this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【お三夜】猫と鼠と人と悪魔、四つの世界が交わる夜
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
36
つぎへ >>
三毛猫柄のパーカーを着た
三夜 深夜子
がほろ酔い状態で石段を上がる。知的な眼鏡を嫌い、コンタクトレンズを嵌めてきた。
「良い気分~♪ 素面で仮装はさすがに無理よね~」
登り切った先は明るい光に溢れていた。左右の露店には多くの人々が集まり、賑やかな声が方々から聞こえてくる。
「どこも楽しそう~。みやこ猫も仲間に入れるにゃーん」
ふらふらと歩いて行き着いた先で風船提灯を購入した。振っても消えない不思議な光に胸の奥の童心がくすぐられる。
「どういう原理なんだろう~。よくわかんないけど楽しい~。次はどこに行こうかなー」
揺れる提灯と同様に身体もゆらゆらと揺れ動く。賑やかな方に引き寄せられるように歩いてゆく。
「これって万華鏡よね~。懐かしいわ~」
「ただの万華鏡ではないにゃ」
椅子の上に立った猫が言った。
深夜子は眼鏡の中央を押し上げた。とろんとした目を近づける。
「どんな万華鏡なのよ~」
「運命万華鏡にゃ。覗いた人物の運命が見えるにゃ」
「またまた~、本当に?」
「時間は短いけど本当にゃ」
決断は早かった。深夜子は素早く財布を取り出し、提示された額を払った。
「この花柄の万華鏡にするわ」
「お買い上げ、ありがとうにゃ」
「この万華鏡を覗くと私の運命が見えるのよね~」
顔を上に向けて万華鏡を覗き込む。
「イケメンの彼氏! ん、酔った私が、電柱で吐いて……逃げられたじゃない!」
「運命にゃ」
猫は糸目で言った。
「最初に喜ばせて、それはないよ~」
深夜子は泣き笑いの表情で人波に流されてゆく。
「鼠がいるわ~」
軽く手を挙げて話し掛ける。
「ここでは花火を売っているみたいね。鼠花火かな~」
「違うでチュ。水中花火を売っているでチュ。水の中に入れて楽しむ花火でチュ」
「へー、初めて聞いたよ。一セット、貰うわ~」
「嬉しいでチュ」
ビニール袋を手に提げて深夜子は歩き出す。
「水中花火ねぇ。あれ、水場はどこ? やるところがないんだけどー!」
大きな声を上げて急に立ち止まる。身体が小刻みに震えて耐えるような表情となった。
数秒の沈黙を経て口元が緩む。
「危なかったわー。三本は呑み過ぎだよね~」
揺れる身体で人波に乗る。とろんとした目が右へと流れた。
「かわいい猫ちゃんを発見~」
視線の先には
アイオ・キャンドライト
の姿があった。猫耳で頭の横には奇妙なお面を付けていた。祭りに相応しい浴衣が目に映える。
深夜子は立ち塞がるようにして声を掛けた。
「突然なんだけど、楽しいとか、怖いとか、不思議とか、聞いてわくわくするような話題ってないかな~」
「思い当たることはありますわ。謎団子ですわ」
渋い顔で口元を押さえる。
「謎団子って、な~に?」
「小さな女の子が営む露店ですわ。その団子は動いたり、光ったり、鳴いたりするのですわ。味に当たり外れがあって、とにかくとんでもないですわ」
「その話が本当なら、団子どころか食べ物にも思えないんだけど~」
「行けばわかるのですわ」
立ち去ろうとするアイオを深夜子はやんわりと引き留める。
「挨拶がまだよね~。こんばんは」
深夜子はアイオに微笑みを送る。十秒以上の時間を経て『彼の名を見知る炯眼』が発動した。対象となった相手の名前が脳内に流れ込む。
「こんばんは?」
アイオは怪訝な顔で返した。
「名前を聞いてなかったわね。私は三夜深夜子、あなたは?」
「……喜矢武(きゃん) あいおですわ。もう行くのですわ」
「またね~」
深夜子は大きく手を振って見送った。
「アイオキャンドライトだから、キャンアイオなのね~。こっちも、その謎団子屋に行ってみるかな~」
ふらりふらりと歩いてゆく。
「なんか楽しい~。このまま悪魔も何も来ない平和が続いて欲しいーにゃー」
呑気な様子で祭りの喧騒の中に消えていった。
十数分後、深夜子は地獄の団子を引き当てて絶叫した。
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
36
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【お三夜】猫と鼠と人と悪魔、四つの世界が交わる夜
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月12日
参加申し込みの期限
2020年01月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!