い果たしリボルバーブレードが赤熱したのを確認した八神は薬莢を排出させ、ちーあから預かった弾丸をリボルバーブレードに込める。
「これで氷柱は破壊させてもらうッ!」
仕様外の弾丸の為か重くなり赤熱したトリガーに指を焼かれながら八神はトリガーを引く。
撃鉄が降り、リボルバーブレードは見た事もない紫色の爆炎を放つ。
衝撃波に吹き飛ばされた八神は受け身も取れずに空中に投げ出されるがそれを常闇がキャッチする。
「すまない、あそこまで衝撃が強いとは……助かったよ」
「いえいえ、それほどでも」
最後の爆発がきっかけとなり、氷柱は轟音を立てながら倒壊……地面に倒れて粉々に砕け散った。
その直後、氷に包まれていた温泉宿は徐々にその氷が解け始める。
「よし、これで力が戻った! 内部のメンバーを助けに向かうぞ!」
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ブロンズシナリオ(100)
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3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月03日
参加申し込みの期限
2020年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月10日 11時00分
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