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<鈴島海賊の秘宝I>海賊女王のピラミッド
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●星の壁
【SIDE:青】
かすかに聞こえるトランペットのメロディ。
『――青班、応答して』
ここにも伝声管があった。
金属の管から漏れ聞こえるのは、くぐもったエヴァの声。
応えずに、影が動く。
骨削 瓢
である。
皆が休息している隙に、ひとり抜け出し先行していたのだ。
トカゲのように闇に潜み、ときに素早く駆け抜けながら、瓢は単独行動を貫いていた。壁、天井、床を注視して些細な違和感にも目を凝らし、何かあれば印を付ける。そう。砂の落とし穴の手前で利平が見つけた×印は瓢がつけたものだった。親切心……からだったかどうかはわからないけれど。
「思えばシーノとは女帝号からの因縁、奴さん等の宝を我が物にするのさぁ。何者より先んじて宝の探索と女王にご拝謁を……とね」
角を曲がった途端、左手の壁一面に、等間隔に並んだ星が描かれていた。そこに、たくさんの人が手を広げているような影が映りこんでいる。瓢は舌なめずりをして、星が描かれているのと反対の、右手側の壁を透かすように見る。
「あっし位性根が腐ってれば、こういうとこに罠仕掛けるだろうねぇ」
果たして高さ1メートルほどのところに、怪しげな穴が横一列に12個並んでいた。
「ふうむ」
瓢は更にその先に目をやる。扉がある。穴を避け、身を屈めながら扉まで進み、手をかけてみる。
「開かないねぇ。ま、ひとまずこの罠っぽい穴を潰しておこうかね」
そう云ってマッチを擦ったとき、角の向こうから話声が聞こえてきた。
「おっと、後続がいらっしゃったようだ。思ったより早かったねぇ。なら、ここは隠れて奴らに解いて頂こう」
印を付ける間はなかった。瓢は火を吹き消すと、暗がりに潜り込んで気配を消した。
青班の一行が角を曲がって現れる。先頭は
龍目 豪
だ。
エヴァの呼びかけはまだ続けられていて、豪はそれを聞くとすぐさま伝声管に向かいあった。
「もしもし、青班の龍目だ。そっちはどうだ?」
エヴァは赤班の部屋の様子を手短に説明した。その後、声が男のものに変わる。
「部長、頼みますよ」
「邪衣! そっちにいたのか!」
「迷いました。ともかく俺らが骸骨になる前にそっちの仕掛けを……ぐー……」
いびきのような音の直後から、「寝るな!」という呼び声とか、ラッパとか、歌声とかが賑やかに鳴り響く。
「なるほど……赤班の方は窮まった状況らしいな。ええと、こちらはどうなってる?」
「扉があるわ」
黒依 アリーセ
が云う。「閉まっていて開かないの。星の絵が描いてあるわ」
「等間隔に星が描かれた壁があるね」
音海 なぎさ
が壁を冷静に観察していた。
「さっきは天秤の仕掛けを解いたら天秤の絵の扉が開いたのだから、今度も、この星の仕掛けを解けば星の絵の扉が開くに違いないわね」
アリーセの言葉に、なぎさも頷く。
「縦に6、横に12個ずつ星が並んでる。星と星の幅は……」
片方の手を星の位置に合わせて、腕を広げてみる。
「星3つよりボクの腕の方がちょっと長いな。ボクの身長は165センチで、腕を広げた時の長さは身長と同じくらいだから……キリのいい、150センチくらいの人、いる?」
ぴったり身長150センチの
赤羽 勇樹
が進み出て、なぎさに云われるまま腕を広げる。
「ぴったり3つ分だね。ということは、星と星の間は50センチだ」
そのことはすぐに赤班に伝えられた。
壁の星を興味深そうに見ていた
後木 真央
が、星の部分が壁よりちょっと浮き上がっているのに気がついた。
「なんなのだ、コレ押せばいいのだ?」
一番端の星を押し込む。
ギリギリ……と、不快な音がした。
「危ないっ!」
李 小麗
が咄嗟に真央の袖を引く。
「……ファッ!?」
真央の叫びは鋭い風切り音によって打ち消される。
「うッ」
両腕を広げたポーズのまま、勇樹が目を見開いていた。
彼の腰の真横に、ぶっとい矢が一本、突き刺さっていたのだ!
勇樹は血の気の失せた顔でカラカラと笑う。
「う、腕を広げていていて良かったッス……」
八神 修
が、まだ心臓をばくばくさせている真央の肩に手を置いた。
「真央」
「ふぁ、ふぁいっ!」
「あれこれ不用意に触るのは危ない」
真央は人形みたいにコクコク頷く。
「わわわ、分かったのだ今度は指示があった場所だけ押すのだっ。勇樹ちゃんごめんなのだ。小麗ちゃんも、ありがとうなのだ」
小麗はにこにこっとすると背伸びして「もーまんたい!」と真央を撫でた。
修は振り返る。矢が放たれた場所を推測する。すると反対側の壁にいま矢が飛び出した穴を見つけた。
持っていた傘を突っ込み塞ぐが、穴は他にもあるようだ。
正しい星を押さないと、矢が飛び出す仕掛けのようだ、となぎさは考えた。
だがどの星を押せばいい?
そのヒントは、きっと赤の道にあるはずだ。
伝声管に向かって質問を重ねる。
「赤の出口にも星がある?」
これには、ある、とのこたえ。この星の壁の仕掛けを解けば、両方の出口が開く仕掛けなのだろう。
「赤も星の描かれた壁があると云ったね。さっきこちらでひとつ押したんだけど、そちらに変化はあった?」
これには、ない、とのこたえ。
「八神くんはどう思う?」
なぎさは修に尋ねた。いつも知的な彼に、一目置いているのだ。修は答える。
「そうだな、あちらの壁にも星が描かれているなら、それはこちらの星のボタンと対応すると考える」
「うん。あちらは縦にどのくらいで、横にどのくらいか知りたいね」
【SIDE:赤】
「ビニールテープなら持ってますよー。こっちにも升目を作りますかー?」
と
屋敷野 梢
が云った。
「それよりほら、さっき見つけた網!」と
伊藤 佳奈
。「あれをこの星の絵の壁に被せれば多分押せばいいボタンの位置が解るって事じゃないかな?」
それだ! ということになり、
恵御納 夏朝
が改めてろっこんで網を軽くした。
それをみんなで星々に合わせ、押さえて固定する。この網はおあつらえむきな大きさで、広げてみると青班から聞いたのと同じ、6x12の格子になっていた。
散らばって描かれた星の数は13。格子のどの位置に星があるか青班に伝えるのがよさそうだ。
「あっちの人とわたいも話してみてええやろか?」
竹松 梅
がエヴァと代わる。青班もちょうど修と代わったところだった。
『囲碁はご存じてすか?』修は単刀直入に切り出した。『あれの要領で位置を教えてください』
「あいあいー。網乗せると左から1個、上から5個のとこに星あるでー。あとなあー」
傍にいた梢が口添えする。
「横からすみません。寒いんで手早く行きますねー。囲碁の要領かはわかりませんが、こちらも6x12の格子に収まったので、その格子の縦を123……、横をABC……っていう風に定義します。
星のある位置は、A5 B2 C1 C4 E2 F3 F6 G5 H4 J1 J6 K4 L3!
」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月27日
参加申し込みの期限
2014年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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