それは突如として起きた。
前触れは何もない。
不穏な気配も。
妖しい人物などもなく。
突然にしてその事象があたかも『最初からそうであったかのように』顕現したのである。
寝子島町役場。そこを中心に町役場の敷地内だけが突如として紫色の空に包まれた。
地面からは紫色の結晶が生え、粘質の液体を伴う見た事もない奇怪な植物が建物に絡み付く様に現れる。
「うわぁぁあっやめ――」
逃げ惑う人々。だがその逃走も空しく職員や居合わせた人々は次々と触手の様な植物の蔦に絡めとられ、結晶の中へと引きずり込まれてしまう。
結晶の中へ引きずり込まれたのは男性だけであり、彼らは眠るように目を閉じて微動だにしない。
男性を取り込んだ結晶は淡い紫色の光を放つようになり、その周囲の植物の活性化を促しているようだった。
女性達は植物の蔦に絡めとられ、天井から吊り下げられるようにして拘束されていた。
その中でも若い女性達のみ植物の蔦が服の内側に潜り込んで体の上を粘液を撒き散らしながら這いずり回る。
身悶えする女性達だが蔦の執拗な蹂躙は容赦なく続いた。
次第に彼女達は心の扉を開く程に放心状態となっていく。
その様子を見ていたディガードはほくそ笑みながら廊下を歩いていく。
「くっくっく、男性は魔界化の養分。若い女性は魔族の精製……我ながら効率のいい計画だ。それにこうも派手に動いているのだからな、邪魔者……奴らもいずれくるだろう。ふふ、歓迎の準備をしなくては」
一人の女性の前に来るとディガードは植物の粘液で濡れたその女性の腹部を撫でまわす。女性がぴくぴくと悶える。
彼女は既に心の扉を突破され、植物によってその心の砦は完全に喰い荒らされている状態であった。
隅々まで余すことなく心の砦を満たした植物によって彼女の心に既に自我はない。
ただただ心に出入りする植物の与える感触に身体を痙攣させるだけであった。
「ここまで深度が深ければ良い魔族を生み出すだろう。さあ、生まれ出でるがいい! 新たな種族よッ! 我が計画の第一段階の始動だ!」
ディガードが手を広げるとそれに呼応するように女性の身体はがくがくと痙攣する。
次の瞬間、彼女の腹部から空中に幾何学模様を重ね合わせた様な複雑な魔法陣が浮かび上がり、その魔法陣から飛び出す様に濃紺色の身体を持った異形が生れ落ちた。
鱗上の肌に馬のような頭、そして鋭い爪と雄々しい角、翼を持った……まさにその姿は魔族と言って遜色はない。
それは産声の様に咆哮をあげ、体を震わせて自身の誕生を主張する。
一人の魔族を生んだ女性だがその表情はだらしなく舌を突き出し、涙を流して放心しているようだ。しかしそんな彼女の様子などお構いなしに魔法陣からは次々と細かい所は違うが同様の姿をした魔族が生れ落ちていく。女性はその度に何度も体を震わせた。
周囲の吊るされている女性達も同じように魔族を産み、だらしない顔で放心しているようであった。
「良い産みっぷりだ。これならば奴らが来るまでにある程度の数が揃うだろう。さて、上級個体の精製を急がなければな。あれだけは量産するわけにもいかん」
ディガードは通路を歩き、町役場の応接室へと足を向けた。
応接室は既に植物や紫色の結晶に浸食され、元の姿がわからない程に変容していた。
部屋の中心の机は二つに割れ、机の代わりに巨大な緑色の結晶柱がそびえ立っている。それは静かに明滅していた。
結晶柱に手を触れディガードは魔力を注ぎ込みながら呪文を唱えていく。
彼の周りに不可思議な文字が浮かび上がり、彼を包み込む様に地面から上空へと流れていった。
「我は命ず、永久の闇より出でし黒雲の魔獣よ。人形代にヨルベを築き、汝が魂を此処に封じん。霊宮なる天上の檻が貴様を呼び出し我が使命果たすまで呪縛の鎖で縛り付けん!」
言葉の終わりと共に結晶柱は弾け飛んだ。緑色の光が放たれ、それが一瞬ディガードの視界を奪うが次の瞬間には元に戻っていた。
結晶柱のあった場所には緑色の長髪をした一糸纏わぬ少女が立っている。彼女の身体には無数の蔦の様な文様が浮かび上がっており、その体色は褐色である。
