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<零神探訪・後日談>紅き街にて
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●いくつものアイデア
「出来る事、いろいろありそうじゃん」
からからとした円の無邪気さが、みんなの気持ちを引っ張っていく。
「観光客、宴会用の派遣業、チャイナ服コンパニオンとか、料理店の給仕とか。街を盛り上げるっていう峰で提案してみるとか。ある程度の踊りの素養や色気もある質の高いサービスを、みたいな」
「円ちゃんいいね。ほかにもみんなでいろいろアイデアを出してみようよ!」
武道がブレストタイムを宣言した。
まずは叶うか叶わないかを考慮に入れず、自由にアイデアを出していく。
「大衆食堂みたいなものはどうだろう」となぎさ。
「日本食っぽい煮物とかおいて、日本食っぽいミソスープとかおいて、日本食っぽい食器使って。でも現地の人に売れないと意味がないから、現地アレンジは必須。それはボクたちにはアドバイス不可だから、なんか良さそうなのを合わせていくのがいいんじゃないかな」
「日本のレシピ教えたり出来ればいいんだろうけど……」と口惜しそうに武道が言う。
「俺は喫茶の軽食系しか思い付かないな……。あとは……街の中でバイト等人手を求めてるお店を探すかな? それなら俺も声掛け手伝えるかな? 麻婆のおじさんとか!」
娼館自体も今あれやしねえ、と真。
「例えば祭り時期中心に観光案内で稼ぐとか? 大道芸的なユチェンさんとかあの子みたいな子がうまい事ナイフ使って大きい人とやり合ってる様とか、正直稼げると思うんよね」
「観光は絶対ねらい目ですよねー。見た感じ観光客がたくさんいますし……私も今はじめるならやはり観光業がいいと思います」
そう提案するのは梢。
「点心は割と飽和していますし……休憩所として中国茶カフェ的なのを初めてはどーでしょー? ハボ爺あたりなら中国茶の仕入れルートとか空き家とかのアテがあるかもですし、話術が巧みだったり好かれやすい人が仕入れ、センスが有る人が装飾……とか、紅火楼の雰囲気も残しつつ、お店を少しずつ大きくしていけばビッグビジネスになるかもしれませんよー!」
ビックビジネス。
縁がないと思っていた言葉に女たちの顔つきが変わってくる。
眉間の間がぱあっと開けてくる感じだ。
円はそんな表情の変化を見て言った。
「ぶっちゃけ、おねえさん達根性あると思う。何やっても、その根性と忍耐が有れば形になるんじゃない?」
「後は……本人達の意思、だね」と夏夜も頷く。
そのとき、なぎさが零したひとことが紅火楼の女たちに衝撃をもたらした。
「劇場を作って、デュオで歌ったりできない? だめ? 人気出ると思うんだけどな」
「劇場!」
「それなら会話も歌も踊りも見せることができる!」
「あたしたち『女優』って呼ばれるの? アバズレとか娼婦じゃなくて?」
「劇場なら飲食する場所も一緒にできる。美味しいものと楽しい舞台をいっしょに楽しんでもらえるわ」
「素敵! 紅火楼の雰囲気も残しつつ、ビックビジネスね!」
劇場。そのアイデアは、女たちを一気によい未来のイメージへ運ぶ舟となる。
やりたいことは決まった。――劇場だ。
「看板女優はユチェンとメイユ?」
「やだあ、看板女優はわたしよ」
「看板女優は実力がある人よ。良いものじゃなきゃお客さんは離れていく。それは劇場だろうが娼館だろうが変わらないわ。私たち、そのことはよく学んできたでしょう?」
「そうね。だけど、あたしたちに、出来るかな?」
不安と期待がないまぜの会話を繰り広げる女たちに梢はにっこり。
「かつてのお客さんで手を貸してくれる人もいるかもですし、頼っていきましょー! ビジネスはウィンウィン関係を提案すれば割と要求を飲んでくれたりするはずですよー、たぶん!」
「確かに頼れる人もいるかもしれないけど……邪魔して来そうなロクデナシ野郎もいるわ」
「ロクデナシの方は僕がなんとかしよう」
サキリがすっと立ちあがる。
「重要なのはまともな経営者だ。上が駄目だと下がいくら頑張っても良くならない」
「誰かアテでも?」
「いや……ただ、訳も分からず失敗するのは避けたい。皆の中の誰かでもいいけど、はじめは経験者の助けを借りたいというのが正直なところじゃない?」
たしかにそうだ。女たちの中に経営経験者はいない。自分たちを商品として男にあてがうのが仕事だったもとの紅火楼の経営者はここにはいなかったが、これからいっしょに夢ある仕事をする気には毛頭なれない。
「何れにせよ土地があるなら利用しない手はない」
楓も立ちあがって跡地を見渡した。
「問題は娼館やってた所に土地権があるかだが、その手のは管轄外でな。大人しく専門家に任せるさ」
それはそれとして……と楓は少し困ったような顔になる。
「ユチェンやメイユよりもう少し小さくて見た目フワッとしてるくせにやたらテンション高い金髪の女の子を見なかったか? ここに着いたきり姿が見えない……いや、それはいつも通りなんだが……案外、そいつが鍵になるかもしれない」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年02月18日
参加申し込みの期限
2020年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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