this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
play a game~phantom thief~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
Round2【AM1:10】
それぞれの怪盗が動く中、美術館内部の状況は刻々と変化を続けていく。
中でも一番早く動いた怪盗は、美術館内を堂々と動き回っていた梢であった。
【C2:中央通路上部】
「ここは少し警備が弱いですねー。外はもういいと思いますので、そちらから戻して増員したほうがいいかもしれません」
中央通路へと移動した梢が、その場にいる警備員へとそれらの指示を伝えていく。
梢が指示するのは、入口に通じる中央通路と、裏手側の騒ぎが起こった二つの地点。
それらを
他の怪盗が逃げる為に使われないように
人員を増員して欲しいと。
「守れる人には限りがありますからね。盗まれた後の逃げ道になる通路を塞ぐのが定石ですよー」
にこやかに、梢は警備員にこの言葉を口にする。
但し、その意図はあくまで言葉通りに他の怪盗が逃げ出さないようにする為。
梢はこれらの指示を出しながら、警備員達の再配置を行っていく。
【警戒レベル変動アリ】
エリアA・B:1→0
A1:1→0(C2に合流)
A2:2→3(C3に向かった増援合流)
C2:1→2(A1の増援合流)
C3:2(外縁部に出ていた人員合流)
【A1:第二展示室裏側通路】
入口側の壁に張り付き、刀は梢と共に居る警備員の姿を見つける。
「警察……? それで、ここの警備員が居なくなったのか」
隠れるように移動していく中で、通路上に居た警備員がこの場所から移動していく事は確認していた。
だが、その先にある目的の中央通路に合流したとなれば、刀にとっては厄介以外の何者でもない。
「とはいえ、あちらの警備が厚くなったのは痛いな……」
――この時点で、刀は梢が偽の警官である事には気づいていない。
但し、これは刀に限ったことではなく、変装と気づけない限り誰であっても見抜く事は難しい代物であった。
「後木が上手くやってくれる事を願うか」
進路上にある通路では、ここから移動した警備員が合流し、既に警備体制に入っている。
外部で真央が動くまでの間、刀はここで待機を余儀なくされていた。
【エリアA:美術館外縁部左-A2付近】
「んん? 皆、どこかへ行ったのだ?」
外縁部から徐々にマグライトの光が消えていく中、丸く刈られた植え込みに隠れていた真央がぴょっこりと顔を出す。
先ほどまで、確かにこちらに向かう形で外縁部に出た警備員達が真央と、そして巴を追っていた。
だが、その追跡が突然やめられていたのだ。
「っと、ここに居たのかい」
暗闇に同化するように、影がある位置を選びながら移動してきた巴も、真央を見つけ合流する。
「おぅ!? いきなり出てきてビックリなのだ!」
「悪いね。ただ……ちょいとひっかかる事があったのさ」
ぱちくりと瞬きする真央に、巴はその言葉を口にする。
――警備員の動きが少しばかりおかしいと。
「真央は何か気づかなかったかい?」
「ん~……なんにもわかんなかったのだ。
皆いきなり、探すのを止めたのだ
」
この行動自体は、巴も隠れていた木の上から観察していた。
各自が無線を弄り、そしてそのまま自分達を探す事をやめ、内部に戻っていく事を。
「……バレたって事かねぇ。とりあえず、もう一度やってみてダメなら考えてみるか」
「だったら、真央ちゃんも一緒に行くのだ。よーどーは重要なのだ!」
巴と真央の陽動は、既に美術館内に侵入を果したそれぞれのパートナーにとって重要な行動になる。
その為に、本来真央は入口側に向かうつもりであったが、巴と共に隠れていた位置から再度裏手側の窓へと移動し、近くにあった石を投げ、同じ手順で窓を割る。
「こっちに居るのだ! 真央ちゃんが宝石を盗んじゃうのだー!」
「はっ、情けないねぇ。守ってるだけであたし等を捕まえられない無能連中が!」
大きく声を上げ、二人は窓から見える警備員にあえて姿を晒す。
――しかし、それでも動かない。
梢が行った人員の再配置は、同時に既に内部に侵入している者への警戒重視に方針が切り替わってしまっており、
視線だけは向けるが
二人に対しては動くつもりはなかったのだ。
「ちっ、ダメかい。なら……いくっきゃないね」
姿を見せている以上、中で何かが起こらない限り侵入は難しい。
第二展示室前か、もしくはこちらからの侵入を考えている巴にとっては、現状は決していい方向には向かってはいなかった。
