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【寝子祭2nd】前夜祭から後夜祭までフルリヤッヒィ!
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「絢ちゃん絢ちゃん」
シャウト大会を観ながら、
水谷 真優理
は傍らでステージを眺める
青山 絢
に身を寄せる。水着から制服に着替えたって、
(清楚な美人って感じ!)
絢の魅力は衰えない。どころか、真優理にはますます輝いて見える。屋台で買ったタピオカミルクティーのストローに口をつける仕草だって、何気なく髪を耳にかけてこちらを振り向く仕草だって、何だって絵になる。
「綿あめ食べる? たこ焼き食べる?」
ついつい食べ物を貢いでしまいたくなる真優理に、絢はこれで充分だから、と小さく微笑んだ。その笑みさえも写真に撮りたくなって、真優理は流れる仕草でデジカメを構えてシャッターを切る。
ちょっと驚いたような顔をしてから困ったように微笑む顔まで、連写機能を駆使して撮る。ミスコンでの水着写真も大量に撮れたけれど、普段の何気ない様子だって絢の姿はとても絵になる。
「絢ちゃん、見て見て!」
絢の傍らにぐいぐいと近寄り、真優理はデジカメの画面を起動させる。昨晩新品に取り替えたのにそろそろいっぱいになりそうなデータファイルを開き、今日撮れたての絢の写真を次々と表示する。
「これとか、これ」
水着姿で舞台に現れる絢、寒さをものともせず静かに微笑む絢、
「これもね、いい表情だと思うの」
激辛サンマさんパンを食べて大汗をかきながらも健気に微笑む絢。
「まだまだあるよ」
たくさんの絢の写真を本人に見せつつ、真優理は瞳を輝かせた。
「こんなにいいお宝写真、たくさん撮れたよ!」
「真優理さん、声が大きい」
大興奮ではしゃぐ従姉をそっとたしなめ、絢は困りきって苦笑を零す。自分のことを好きでいてくれるのはとてもありがたい。女優を目指す自分のファン第一号を自称してくれるのもやっぱりとてもありがたい。恥ずかしくて、くすぐったい。ほんのり熱い頬を片手で押さえてステージを眺めやった途端、
「はい目が合ったー! 絢ちゃーん!」
ステージの上のののこに名ざしで呼ばれてしまった。来て来て、と賑やかに呼ばれるまま、絢はステージに立つ。ののこからマイクを受け取る。
失敗を笑い飛ばすか、未来の夢を叫ぶか。どちらかを選べと言われれば、絢の選択はすぐに決まる。
「私、」
ステージの下でわくわくと瞳を輝かせながらデジカメのフラッシュを幾度となく焚く真優理を見つめる。ステージ前に集った学生や一般のお客を見つめる。
「女優になります!」
シンプルに、真直ぐに夢を叫ぶ少女に客席から温かな拍手が向けられた。
「キャー! 絢ちゃーん!」
誰よりも大きな声で、真優理からの声援ももちろん飛んだ。飛びまくった。
ステージに立ったことよりも夢を叫んだことよりも、真優理の声援が嬉しくてちょっぴり恥ずかしくて、頬を薄紅に染めて袖に引っ込む絢に代わり、
アカリ・ゴールディング
がステージの真ん中に走り出る。
「来年はァ、」
マイクもなしに力いっぱい全力で叫ぶ。
「誰かと約束して寝子祭をもっと楽しむデース!」
夢というよりも悲愴なまでに固い決意を宣言するアカリに、マイク片手にののこがぱたぱたと駆け寄った。ぐっとガッツポーズをして見せるののこに、アカリはサムズアップを返す。ふたりして笑い合い、アカリがステージを下りて、
「じゃあ次っ! 理緒ちゃーん! 紗月ちゃーん!」
ののこに迷うことなく指名された
初瀬川 理緒
と
佐和崎 紗月
が登壇するはめになる。
引っ込み思案な紗月の手を取り、理緒はステージに立った。ミスコンを終えてからの予定にはなかったステージではあるけれど、現役女子高生グラドルとして体型維持のためにいくつもの美味しそうな屋台を我慢し続けてストレスは溜まっている。
(ここは一発)
大きな声で叫んで発散してしまおう。
制服のスカートを揺らし、理緒はステージの真ん中に仁王立つ。グラドルをしている分、人目には慣れている。それに元よりノリの良さには定評がある。
「この前、Nyanstagramに間違って削除したはずの変顔写真を投稿しちゃったー!」
一息でそこまで言って、こんな顔! と変顔の再現までしてみせる。
「バカヤロー!」
派手めの美人の身を張った『失敗』の絶叫に、観客からは拍手と笑い声が湧いた。
衆目を集めても臆することなく笑いを取ることの出来る理緒の背中を見つめ、紗月は胸の前でぎゅっと拳を握る。
(私は……)
「紗月、やれる?」
気遣わし気な視線を寄越してくれる理緒に、小さく頷いて返す。握った手はそのまま、理緒と肩を並べて立つ。