褐色の少女は綺麗な金色の瞳でディガードを見つめていた。
「主よ、命に応じここに参上した。ずいぶんと視線が低いのだがどういうことだ?」
「そうだな、お前の姿が少女の者だからではないか?」
「ふむ……この肉体は少女の物。確かに乳房があり、色んな部位が貧相だ。お前の趣味か、主よ」
「違うな。たまたま応接室にいた見知らぬ少女の死体を使ったのだ、それが原因だろう」
少女は適当に傍に落ちていたやぶれたカーテンを手に取るとそれを糸状に分解する。ふわふわと浮いた糸は彼女の身体に絡み付き次第にその身に似合った衣服を精製した。
胸と太ももを大胆に露出させたその服装は健康的な色気に溢れていた。
体の可動域を確認し、これでよしとばかりに少女は頷いている。
ふいに部屋の扉が開き、警備員と思わしき二人組が部屋に入ってきた。
「お、お前たち! ここでなにして、早く私達と一緒に避難を……うがぁぁあ!?」
少女の腕から伸びだ蔦が瞬時に警備員の一人を貫いた。警備員の身体を包み込む様に結晶が現れ数秒も経たない内に警備員は紫色の結晶塊に包み込まれてしまった。ぱちんと少女が指を鳴らすと、結晶塊はどこかへと転移する。
「エネルギーは多いほどいい。威勢のいい男ならなおさらだ」
「うわぁぁあ!? く、くるなぁ! くるなあああああ!」
それに驚いたもう一人の警備員は腰を抜かし、後ずさる様にずりずりと情けなく後退する。
にやにやと笑った少女はゆっくりと近づき、楔状に変化させた右足を警備員の太ももに突き刺すと吐息が掛かる程に顔を近づけた。刺さった部位は次第に結晶が包み始めじわじわと警備員を侵食していく。
「何を言っている人間? 避難? この私が? はっはっはっは! お前の目はとんだ節穴だ! 私がここをこの姿に変えたのだっ! ふふ、まあ、無知というのも存外可愛いと思えるかも知れんがな!」
「ひぃぃい……た、たすけてぇ、お願いしま……げへぇあああああああ!」
「案ずるな、命までは取らん。多少の痛みは生じるだろうが……それもいいエネルギーのスパイスになるだろう」
言葉を最後まで言い終える前に少女の右腕が警備員の肩口を抉った。痛みに悶えながら警備員は結晶塊に包まれ、先程と同じようにどこかに転送される。
付いたままの血を飛ばす様に腕を振るうと槍状に変化していた腕は普通の腕に戻る。
ディガードの方へ戻りながら少女は彼の姿を頭の先から足の先まで見て問いかけた。
なぜなら彼女の認識と主であるディガードの姿が大いにかけ離れていたからである。
雰囲気と感じる魂そのものは主で間違いないのだが。
「主よ、貴方も随分と小柄な体をしている。此度のボディはソレなのか」
「ああ、そうなる。異界に顕現し着実に人の負の想念を糧に異界越えと小規模だが魔族を生み出すまでの力を得た。だがまだ全盛期には遠く及ばん。それにこの島には不可思議な力があってだな、どういうわけか我は全力の力をまだ発現できないようだ」
「この体に纏わりつく様な重苦しい邪魔な気配はそれか。こっちも全力とはいかない。だが人間を屠るには十分ではないのか?」
ディガードは傾いた応接室の椅子に腰かけるとやれやれといった風に手を広げて見せる。
その様子に少女は少し不機嫌そうな顔を浮かべた。
「なんだ、人間風情にこの『イデラ』が負けると思っているのか。主はずいぶんと私を過小評価しているようだ。それとも長らくの眠りで頭が腐っているのか?」
「いや違う。お前も理解すべきだと思ってな。この島は特別だ。普通の人間ではない者達がなぜか『フツウ』を守っている。日常を壊さないようにな。現にここまでの事をしても、ここ以外の人間には魔界化は見えていないようだ」
窓の外を指すディガードに従いイデラは外を見る。すると寝子島町役場の敷地外では普通に何もなかったかのように人々が歩き、生活しているようだった。
魔界化した町役場など一切目に入らないかのように。
「どういうことだ? あそこまで遮断するとは……結界の様な物だとでもいうのか。まさか人間がこんな高度な術を……」
「厳密には違うが、この島の人間が侮れないのは確かだ」
