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魔界調停室:WIRED
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【ないものねだり】
「だから私、花の女子高生生活? ってやつに、憧れてるっていうか。制服とか着てみたいって思ってるのよね。だって可愛いじゃない?」
「はあ……」
しゃべるたび、身振り手振りで伝えようとするたび、ぱいん。ぽよん。ぷるん。
目の前で節操なく揺れる二つの半球に、
楡宮 遠海
は目まいをこらえつつ。
「それで、あの。あなた誰?」
「私? サキュバスの『パインちゃん』よ」
なるほど、納得。
遠海の目の前に現れた神魔は、まるでニッチな深夜アニメから飛び出してきたかのような、凶悪なスタイルを誇る少女だった。どこもかしこもムチムチのぱつんぱつんだし、とにもかくにも揺れている。遠海にはないものが揺れている。それにちょっと動いたらこぼれてしまいそうなボンデージファッションをビックリするほど着こなしているし、背中には蝙蝠羽や尖った尻尾も揺れていた。
(って、どこかで見たことあると思ったら……)
パインちゃんは、寝子高の保健室で濃密な色気を振りまく、
鷲尾 礼美
先生によく似ていた。大人びた顔立ちや自己主張の激しい魅惑のボディは、先生の少女時代といっても通りそうなくらいにそっくりだ。
(今回はそういう現象ってことかしら。ああ、それにしても目に毒だわ……)
「ねえ、聞いてる?」
「あ、うん?」
不意にずいと鼻先まで顔を近づけられて、遠海の胸はどきりと高鳴った。女同士ながらに、その強烈フェロモンにくらくらと惑わずにいられない。
パインちゃんはゆさりと重量感たっぷりに双丘を揺らしつつ、遠海を真っすぐに見つめて言った。
「貴女も神魔との絆を望むなら、私の願いを叶えてね」
「願いって……女子高生になってみたい、ってこと? それは難しいと思うけど……」
「なにも、本当に学校に入学したいなんて言わないわよ。雰囲気を味わってみたいだけ。ねえ、お願いよ、トオミ」
彼女が身体を寄せてくると、腕にやわらかい感触がこれでもかと当たり、遠海は目を白黒とさせた。
彼女の『お願い』を、拒める気がしない。遠海は天を仰いだ。
制服ってすごい。遠海は思った。
これはもはや犯罪だ、と。
「ああ、ここが学校なのね。感動だわ……!」
などと悶えるパインちゃんが身に着けているのは、遠海の予備の制服である。
有り体に言って、サイズが合っていない。胸も尻もピチピチだ。
「制服なのに、なにこのエロさは。格の違いを見せつけられた気がするわ……」
「なあに? ほらほら、校舎を案内してよ」
無邪気に腕を絡めてくる彼女の、妖艶さに垣間見える外見年齢相応の少女然としたところにも、遠海は魅力を感じてしまう。
同時に、シャツとジャケットに包まれてもなおまるで遠慮のない胸元の揺れっぷりには、嫉妬せざるを得ない。
「さてと、私の教室はここかしら?」
「って、ちょっと、授業にも出るつもりなの……!?」
「大丈夫大丈夫。いざとなったら私の神魔としての力で、先生を魅了しちゃうから」
そのままぐいと教室へ連れ込まれる。
当然のごとく、クラスメートたち……ことに男子たちはパインちゃんに食い付き質問攻めを始めたが、彼女は飄々として取り付く島もない。
「……大人ね」
「当然。サキュバスだもの、オトコ心のあしらい方は心得てるわ」
結局彼女は、遠海の案内で午前の授業から学食での昼食、午後の授業まで、ひと通りの学生生活を堪能した。
遠海と一緒に居眠りをしたり、遠海の大食いに付き合う大食ぶりを見せつけたり。放課後には学生らしく買い食いまで堪能し、実に満足そうに彼女は笑った。
「ああ、楽しかった!」
妖艶な佇まいと、あけっぴろげで素直な笑みのギャップには、誰しも毒気を抜かれてしまうことだろう。
「喜んでもらえたなら良かったわ。あら?」
苦笑いする遠海のポケットで、スマートフォンが鳴っている。
取り出してみると、そこにはパインちゃんのパラメータ画面といったものが表示されている。
「『ワイヤード済み』……?」
「私と貴女の絆は結ばれた。今度は私が、貴女の願いを叶える番」
少女の面影は消え、彼女はまさしくサキュバスの艶めかしさを覗かせながら、遠海へと問う。
「さあ、教えて。あなたの願いは何?」
「私の、願い……」
そう。遠海には、真なる願いがあった。心から望み、叶うなら神魔へ魂を捧げても構わない、そう思えるほどの願いが。
遠海は思わず人目はばからず、叫んだ。
「……胸が大きくなりたい! 90センチ、ううん88センチ……せめて85センチでもいい! 胸が大きくなりたいわ! あなたみたいな、ボンキュッボンなナイスバディに!!」
その後。
「♪」
Gカップの豊満バストを手に入れた遠海は、悠然と街を闊歩する。
通りすがる人々の吸い込まれるような目線が、思いのほか心地良い。ああ、恵まれた女性たちはいつもこんな思いをしていたのか、と得心した。
むろん、神魔とて全能ではない。遠海の胸で揺れるのはサキュバスのパワーで一時的に形作られたものであり、日が変われば再び失われてしまうものに過ぎない。
しかし、それでも良かった。例え一時であれ、この快感を享受することが叶うなら。
「ああ……巨乳って、最っ高!!」
遠海がやがて味わう喪失感に涙を流す様を描写するのは、止しておこう。
少なくとも彼女はこの時、幸せであったのだから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年11月27日
参加申し込みの期限
2019年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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