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携帯戦記カプセルギア マスター・ワンを討て
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【カプセルギア部門・局所フィールド実験室(1)】
「こりゃまた。ミョーな場所に出やがりましたよ」
マンモスはコクピットの中、へにゃりと眉をしかめます。
AOIは物珍しそうに目の前の光景を眺めて、
「もしかして、これって……カプギア用のバトルフィールドじゃない?」
「あー。携帯用のやつですか」
ギアマスターでしたら、ユグドラシルがそんな商品を開発中、なんて話を聞いたことがあったかもしれません。
カプギアはなにもない場所でももちろん遊べますけれど、さまざまなバトル環境を簡単に、手軽に再現出来て持ち運びも容易なカプギア用携帯型簡易バトルフィールド……どうやらここは、その製品開発のための実験室のようです。
ある一角には、鬱蒼とした森と湿地帯が広がっています。またある一角では、どろどろとした溶岩が地を這うように流れ、火山が爆発しています。あちらは吹雪で視界不良な雪山ですし、こちらでは重力が狂っているのか浮遊する岩がわずかな足場を形作っています。再現された環境はなんとも、驚くほどにリアルです。
「なるほど。ユグドラシルも気合が入ってやがりますね。これだけのものを開発してるとは」
「ただ横からカプギアという遊びを奪い取ろうとするだけじゃなく、正攻法もアリってわけね」
「ふふん。面白いじゃねーですか」
マンモスもAOIも、生粋のギアマスター。ユグドラシルには良い印象は無いにしろ、良い物は良いと認めざるを得ません。
それにユグドラシルもまた、一枚岩ではないのだと言います。もしかしたらこの部門に勤める開発者は、純粋な気持ちで、子どもたちに素敵な遊びを提供しようと頑張っているのかもしれません。
少しばかり複雑な気持ちで、しばし佇んでおりますと、
「どわーーー!?」
「な、なにこれー!?」
響いた声は、MADOKAとMASHIROでした。
「こ、こんにゃろー! ベリアルの腕返せー!」
「このネズミ、カプギアのパーツを取っちゃうんだ!?」
「なんていやーなネズミ!」
いつの間にやら確かに、MADOKAのベリアルは片腕を無くしています。
キキキ、チチチ、とざわめく無数の声……部屋の隅の暗がりにぽっ、ぽっ、ぽぽぽと灯っていくランプは、赤い瞳です。
『これは……資料によると、マシン・ラットと呼ばれてるみたいだ。簡易フィールドの地形踏破難度をテストするための、自律する機械のネズミだ!』
チュウチュウキキキ、機械ネズミたちの群れ! まるで数え切れないほどの大群が、ざざざと波のごとく押し寄せてきたではありませんか。
MADOKAがスピーカーを通じて叫びます。
「良い子のみんな、気を付けよー! 油断してると、腕とか足とか取られちゃうぞ!」
「うわ!? ちょっと、私のライフルー!」
言ってるそばから、Diablo Azulの腕がぱちりと外され、すたんぴーど☆まんもすのヘッドもマシン・ラットに持ち去られてしまいました。
「く、すたんぴーど☆まんもすのスピードでも、さすがにこの数はさばけねーです!」
みんなのカプギアも次々にパーツを外されてしまい、動けなくなったり、まったく攻撃力を失ってしまったり。てんてこまいです。
「円ちゃん!」
「おっけー、真白ちゃん!」
ずずいと前に出てマシン・ラットたちを睨みつけるのは、腕のないベリアルと、ネージュリェーツ。
どうやらふたりには、作戦アリ!
「「ここは、ボク/私の出番だね!!」」
SHOは耳を疑いました。
「や、やめろ! 返せ……返せよ!!」
「MAKIYUKI、落ち着け!」
マシン・ラットにヘッドパーツを奪われたボナパルト2。
コクピットのスピーカーから届くのは、彼らしからぬ半狂乱でした。
「返せ! 返せ! 僕はもう、もう二度と……!」
「待て、やみくもに追ってどうする!」
セイクビリットが翻り、右腕のミニ大砲を連射してラットたちを追い払うと、よろめくボナパルト2を引っ張り、バトルフィールド発生装置が作り出す森へと飛び込みます。あくまでも精緻な幻ではありますけれど、少しの間身を潜めることができそうです。
荒い息。見る影もなく取り乱すMAKIYUKIへ、SHOは尋ねます。
「聞かせてくれないか」
「…………」
「マスター・ワン、つまり『ボナパルト』と、アンタの持つ『ボナパルト2』。無関係じゃないんだろ」
MAKIYUKI自身が漏らしたヒント。決してそのつもりではなかったかもしれません。けれど心の底では、知ってもらいたかったのかもしれません。
SHOは、そこに賭けました。
「アンタはきっと……カプセルギアのテストプレイヤーだった。そうなんだろう?」
息を呑む音が、耳元にはっきりと聞こえました。
「教えてくれ。アンタの過去に、一体なにがあったのか」
「……僕は」
ぽつり。ぽつり。彼は語り始めました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年02月10日
参加申し込みの期限
2020年02月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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