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さあ、封印されしものよ、その身をうつし世に現せ
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放課後の街並みを、小さな人影がものすごい勢いで駆け抜けていく。
「スゴイのだスゴイのだ、夢にまで見た伝説の異物パーティなのだ!」
目をキラキラさせながら走るのは、
後木 真央
だった。
シュールストレミングの集まりをねこったーで見た瞬間、彼女はもう走り出していた。
小柄ながら陸上部で鍛えられた俊足を発揮しながら向かうのは、猫鳴館の自室。走ってきたその勢いのまま扉を開くと、タンスを開けて動きやすい服を探す。
「制服に臭いがついたら大変なのだ! おネコ様が逃げちゃうかもなのだ! ……えーと、これとこれでいいかな?」
引っ張り出したのは可愛らしいTシャツと短パン。バザーで安く買ったものなので、多少臭いがついても問題はない。
「あとは、せっかくのパーティだからいっぱいいっぱい準備していくのだ!」
大きなリュックにガスコンロ一式とゴミ袋、そして何に使うのかスコップまで詰め込む。
あとは100均で食材を買えるだけ買う!
パンパンに詰め込んだリュックと財布を持つと、後木は再び勢いよく猫鳴館から飛び出した。
車はようやくスーパーに着いた。
ねこったーを開いてみると、どうやらぼちぼちと人が集まっているようだ。
「結構人が多いみたいだ。食材は多めに買っておこう」
携帯から顔を上げると、
八神 修
は隣の運転手に声をかける。
シュールストレミング。その世界一臭いという悪名高い食べ物でさえ、八神にとっては知的好奇心の対象のひとつであった。
「かしこまりました。それでは十人分を目安に買ってまいりますので、修様はお車でお待ちください」
運転手を務める使用人はそう言うと、車を駐車場に停車させた。
と、窓の外を眺めていた八神は、向こうから見慣れた小柄な人影が走ってくるのに気がついた。
「ん? あれは後木か」
友人の姿に、車から降りてその名前を呼ぶ。
八神に気づいた後木は、まるで子猫のように顔を輝かせて八神のもとにやってきた。
「修ちゃん! こんにちはーなのだ!」
「どうしたんだ、そんなに走って」
「どうしたもこうしたも! 伝説の異物パーティに向けて食材を調達しに来たのだ!」
ぴょこぴょこ跳ねて言う後木に、八神は納得した。どうやら彼女も例の食事会に参加するつもりであるようだ。短パンとTシャツといった格好は、幼く元気な後木によく似合っている。
「奇遇だな、俺もそのパーティに参加するために食材を買いにきたところだ」
「そうだったのかー! じゃあ早く一緒に買いに行くのだっ!」
遅刻しちゃうのだー、とぐいぐい八神をスーパーに引っ張っていく後木。
引っ張られながら、そういう訳だから、と八神は苦笑いしつつ車の中の使用人にアイコンタクトを送った。
食材は自分で買ってくるよ、と。
シュールストレミングは思いのほかいろいろな人を集めていた。
誘われたから来た者や、果敢にも好奇心のみで飛び込んできた者。
そして……
「ただめしと聞いて」
北校舎裏に現れたのは、一際目を引く風体の男子生徒。
御手洗 孝太郎
だった。
日本人離れした大柄な体格に伸ばしっぱなしの髪、そして何より彼を特徴付けているのは――
「うっ! なんだこの臭い!」
衛生観念の欠落した彼は、とにかく異臭を放っていた。
ただでさえ異臭に包まれていた校舎裏。そこに流れ込んできた新たな異臭。
異臭と異臭のぶつかり合い。灰色の猫に切り分けられた訳でもないのに、そこはもはや異次元であった。
「タダで食べれるものがあるんだって?」
「あ、ああ。今回の集まりに関しては金銭は徴収していない」
御手洗の問いかけに、むしろ謝礼を払いたいくらいだ、と小声で付け加えつつ、八茶女は頷いた。
「やあ、御手洗。その様子じゃ相変わらず風呂には入ってないみたいだね」
御手洗はかつて猫鳴館に所属していた。かつての寮友に、
逆巻 天野
は挨拶を交わす。
「うん、まあそれはいいとして……この臭いはいったい何を食べるんだ? 魚?」
「シュールストレミングだって。缶の中で発酵に発酵を重ねた魚らしい」
御手洗の問いかけに、
御剣 刀
が答えた。どんなに臭いがきつくても食べ物となればやっぱり気になってしまう彼は、事前にそれがどういった食材なのかはチェック済みであった。
「なるほど。ようは腐らせに腐らせた食べ物ってことか……」
臭気より食い気といった様子の二人が話していると、よく通る女子の声が聞こえてきた。
チョーイオーイ! と耳慣れない言葉が響く。そちらに顔を向けると、長身の少女が立っていた。
「カー、食べさせてくれるというから、シダ、来た!」
なのになんだこのにおい! くさい!
たどたどしい日本語でしゃべりながらやって来たのは、ベトナム育ちの
シダ 美穂戸
だった。
彼女は顔見知りの御剣の姿を見つけると、眉を寄せながら訴える。
「まだ食べてないか? シダ、もうはらぺこ! くさいけど腹ペコ!」
「うーん、もう少し参加者が集まるまで待つみたいだな」
ねこったーで募集をかけたところ、もう数名参加者が来るらしい。
正直こんなに集まってくれるとは思わなかったわ、と壇塚は携帯をいじりながら小声でそう言う。
「カーっていうのは?」
御手洗の問いかけに、シダは答える。
「カーは魚。ベトナムは魚、よく発酵させる。それにしてもくさい! これはくさい!」
「なるほど魚か。俺も早く食べたいな。カー食べたいカー」
「カー! シダも食べたい! はよはよ!」
待ちくたびれたように腹ペコ組がカーカーと騒ぎ出す。
その様子に、もう開けちゃいます? と壇塚が八茶女に聞いたときだった。
「お待たせしましたー! 牛乳買ってきたよっ」
「ジャージが見つからなくて……お待たせしてごめんね」
校舎裏に
島野 夏帆
と
十文字 若菜
がやってきた。島野は手にコンビニの袋を提げており、中には一リットルの牛乳パックが二本入っている。
「じゃじゃーん! ニオイ消しといえば牛乳!」
「おおー、頼もしい! ありがとう!」
島野の牛乳を、八茶女が嬉しそうに受け取った。
そしてその二人に続くように、さらに二つの人影が北校舎裏に現れる。
「待たせたな皆の衆なのだ!真央ちゃんも参戦するのだー!」
「すまない。食材を買うのについ夢中になってしまってな」
現れた
後木 真央
と
八神 修
は、両手いっぱいにスーパーの袋を抱えている。その中からは色とりどりの食材があふれており、その豪勢さにその場はわっと沸き立った。
「よし! じゃあ皆のおかげで食材もかなり集まったことだし」
その場にいる者を見渡しつつ、八茶女は改まったように口を開いた。
――いよいよ食事会に入りたいと思う!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
ネコイチ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月03日
参加申し込みの期限
2013年09月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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