「巴ちゃんは中に入るのだ? なら、真央ちゃんとはお別れなのだ」
「そうかい。なら、真央はここで頑張りな」
外縁部での陽動までが、真央と巴にとっての協力体制である。
巴の方針が変わってしまえば、互いの協力はそこまで。
その為に、二人はそのまま分かれ、巴は外部に散らばった幾つかのガラス片を拾った上で一時様子を見る為に警備の固い第二展示室前に移動し、真央は裏手で内部の様子を確認しながら陽動を続けていく。
【A2:第一・第二展示室前通路】
美術館内への侵入を果した武道達三人も、状況の変化に従い、この場での待機を余儀なくされていた。
「桜崎ちゃん達の陽動がバレたってわけよね、これ」
周囲に聞こえないように、小声で焔が二人に声を掛ける。
第二展示室側に休憩用として設置されたロングソファーの陰に隠れながら、通路の中ほどまでは三人は進めていた。
だが、そこで陽動の効果は切れてしまい、離れていた警備員達が戻ってきていたのだ。
「だな。このまま隠れて移動するにしても、流石に十字路にはソファーが無いから、別の手を考えなきゃって感じだ」
「うん。でも、ホントなら由貴奈さんが来るはずなんだけど……」
ぴょこぴょこと頭を動かすたびに動く猫耳と共に、タルトはソファーから顔を出し、周りを見る。
本当ならば、
既に警備員に変装したはずの由貴奈が自分を捕まえに来るはずであった。
だが、どこを見ても由貴奈らしき警備員は見つからず、予定の地点にもそれらしき警備員は居ない。
――ならば、考えられるのはタルトが由貴奈に騙されたという可能性であった。
「これ以上は待っても無駄ね。予定通りあたしは中央の通路に向かうわ。警備員達の動きを見る限り、逃げる為の脱出ルートを塞がれる可能性も出てきてるようだし」
「あぁ、頼む。たけどタルトちゃん、これ以上鍵を開けている暇はなさそうだ」
タルトが、それらの言葉に頷きで返答する。
焔の行動に関しては、既にここまで移動する中で聞いており、それを反対する理由は無い。
だが、武道が語った鍵を開ける行動――本来タルトは第一・第二展示室の鍵を開けるつもりであったのだが、その中で開けられたのは
第二展示室のみ
であった。
「無理ならきっぱり諦めるよ。だって、ブドー先輩と神薙さんまで巻き込んじゃ、協力じゃなくなるからね」
騙されたとはいえ、今の所反応が無い以上、こちらの行動を阻害するつもりは無いであろうとタルトは考えを切り替える。
――もし何かされたのであれば、警備員に変装しているであろう由貴奈の正体を大声で警備員に伝える決意も含めて。
「よし、なら決まりだな」
外縁部で窓を割った際に幾つかの石をポケットにねじ込んでいた武道が、その中で出来る限り投げやすい石を取り出す。
狙いは天井に設置された通路を照らす照明。
通路に設置された照明の一つとは言え、それを割ってしまえば警備員の注意が引け、死角も作れる可能性は十分にあったのだ。
「二人共、いくぞ――!」
勢いよく投げられ、武道の手から離れた石は照明の光を消し、割れる音を通路内に響かせていく。
三人がその音を合図に移動を開始した後、瓢も同様に行動を開始する。
「いい塩梅で。あちらさんは中々に気張るねぇ」
焔達とは逆の位置にある、第一展示室前に置かれている観葉植物が植えられたやや大きめの横長プランターの影に瓢は姿を隠していた。
実際、瓢もあちらと同様にこの状況下でどのように移動するかを思案していたのだが、そのチャンスはこうして作られる結果となっていたのだ。
「こいつを使うにゃまだ早すぎるからねぇ。都合よく動いてくれる連中には、心底感謝してるさ」
但し、それはあくまで他者が自分にとって有利となるように、勝手に動いてくれる事への感謝でしかない。
取り易いように、タキシードのポケットに仕舞っている小さな缶に一度だけ触れ、瓢は警備員の視線が上に向いた事を確認した後、そのまま一気に第三展示室側へと向かい背を低くしながら駆け出していく。
――自分と同じようにこのチャンスを活かし、窓から侵入する巴の姿には目も向けずに。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
play a game~phantom thief~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
16人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月28日
参加申し込みの期限
2014年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!