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<零神探訪・後日談>紅き街にて
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●得意探し、苦手探し
改めて一通り話を聞くと、円が腕組みをして言った。
「んー、食べるのも厳しいかぁ。要するに娼妓のノウハウを生かした職が何かって話?」
「夢を見る為にはそれなりに先立つもんが必要なんよ。具体的にはコレやね」
真は人差し指と親指で輪っかを作り『お金』と示すと、夏夜も頷く。
「跡地を娼館以外の店に……とも思うけど、費用等の懸念もあるか」
「うーん、難しい問題だよな」
武道は話を聞きながら考えていた。
(……神魂の影響で起きた事件。被害を受けた街は、祭にしたりと全体的には立ち上がってきてるけど……そうじゃない所も当然あるよな。男の俺はあまり踏み込めない領域かもしれないが……)
現状どうなってるかを認識しないとはじまらない。武道は集まった人たちをぐるり見て訊ねる。
「ひとまず条件を整理しようか」
質問は三つ。
職に困っているのは何人程度なのか?
何が出来るのか?
どのくらい稼げれば生活可能か?
一つ目の質問には約二十人という答え。三つ目の質問には先ほどの一番年嵩の女性から具体的な数字が出て来たが、明確な答えが出てこなかったのが二番目の「何が出来るのか」だった。女性たちはこれまでの生い立ちや人生の苦労からか、自分たちについての評価が低く、持っている技能や良さについて客観的な把握が出来ていないようである。
「ふうむ、俺に特段何か出来るってわけじゃあねーが……」
そう前置きして庚が言う。
「そうさな、まずは自分の特技や長所を確認してみたらどうだ? 料理が得意、話し上手、手先が器用、何か特技があればそれで食っていけるんじゃねぇか」
「そうだね」
言葉を継いだのは夏夜。
「みんなの得意な事や仕事に活かせる事、逆に苦手な事……得手や不得手を明確にしてみない?」
女の一人が困ったように口をすぼめた。
「そりゃあまあ、男の相手はねえ」
「それって会話も含まれるんだよね?」
「まあそうだね。話を聞くことも仕事のうちだからね」
「それってコミュニケーションが強みっても言えるよね」
夏夜がそう捉えなおすと、彼女たちはそうか、と目からうろこが落ちたような顔。
「あとは踊りかねえ」
「アタシは歌。歌で人を酔わせることには自信があるよ」
「いいね……それは本当に強みだよ。逆に苦手なものは?」
「あたしは料理は苦手。包丁なんか握ったこともないもの」
ある娘が言えば、別の娘が言う。
「私は好きよ。小さいころよく家の手伝いをしていたもの。美味しいって言ってもらえると幸せよ」
「あたしは掃除が全然だめで」
ある娘が言えば、また別の娘が言う。
「私は整理整頓するのが好きよ。雑巾がけをしているときが一番幸せだわ」
ふむ、と庚。
「それぞれ苦手なことはあるだろうが、このくらい人数が集まってると中にはそれを好きってやつもいて互いに補い合えるんじゃねえか? 会話と踊りと歌って三つも強みがありゃあ、なんかできるのは間違いねえだろ」
女たちは互いに顔を見合わせた。
自分たちのことを、そんなふうに考えたことは今までなかったのだ。
彼女たちの瞳が輝いてくる。先へ進めるかもしれないという希望が宿り始める。
けれど、まだだ。希望も夢もまだあやふやで、握ったら崩れる砂のようなもの。
もっと何をしていくか、何をしたいのか、詰めなければ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年02月18日
参加申し込みの期限
2020年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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