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地下帝国、崩落!?
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●宝探しはここからよ!?
スコップを置いた皇帝陛下は、ここ数日姿を見せない仲間を思って首を捻った。
「そういえば……
クロウディア・W
はんは帰って来ないねぇ。数日前、スパイがどうとか言って出てったっきりだが、どうしちまったのかねぇ」
道が開通するなり飛び込んできて、きょろきょろと裏寝子温泉の様子を確かめていた
冴木 竜司
が、皇帝の声を遮るように絶望の声を上げた。
「いや、そんなことよりだぜー! お湯の量、ちょろちょろすぎじゃねー? いつ溜まるんだ!? 幼女たちとまゆ先生と混浴温泉は!? 湯煙の中で皆でキャキャウフフ出来る楽園(パラダイス)は!?」
オウ、ノー! と崩れる竜司に、辰が同情した。
「たしかに混浴でキャキャウフフするには、もうちょっと湯量が欲しいよなー」
辰や空音は猫鳴館から湯を引くのはどうかと口にしたが、さすがにそれは猫鳴館の財政を圧迫しそうだ。
手詰まりか、と諦めかけたそのとき、刀がこう提案した。
「それより、ここの湯量そのものを増やせたらいいよな」
「そうはいってもちっと難しそうやで。湯が沁みだしているところは、かなり固いし」
「正面突破が無理なら、横から、さ。源泉みたいなものに突き当たるかもしれないだろ」
刀が、すっ……とスコップの先をあてたのは、大きな岩の隣、掘りやすそうな土の部分。
「なるほど。そいつはひょっとするかもな。よし、パラダイスのために、俺はやるぜ!」
竜司が、自らのつるはしの先を、刀のスコップに重ねる。そこに辰もスコップを重ねた。
「俺もやるで! 地下帝国土木作業員の誇りにかけて!」
三人がそれぞれの獲物を天に掲げた。赤き湯三銃士誕生の瞬間であった!
彼らが目指す宝は、赤き湯の源!
「私も応援するよ!」
声のした方を見ると、ショートカットの少女が、両の手を組み合わせてにっこり笑って立っていた。
維都月 茉菜
だ。温泉が開通したと聞いて様子を見にきたのだ。
彼女の声に勇気づけられ、赤き湯三銃士たちは早速仕事に取り掛かる。
竜司はスコップを振いながら、まゆ先生はじめ比較的身長の低い女友だちたちが温泉に浸かりながらあられもない姿で絡み合う姿を、遠慮なく妄想し続けた。
「ウフフあなたの方が大きいわよ、なんてツンツンしあったりしてー! うおー、滾ってきたァ!」
この叫びが竜司のろっこん<性春パワー!>を発動させた。彼の筋肉が普段以上に唸りを上げる。
刀もまた、ガチン! と撃鉄が落ちるイメージをつくる。発動したろっこん<加速>のお蔭で、スコップを振うスピードが上がる。
刀には、湯量もさることながら、この先がどうなっているか調べてみたいという欲求があった。
この手の危険に挑むなら桜庭が居てくれると心強いんだけれどな、と刀は思った。
(無茶してなきゃいいけれど……無理か)
◇
そう、無理だった。
そのころ、一度は雑談広間へ退避した
坂内 梨香
と
桜庭 円
は、あれこれ聞かずに協力を申し出てくれた
尾鎌 蛇那伊
と
十文字 若菜
を伴って、密かに脇道の中へ戻っていた。もちろん、さきほど見つけた木の板が本当に扉なのか確かめるためだ。扉なのだとしたらあの先にこそ、紅梟の卵があるに違いない。
そう、梨香たちが目指す宝はもちろん、紅梟の卵、そして伝説の紅梟の誕生だ。
他の人に怪しまれないよう時間をずらして、薄紫色の髪のシーノの協力者、花村チカが現れた。
「順調ですか?」
梨香は蛇那伊を見て頷く。
「彼、すごいわ」
蛇那伊はしゃがみ込み、下方に向かって素手を振っていた。飛び散る土砂。
顔に掛かるそれを払いながら、チカがどうしてそんなことができるのかと聞けば。
「呼吸を整え、体内の気を練って内功を高めて肉体、特に両腕の強度を高めているのよ。フオアァァッ!」
こうしてとどまるところを知らない蛇那伊の進撃は続く!
◇
温泉側、赤き湯三銃士たちも負けてはいなかった。
しかししばらくすると、他のふたりと違ってろっこんなどの助けがない辰に疲れが見え始めた。
「ふう」
手を止め、汗を拭う。
そんな辰を見て、茉菜は目を閉じ両手を組んだ。
(天使様……! 彼がもっと頑張れますように……!)
それは祈り。茉菜のろっこん<大天使の加護>が発動した。茉菜の<大天使の加護>は、心を持つ対象物の気分や思考を、明るくかつポジティブなものにするのだ。
「大丈夫だよっ、きっとまだ頑張れるよっ!」
茉菜が声を掛けると、加護の効果もあってか、疲れが見えていた辰の表情が明るくなった。
「お、お、なんや? 維都月の声を聞いた途端、俄然やる気が出てきたでー! まだ頑張れそうや!」
「そう言って貰えたら嬉しいよっ。わたし、応援しか出来ないけど頑張る!!」
茉菜は、続いて疲れが見えた刀、そして竜司のためにも、同じように祈った。
「掘ってるみんなが掘り続けられますように……天使様のご加護がありますように! だって私が掘るより、穴が掘れる人がずっと頑張れた方が、きっといいもんねっ!」
こうして、茉菜の祈りは、ふたたび、みたび、と疲れが見えるたびに繰り返された。
皇帝陛下は、彼らのすばらしい働きをニヤニヤしながら見守っている。
「やんや、やんや~! 地下帝国のためにしっかり働いてとくれ~」
茉菜の祈りで幾度も復活する彼らは、まるで不死鳥。しかし、そのにこやかな表情に深く刻まれつつある黒い隈だけみれば、死してなお奴隷として働き続けるゾンビのようでもある。茉菜の祈りでやる気は復活するが、疲労そのものがとれるわけではないのだ。
海は、そんな赤き湯三銃士たちを不安そうに見守っていた。
(なんか、限界を超えてる気がするんだけど……大丈夫なのかなあ……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月30日
参加申し込みの期限
2013年09月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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