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寝子島高校
【寝子祭2nd】前夜祭から後夜祭までフルリヤッヒィ!
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「レベル高っ!」
お化け屋敷の暗幕から飛び出すなり、
仙藤 蒼
は笑顔を弾けさせた。
「すごかったね、お姉ちゃん!」
「……そうね」
ぴょんぴょんと飛び跳ねながら振り返るのは、ほんの少し強張った表情をしているようにも見える姉、
仙藤 紫
。
「次どこ行こっか、お姉ちゃん」
姉のもとへと駆け寄り、蒼ははしゃいだ声をかける。自慢の姉の細い腕にぎゅっと抱き着く。ミスコンにハンマーオークションに始まり、中庭のパフォーマンス大会にと、校舎のあちこちで色々な催しがたくさん行われているのに加え、
(どれもこれもレベル高いし……)
蒼は寝子祭真っただ中の校内にきらきら輝く黒い瞳を巡らせる。
「……お姉ちゃん、ここで三年間過ごしたんだ」
「ええ」
淡く微笑む姉の横顔を仰ぐ。どこか懐かしそうに母校を眺めやる姉の瞳がとても綺麗で、蒼は顔中で笑った。
「やっぱり寝子高へ行きたい!」
この高校で過ごす三年間は、きっと楽しいものに違いない。改めて決意を固めて拳を握る。
「早く来年の春が来ないかな」
合格する気満々な妹を見遣り、姉は優しく微笑んだ。時に恐ろしいほどの集中力を見せる妹がその気になれば、高校受験などきっとものともせずに乗り越えてしまうのかもしれない。
けれどその思いは口には出さず、
「じゃあ、まずは受験勉強ね」
今はただ、そんな風に優しく返しておこう。
「はーい」
真面目に聞いているのかいないのか祭りに浮かれた調子で返してから、蒼は廊下の窓からひょいと身を乗り出した。
「ねえ!」
元気よく話し掛けるのは、中庭の端に端然と座って祭りの様子をスケッチしているゴシック調ドレスの少女。波打つ黒髪に翡翠の瞳、アンティークドールじみた容姿の少女は、開いたスケッチブックに淡々と鉛筆を走らせている。
「絵描きさん?」
不意に頭上の窓辺から掛けられた声に、
三宅 葉月
は翡翠の瞳をもたげた。いいえ、と応じかけて思い出す。
(これって去年と同じ流れよね?)
静かに睫毛を伏せる葉月の前、窓からぴょんと飛び降りた蒼が立った。
「もう、はしたない」
あきれたような声をあげ、近くの出入り口から紫が小走りに駆けて来る。
「私とお姉ちゃん、描いてもらえないかな?」
「お願いできるかしら……?」
葉月を似顔絵描きだと思った大学生らしい女性からにゃっぽを差し出され、葉月はそっと首を横に振った。並んで立つ姉妹をしばらく見つめ、真っ白のスケッチブックにさらりとふたりの顔を描きあげる。
「わ、すごい!」
華やかに笑う姉妹の絵に歓声をあげる蒼に、スケッチブックから外した絵を差し出す。
「いいの?」
遠慮がちに問う紫にこくりと頷く葉月の傍には、似顔絵かきの手際に見惚れた子どもたちがいつの間にか集まってきていた。
「僕も」
「わたしもっ」
たくさんの子どもたちに取り巻かれても顔色ひとつ変えず、葉月は去年と同じようにひとりひとりの似顔絵をさらさらと描き始める。
水着から制服に着替えても、まだ少し肌寒い。
端の方が妙に賑わっているなと思いながら、
森篠 琳子
は中庭を見渡す。温かいものを扱っている屋台はあるだろうか。
原色で描かれた騒がしい看板が並ぶ渡り廊下を過ぎ、パフォーマンス大会が行われている中庭に立つ。焼きそばにコーヒーにたこ焼きに、ここにもいくつか屋台が出ている。
何にしようかと視線を巡らせながら人込みに歩を進めていて、
「あ、なあ姉ちゃん!」
ひどく明るくひどく馴れ馴れしい声を掛けられた。
「ミスコンに出てた腕相撲の姉ちゃんか?」
振り返るよりも先、人懐っこそうな笑顔の男が前に回り込んできた。
(……失礼だ)
いきなりの言葉に琳子は眉をひそめる。そもそもミスコンに出たのだって、不本意極まりなかった。その上こんなに不躾な男にまで声をかけられては堪らない。
無視して歩き出そうとしたのに、
「すごかったなあ、あの勝負! ほんま感心したんやで。やさかいな、たこ焼き奢ったろ!」
男は気にも留めない笑顔で隣に肩を並べ、挙句気づけば一緒にたこ焼きを食べる流れになってしまっていた。
たこ焼き屋の脇に設けられたベンチに並んで座って熱々のたこ焼きを口にしながら、琳子は内心に首を捻る。ひょいと身軽に懐に入って来るようなこの男は、何者なのだろう。
「俺な、木天蓼大学に通とってなー、来年就職やねん」
「……私も春に卒業して就職です」
「そうなん? そらめでたいなあ」
柔らかな言葉遣いが妙に引っかかって、どこに就職するのかまでは問う気にはなれなかった。その代わり、
「関西の方なんですか?」
出身を問う。
「大阪の岸和田ってとこから来たんや、俺」
カラリと笑う男、秋沢覚と来年の春に同じ職場で再会するとは、未来の夫となる男との最初の出会いであるとは露ほども思わず、琳子は今はただただお愛想じみた相槌を打つばかり。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月07日
参加申し込みの期限
2019年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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