そこまで言ったディガードは天井に視線を向ける。しばし沈黙した後、静かに笑った。
それを見たイデラは首を傾げる。
「どうした、主。なにか――」
「いや、ネズミが一匹いただけだ。捕まえるのは容易だが、彼らを此処に呼ばねば実験にはなり得ない。さて、我らは準備をするとしよう」
「準備? 一体、何の準備をする? 私にもわかる様に言ってくれ」
「歓迎の準備だ。儚くも我らに歯向かおうとする憐れな人間達の、な」
◆
「……というわけよ。あいつ、気づいていたくせに私をわざと逃がしたわ。今回は依然と違って随分と自信があるのかも」
「ふむふむ、なるほどなのですよ。では、こっちも気合を入れて『寝子島町役場救出』ミッションを遂行するのです!」
壁に背を預けた
ティオレ・ユリウェイスから詳細なMAPと敵の情報メモを受け取ったちーあはそれを一読し、両手を広げる様に空に掲げる。
すると空中に役場の詳細MAPと大体の敵配置、情報が記された半透明のものが浮かび上がった。
それらを指さしながらちーあは話を進める。
「今回は突如として魔界化してしまった寝子島町役場の解放なのです! 現在はテオさんの協力によって空間を切り取り、一般の人には見つからない様になっていますがそれも時間の問題なのです。素早く敵を掃滅、なおかつ町役場の人々を救出しなくてはいけないのですよ!」
「私が見た限り、正面玄関はえらく硬い紫色の結晶塊でふさがれちゃってる。正直、迂回路を探した方が賢明かもね」
そういうティオレにふっふっふとにやつくちーあ。その表情に嫌な予感がするティオレであった。
数秒後、その予感は的中する。
「こんなこともあろうかと! ちゃーんと用意してあるのですよ! 『ちーあちゃん特製、強襲揚陸車』を!」
「それ……原動力は……」
「勿論、若い女性なのです! ちょっと色々とアレな気分になるかもですが、多分、大丈夫なはずなのですよ!」
お立ち台として用意された小さな台の上に上るとちーあは指を上のMAPに向け高らかに宣言する。
「ではでは! 寝子島町役場救出作戦、開始なのですッ!!」
その場に集まった各々は腕を上げ、ちーあの言葉に士気を高揚させた。
ただ一人、ティオレは別の事を思っていたわけだが。
(女性を動力源にした揚陸車、操縦者に選ばれそうな気が……ま、まさか、ね)
装備を確認しながら準備を整えていた黒髪の少女イザナ。彼女はちーあの仲間である。なお、胸は揺れる程はない。
彼女はどこか上の空で用意をしているツクヨの様子を見て声をかけた。
ツクヨはイザナと対照的なわがままボディを持つ金髪赤眼の女性である。彼女もまたちーあを助ける仲間の一人。
「ねえ、アンタどうしたわけ? なんか様子が変だけど……」
「ひうっ!? な、何でもないですよぉ、ちょっと考え事してただけで……」
若干、顔を赤らめるツクヨの様子に何が原因か察しがついたイザナは大きな溜息を一つ。
こいつ、まだ引きずってんのかといったばかりに呆れた様子である。
「どーせあいつのことでしょ。あんたが欲望MAXになって襲ったっていう。必要以上に気にしてどうすんのよ、元々、私らはそういう特性もあるんだから」
「で、でもそのあそこまでするつもりはなかったですし……どんな顔して、会えばいいか、とか……うう」
「はぁ……アンタねぇ、普段からかうのが得意なくせに直接的な事になるとほんと乙女と言うかなんというか。まあ、向こうもいい思いしたわけだし、別にいつも通りの様子で会えばいいんじゃない?」
イザナがそういうとツクヨは呼吸を整え、意を決したように言う。
やれやれといった様子でそれをイザナは静かに眺めている。
「そうですよね! いつも通り! それが一番ですよぉ! いやー悩むべきではありませんでしたねぇ! あひゃはっ! ツクヨらしくないですねぇ!」
「そうそう、それでいいの。じゃ、そろそろ向かうわよ。揚陸車に乗り遅れるわけにはいかないんだから」
元の様子と元気さに戻ったツクヨに安心しながらイザナは彼女と共に揚陸車の方へ向かっていくのであった。
お初の人もそうでない人もこんにちわ、ウケッキです!