「私には好きな人がいます」
大人し気な少女の大胆な告白に、客席から歓声とも嘆息ともつかぬ声が漏れた。観客の反応に思わず伏せかけた黒い瞳を、紗月はぐいともたげる。理緒の手をぎゅっと握りしめる。自分に出来る限りの声で、叫ぶ。
「……その人をいつまでも愛し続けるのが私の夢です!」
拍手と感嘆の声に、傍らの理緒のてのひらの熱に、紗月は上気した頬を真直ぐ前に向けた。理緒と繋いだ手を離さず、ステージを去る。
「わあ! きゃあ! きゃー!」
客席と一緒になって歓声をあげ、ののこがステージに立つ。その隣には、自分からシャウト大会への参加を決めた
佐藤 英二
。
(野々さんが司会で頑張ってるし)
応援の気持ちもあって参加してみたはいいけれど、
「ってことで英二くん! どっち? どっちー?」
実際にマイクを向けられれば何をどう叫んでいいのか迷ってしまう。
「あ、えーと、『失敗を笑い飛ばせ』、かな……」
「じゃあいってみよー!」
マイクを渡され、ののこの顔中の笑顔を向けられ、英二は黒い眼をぱちぱちと瞬かせる。叫ぶネタはひとつ思いついてはいるものの、
(あんまり大っぴらに叫ぶ話じゃないしなぁ……)
でも、と客席を見遣る。隣でわくわくと見守る体勢なののこを見遣る。
(他のネタも思いつかないし)
ここは覚悟を決めて、
「レッツシャウト!」
ののこにばしんと背中を叩かれ、英二は思い切って口を開いた。
「この間、買ったニャンプラ。実は積プラのなかに同じプラモあったよ!」
先日やらかしてしまった、痛恨の失敗。カフェでの定期バイトやイベントの臨時バイトをしているとは言え、普通の学生である自分には手痛い出費。
「でも、ニャクのプラモだから、二つある方が量産型っぽくて結果オーライかも?」
つまりは、買って組み立てていないプラモデルをすっかり忘れて、もう一品買ってしまったという失敗の話ではあるのだけれど。
客席の反応はイマイチだ。
同じ趣味らしい男子や大人は、同じ経験をしたことがあるような仲間を見つけて安心したような表情がいくつか見受けられはするけれど、プラモデルを趣味としないほとんどの人々は英二の状況を理解しかねているような不思議そうなまなざしばかりが向けられて来ている。隣のののこもちょっぴりきょとんとしているようにも見える。
(しまった、盛り下がっちゃった……!?)
どうしよう、と思った途端に思いついた。これをネタにしてしまえ。
「シャウト大会で滑っちゃったよ!」
寝子祭の恥はかき捨ての精神を発揮して、精一杯の声でもう一度シャウトしてみる。
「でも、失敗ネタがたった今できてある意味ラッキー?」
頬を赤くして頑張る男子学生に、客席から温かな拍手と笑い声と、隣のののこからの応援の声が掛けられた。
「がんばれ英二くん!」
「シャウト大会のあとはー! お待たせ、パフォーマンス大会ー!」
失敗を笑い飛ばし、夢を叫んだその後に続くのは、学生や地域の人々によるパフォーマンス大会。一発芸に楽器演奏、漫才落語に一人芝居。
盛り上がる舞台に向け、
綴 柚枝
は元気いっぱい飛び出す。
格好はミスコンに引き続いてのPC部の自作ゲームに出て来る美少女幼馴染キャラのコスプレ。寝子高の女子制服をゴシック風にアレンジした衣装のスカートの裾を際どく翻し、挨拶代わりに放つは自作ゲームのテーマソング。
PC部の作曲仲間
伏見 真
との合作である音源は、変わりまくるテンポに自由過ぎる音階音域、つまりは超高難易度曲。ひとりで歌い切るのは到底無理な曲をリアルタイム変換できるボイスチェンジャーと地声を駆使し、幅広い音域をカバーして歌い上げる。
圧倒的な熱唱に、微塵も男子に見えない十七歳男子の変身っぷりに、応援に来ていた柚枝の同級生たちだけでなく客席全体からも大きな歓声が飛んだ。
「ありがとー!」
ゲームのキャラクター、『蜜柑』のイメージに合わせた健康的で可愛い声で返事をすれば、魅了された男子たちから野太い声援が沸く。
「蜜柑ちゃーん!」
「はーい! まだまだいっくよー!」
『蜜柑』の声でカワイイ系のテクノポップを歌って踊って見せたかと思えば、
「よーし、まだまだ! 魅惑のステージをお届けするぜー!」
ついて来いよとばかりに格好いいゴシックロックに切り替える。変幻自在、自由そのものなミニライブは、
(音楽っていいよな!)
柚枝の信条そのもの。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月07日
参加申し込みの期限
2019年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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