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携帯戦記カプセルギア マスター・ワンを討て
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【134階オフィス(1)】
「へえ。いい景色……」
AOIは、自分の名前にも似た青空を眺めて思わず、ほうと息を吐きました。
窓の向こうには、雲海が広がっています。ユグドラシル本社ビルは、200階近い超高層ビルなのでした。
雲から突き出した天上のオフィスから眺める光景は、まるでこの世のものとは思えない絶景です。
「ユグドラシルの社員は、いつもこんなところで働いてるのね」
AOIの言葉にはほんのりトゲも混じりますけれど……とはいえユグドラシルのほとんどの社員は、一部の部署が推し進めるカプセルトイの強引なシェア簒奪作戦や、カプギアの軍事利用なんて野望を知りもしないでしょう。
「今は、誰もいないみたいッスねー」
キリコがコクピットのモニターに映り込む風景を物珍しげに見回すと、相棒の
トルーパー
も首を巡らせます。
オフィスは見たところ無人です。休日ということで、社内には最低限の警備員や設備点検の作業員くらいしかいないようです。
デスクに並ぶパソコンの中には電源が入れっぱなしのものもありましたけれど、残念ながらあまり役に立つような情報などは無さそうです。
「で洋子、どっちに行ったらいいッスか? ……あれ? 洋子?」
無線機能を通じて話しかけましたけれど、なぜだかナビ役の洋子の返答がありません。
よく耳を澄ませると、コクピットの外でなにやら、ぎゃあぎゃあとわめく声が聞こえます。
『ですから、あまり長時間のプレイは、ほかのお客様のご迷惑となりますので……』
『ほかに客なんていないじゃないか、閑古鳥が鳴いてるじゃないか!』
『そうは言っても、決まりなんで……マニュアルにもそう書いてあるし』
『マニュアルマニュアルって、そんなだから杓子定規なつまらない現代人になってしまうんだぞバイト君! それより今すごくいいところなんだ、もう、ほら、あれだよ、すんごいベストバトルが展開されてるんだ! もうちょっと待ってくれ!』
『ていうか、こんなステージあったっけ? これ、どっかの会社のオフィスかなんかじゃ』
『いーからもう向こうにいっててくれー!』
「……なんかトラブってる?」
「困ったッスねえ」
Diablo Azulとトルーパーはくりん、と顔を見合わせます。
「わああ、なんか来たよぉ~!?」
「きゃあー!」
りゅーきとくろナオちゃんことナオの慌てた声に、カプギアたちが一斉に振り向きますと……そこには。
「げげ、あれがセキュリティーシステムってやつッスか!」
何に似ているかと言われれば、昨今は一般家庭にもじわじわと浸透しつつある、お掃除ロボットでしょうか。ただしそいつは宙にぷかぷかと浮いているし、ブレードのようなウィングやら銃身らしきものやらがごてごてとくっついているし、どう見ても普通じゃありません。
なんて考えている間に、ずががががが! 突き出た銃口から怒涛のように吐き出される銃弾の嵐! カプギアたちは一斉に散って身をかわします。
銃弾は壁やデスクに食い込み、ぽっかりと黒い穴を無数に開けました。
「この威力……!? 対人用機銃搭載のセキュリティドローンだなんて、ユグドラシルは何を考えてるのよ!」
Diablo AzulをデスクのPCの陰に滑り込ませつつ、AOIは素早くレーダー機能で状況を把握します。
「敵は4機! オフィスの四隅から中央に向かって、こっちを追い詰めるように布陣してるわ。みんな、気を付けて!」
蒼の指示に、カプギアたちは身構えます。
コクピットの外からかすかに聞こえてくる声から察するに、洋子はまだしばらくナビ役に戻れそうにありません。ここから逃げようにも、どっちへ行ったらいいのやら。
というわけで、
「迎撃するしかなさそうッスね……!」
素早く気持ちを切り替えて、戦闘開始!
キリコはトルーパーのヘヴィマシンガンを乱射しつつ、ローラーダッシュで間合いを詰めていきます。
「ドローンさん、こっちだよぉ~!」
りゅーきは
ラズちゃん
でドローンを惹きつけ、囮役を引き受けることにしました。わっかビームでほわほわほわんと牽制しつつ、ぴょんぴょん跳ねて巧みに機銃を交わします。
ちなみにりゅーきの乗り込んだコクピットの中には、ぬいぐるみのラピちゃんももちろんいっしょです。ほんわかかわいいお友だちがいっしょなら、りゅーきはいくらでも勇気を振り絞ることができました。
「あたしも手伝うわ!」
「あ、黒江君!」
くろナオちゃんのカプギア、
スカルブーティちゃん
はスピード重視の機体構成で、これまた囮向き。敵の注意を惹きつけるにはぴったりです。
「スカルブーティちゃんには飛び道具はないから、頑張って避けるわね。みんな、攻撃はよろしく!」
おー! とみんなの勇ましい声。
「ふふふ。ついにこいつを実戦投入する時が来たようですね!」
満を持して姿を現したのは、
すたんぴーど☆まんもす
。マンモスが愛機ぐれーと☆まんもすを改良することで誕生した、完全なる高速戦闘特化型カプギアです。
「操作はがっつり練習してきて完璧にマスターしたですよ。いきやがれです、すたんぴーど☆まんもす!!」
どぎゅん! 砲弾ように飛び出したすたんぴーど☆まんもすは、鋭角なカーブを描きながら機銃の射線を華麗にかいくぐり、反撃の短機関銃を寸分たがわずに叩き込みます。速度特化というだけあり、目で追うこともやっとの超スピード!
「それにしても、雪人。ずいぶんと面白い作戦を思いついたもんじゃねーですか」
遮蔽物越しに狙撃を行うMAKIYUKIのボナパルト2の姿を認め、マンモスはふと彼へと語りかけました。バトル中にも関わらず、なんとも余裕しゃくしゃくです。
「こういう悪だくみは大好きですよ。喜んで付き合うです……ただ、ひとつ聞きたいのですが」
「? 何?」
「『マスター・ワン』は、昔おまえが使ってたカプギアですか?」
「……っ」
「少なくとも、思い出のカプギア……と見えるです。そんな機体が今、ユグドラシルにある。そしておまえは、それを破壊してほしいと言う」
黙りこくるMAKIYUKI。あまり多くを語りたくはないようです。あるいは、語るのが辛いのかもしれません。
そんな彼へ……マンモスは、ニヤリ!
「かつての相棒を、ユグドラシルに悪用されないためにぶっ壊す。ってところですか? ガキの癖に良い覚悟してるじゃねーですか、気に入ったですよ!」
すたんぴーど☆まんもすは右へ左へ、ドローンの機銃掃射に薄い装甲の一片たりとも削らせはしません。高速移動で翻弄しつつ、短機関銃でドローンのウィングを撃ち抜き動きを鈍らせたところへ、ボナパルト2の狙撃とタイミングを合わせての一斉射撃! ちゅどんっ、とまずは一機撃破!
「私はとことんまで付き合ってやるですよ。だからおまえはおまえの目的を、完遂しやがれです」
「…………」
返答はなく、コクピットでレバーやボタンを操る小刻みながらにか細い音だけが、スピーカーには届きます。
けれどマンモスには、消え入りそうに……ありがとう。確かにそんな声が聞こえました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年02月10日
参加申し込みの期限
2020年02月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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