久々のシリーズシナリオ『紫色の輪舞曲』第一弾となります!
※何話構成になるかは未定です
さて今回は寝子島の町役場がなんと魔界化されてしまいました!
中には大勢の人々がまだ捕らわれており、生存者数は不明です。
それでは皆様のアクションをお待ちしております!
◆勝利条件
寝子島町役場の解放。
ディガード、イデラの撃退。
◆敗北条件
ちーあの死亡。
寝子島町役場の崩壊。
寝子島町役場に捕らわれた人々の半数以上の死亡。
◆敵情報
魔族『ディモニア』
:下級の魔族であり、人の負の想念を糧に活動する。馬の頭を持ち、大きな角と翼、トカゲの尻尾の生えた存在。
言葉を話す事が可能ではあるが知能は高くはない。力は強くないが数が多く、囲まれると危険。
簡単な火の魔法を扱う上に守備力アップや攻撃力アップの魔法も用いる。
また、彼らの尻尾には心の扉を破壊し心の砦を侵す能力があり、
それによって侵された者は新たな魔族を生む苗床にされる。
魔界草
:魔界に生える蔦であり、捕獲した若い人間の女性に魔族ディモニアを生ませる。
本体である目玉の様な茎を破壊しない限り際限なく再生を繰り返す厄介な存在。
粘液を分泌しそれを浴びた人間は力が出なくなる。
なお、粘液は可燃性であり火に弱い。
紫色の小結晶
:紫色の小さな結晶。周囲にいる魔族を強化する。
紫色の結晶塊
:大きな結晶塊。中には男性が捕らわれており破壊する事で救出が可能。
緑色の結晶柱
:ちーあの装備で破壊可能な結晶塊。だが破壊した者の能力を一定時間半減させる効果を持つ。
ガーゴイル像
:見た事のない物質で作られた2メートルほどのガーゴイル。
非常に強固な体をしており並の攻撃ではびくともしない。
魔法の類は使えないが口から冷気のブレスを吐く為注意が必要。大きさの割に俊敏。
なお、ろっこん能力によるガーゴイルへの干渉を無効化する力を持っている。
ディガード
:首謀者である謎の人物。見た事もない遠距離魔法を使用する事しかわかっていない。
イデラ
:結晶柱から生まれた上級魔族。高い知性持ち、ディガードに絶対の服従を誓っている。
腕や足を変化させ武器の様に用いる他、蔦状の鋭い刃を瞬時に腕から出現させることもできる。
他にも攻撃系の魔法を扱うようである。
なお周囲に結晶柱がある限り高い再生能力とダメージ半減能力が働き、鉄壁の防御を誇る。
◆寝子島町役場詳細
※魔界化した影響で形状が普段と異なっています。
1F:生まれた魔族達が闊歩している。結晶は壁や天上に小さい物が無数に生えているのみで結晶塊や蔦はない。
正面玄関や窓、扉の類は破壊不可能な黒い結晶塊で塞がれている。
2F:結晶塊が行く手を塞ぎ迷路のようになっており多数の蔦が群生している。
部屋の中には女性達が捕らわれている。
3F:最奥の応接室へ一本道が作られており、待ち構えているように見えるエリア。
結晶塊や蔦、ディモニアもいない。
だが応接室を守る様に二体のガーゴイル像が鎮座している。
◆予想されるルート
※あくまで予想です。これ以外のルートもお待ちしております。
・ルートA『ちーあと共に揚陸車を守る』
登場キャラ:ちーあ、イヴァ
危険度:少しアブナイ
:このルートではちーあ、イヴァと共に作戦指揮車にもなる揚陸車を守ります。
魔界で使用するちーあの装備は揚陸車からのエネルギー供給が必要であり、
揚陸車が破壊されてしまうと使用不可となります。
なお揚陸車の動力は女性です。接続された女性は強い快感を受け続ける為、強靭な精神力が必要です。
※希望者がいない場合、ちーあが動力を担当します。
・ルートB『捕らわれている人々の救出』
登場キャラ:ツクヨ
危険度:そこそこアブナイ
:このルートではツクヨと共に捕らわれている人々の救出に向かいます。
ディモニアの群れを蹴散らしながら1Fを突破し2Fの迷路を進むことになります。
蔦も群生していますので注意が必要です。
このメンバーの頑張り次第でルートCチームのスタート時の損耗率が変化します。
・ルートC『応接室を襲撃』
登場キャラ:ナディス、イザナ
危険度:かなりアブナイ
このルートはルートBのチームに守られ戦力を温存したメンバーがディガードの待つ3Fを襲撃します。
応接室前を守る二体のガーゴイルを突破し、中にいるディガード、イデラを撃破するのが目的です。
連戦になりますので継戦能力を重視した装備が得策です。
◆ちーあの支給装備
一人につき、一つだけ選ぶことができる装備。
総じて揚陸車からのエネルギー供給が切れると使用できなくなる。
・クリスソーディアン
:短剣形態と長剣形態を切り替える事が可能な装備。短剣形態ならば軽く、だれでも扱える。
長剣形態になると重くなるが切れ味は抜群。
なお揚陸車からのエネルギー供給により僅かではあるが自己回復能力が付与される。
・エクスロッダー
:不思議な色をした金属製の杖。見た目に反してとても軽いがなぜか男性が持つと非常に重くなる。
女性が持った場合、回復魔法を使用できるが例の如く使用後には自身を強力な快感が襲う。
男性が持った場合、超重量の鈍器と化す。
・ブーストパイラー
:ロケット噴射機構の付いたパイルバンカー。
炸薬式でありリボルバーの様なシリンダーがトリガーを推すと回転、炸薬が装填されその爆発力で
パイルを打ち出す。
トリガー後方のレバーを倒して安全装置を解除するとロケット噴射と炸薬を用いた打ち込みが可能。
だがその衝撃力は凄まじく使用者に大きなダメージを与える。
◆登場キャラ
ツクヨ
:とある組織に所属していた金髪紅眼の悪魔の女性。巨乳。ないすばでー。
人を殺す事に何の罪悪感も抱いておらず、寧ろ楽しみを覚える性格の戦闘狂。
現在、意外と乙女らしい何らかの悩みを抱えている模様。
イザナ
:ツクヨと同じ組織に所属していた黒髪の悪魔の少女。
両腕が黒い大きな異形の腕であり、そこから雷の剣を出現させたり雷をレーザー状に放って戦う雷の戦士。
なお、普通サイズの腕に変化も可能。素直になれない性格だが根は優しい。
基本的に面倒くさがりで何も事件がない時はお菓子を食べてゲームしてゴロゴロしている。
ちーあ
:異世界に皆様を飛ばす際、いろいろ問題を引き起こす張本人。
技術その他もろもろ、色んな所があと一歩足りなく、未熟。でも笑顔でカバー。
モンスターに引っかかって連れ去れたり、不意に崖から落ちたりなどはもう既に日常茶飯事。
その姿は幼く、絶壁ロリ少女である。物事に対して一生懸命に取り組むがんばり屋。
イヴァ
:ツクヨやイザナが所属する組織の副司令官だった悪魔の少女。
顔は幼いが、身体はなかなかに育っておりその色気で知らずに相手を誘惑してしまう事も。
人間の心の暖かさに触れ、ちーあや召喚者達の数回に及ぶ説得の末、組織から離反し仲間となった。
おかん気質であり、ちーあ達の頼れる保護者的な存在。
戦闘では大鎌を高速で振り回し近寄る事さえ許さない強靭な戦士となる。
ナディス
:異世界『マシナリア』出身の勇者見習いの少女。召喚者達と触れ合い、勇者とは何かを学び日々修行に励んでいる。
現在、寝子島のローカルヒーローに憧れを抱いている模様。
女の子らしく振る舞えない事を若干気にしている僕っ子。
戦闘では勇者らしく魔法と剣技を合わせた技で戦う。なお、回復魔法は練習中。