this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【寝子祭2nd】前夜祭から後夜祭までフルリヤッヒィ!
<< もどる
1
…
17
18
19
20
21
…
28
つぎへ >>
★商品NO.6【フジコ先生とホラー映画『仇子のいけにえ』鑑賞】
「さ、あたしのために頑張ってね、仔猫ちゃんたち」
語尾にハートが大量に舞いそうな口調で言い放つ
富士山 権蔵
、もといフジコ先生のとても良い声が、司会の川添先生のマイク越しの声を圧倒して体育館中に響き渡る。
「誰よりも早く運んでみせてね。だあいじょうぶ、あたしの躰は林檎よりも軽いわよ」
好みな誰かにお姫様抱っこで運ばれることを想像してか、筋肉質な身体をくねくねさせる檀上のフジコ先生の足元、入札者というよりは挑戦者の面持ちした人々が集まった。
(ホラーもフジコちゃんも大好きな僕にぴったりの商品だね)
心底楽しそうな笑顔を浮かべるフジコ先生を仰ぎ、
響 タルト
はポニーテールに結った黒髪を揺らして準備運動とばかりに飛び跳ねる。
「ということでぇ、ひとりずつ挑戦していってねぇ。はいスタートー」
川添先生の合図にあわせ挑戦者たちが『代価』たる『三十秒間フジコ先生をなんらかの方法で運ぶ(一番長い距離を運べた人が落札)』に挑み始める。
男子生徒がフジコ先生をお姫さま抱っこで運ぼうとして数歩で崩れ落ち、女子生徒がおんぶで運ぼうとしてそもそも背負えずにギブアップする。
死屍累々たる挑戦者の最後に現れたは、モールやリボンで可愛く飾り付けた上に、座り心地も考えてピンクのクッションも置いた台車を押すタルト。
「フジコ先生、白鳥の女王様用の輿を用意しました!」
「あらぁ」
不満顔だったフジコ先生の顔が輝くのを確かめ、タルトは満面の笑みになる。
(でもこれでもたぶん重いから)
フジコ先生が腰掛けた途端にギシリと軋む台車の持ち手をぎゅっと握りつつ、タルトはフジコ先生の強力な協力を信じて体育館の彼方を指し示した。
「フジコ先生、水面で水をかく白鳥の姿を見せてください!」
★商品NO.7【真冬の夜の夢 ~牛瀬先生と深夜の九夜山探索~】
響き渡るどよめきと拍手と笑い声に惹かれ、体育館を覗き込んだ
岡野 丸美
が目にしたのは、アイディアで勝利を勝ち取ったタルトが、檀上でフジコ先生と並んで優雅にお辞儀をする姿。
(面白そう~、楽しそう~)
興味津々な丸美の視線を次いで引き寄せたのは、次なる『商品』の代価のために用意された唐辛子型のビスケット。
お皿に山盛りなビスケットを目にして、丸美のまん丸な眼がますますまん丸になった。あのビスケットはどんな味がするんだろう。甘くて辛くて美味しいのかな。辛くて美味しいのかな。甘いものも辛いものも好きな少女はふくふくのほっぺたを綻ばせ、弾む足取りでステージの前に近づく。
頭にあるのは山盛りビスケットで、視線を奪っているのも山盛りビスケットで、だから丸美は司会の川添先生の説明も半分くらいしか聞こえていない。
(野生の動物さんに会えるし、色々教えてもらえるってことだよね~)
その辺りだけは、楽しそうな部分だけはなんとなく耳に入っているものの、寒くて眠たい冬の夜中にやるという重大な事項はすっぽり抜け落ちさせたまま、丸美は舞台前の入札者の列に並んだ。だってビスケットも食べられるし。
(今ダイエットしてるんだけど、ちょっとだけならいいわよね)
それに唐辛子入りなら食べた分のカロリーもめらめら燃焼してくれるはず。
「楽しみだねぇ」
ほわほわ笑う丸美の声を背中に聞きながら、
八神 修
はステージ上のスクリーンに熱いまなざしを注ぐ。
(心が躍る)
たくさん動物を飼っている修は、動物への愛は大きい。
(俺達ヒトはとても弱い)
爪も牙もなく、毛皮に護られてもいない。
夜目も効かず、力も速さもない。
(種としての強さとは裏腹に、個としては弱いのさ)
そこまで考えて、思い至った。だから、なのかもしれない。
(俺には)
他の生き物が魅力的に映るのだ。
だからこそ、たくさんの動物の様子を観察できるかもしれない上に、生物教師の
牛瀬 巧
先生の話を聴講できる機会を逃したくはない。
(……問題は『代価』だな)
激辛ビスケットを笑顔で食べる枚数が多いひとから落札、というのは少し厳しい。
(人間は恐怖したり追い詰められると笑うしかないと言うが)
商品説明も代価説明もきちんと分析しながら、修は舞台前に並べられる長机とその上の山盛り激辛ビスケットを眺めやる。
「入札者さんたちは机の前に並んで立ってねぇ~、そうそう、お客さんに見えるようにー」
入札者たちをスタンバイさせ、川添先生は片手を挙げる。
「はーいスタートぉー」
あんまり緊迫感を感じられない司会者の声に合わせ、丸美は早速激辛ビスケットを手に取る。味を想像してわくわくしながらばくっと一口一枚口に入れ、
「……!」
途端に口いっぱいに広がった烈火の如き辛さというか熱さに一瞬目を見開いた。
「ふ、ふふ、ふはははははは!」
ついでに隣で食べ始めた修の、辛さを紛らわせているらしい悪役じみた狂気じみた高笑いにも目を丸くする。
他の入札者たちが一口目から悶絶して床に倒れこんだり、水を一気飲みしたりと、それぞれに辛さ対策をしながら『代価』の支払いに追われる中、
「……バターのコクと唐辛子の刺激が一緒に鼻に抜けるのはリッチでシャープな感覚だねぇ……」
丸美は口内が火事になるような辛さにややたじろぎつつも、良く分からない食レポを繰り広げてみせる。ふくふくほっぺにじわじわと汗を滲ませながらも、まずまずの笑みを崩さないでいる。
「最初の一瞬の甘さが辛さに移行していくのがすごく刺激的~」
「ふはははは!」
マイペースに一枚ずつ食べて行く丸美の隣では修が悪役の高笑いを上げ、その隣では男子生徒が床にうずくまってうめき声をあげ、更にその隣では女子生徒があまりの辛さにめそめそ泣き始め、またその隣では男子生徒が辛い辛いと喚いている。混戦激戦真っただ中なその最中、
「っ、」
順調に五枚目を口にしかけていた丸美が突如として盛大にむせ始めた。げほげほごほごほ、どうやら唐辛子交じりのビスケットの粉が、そうでなくとも水分を奪われた喉に引っかかったらしい。
戦線離脱を余儀なくされた丸美の戦果は五枚、高笑いを続けた修は十枚。激辛ビスケットに勝利したのは結局のところそのふたりきりで、結果からして『代価』の苛烈が知れるというもの。
「おーめでとー、落札者はこちらのおふたりー」
「あっ、ところで川添先生ー」
健闘した生徒たちに拍手を贈る川添先生から競り落とした『商品』の正確な内容を今度はきちんと聞き出し、
(えっ、真夜中? 真冬? それってもしかしなくてもとっても寒い?)
丸美は思わず目を点にした。
もちろん、折角競り落としたのだから頑張って行くつもりではあるけれど、
(……けど)
激辛ビスケットを前に落札し損ねて肩を落とす生徒たちをそっと眺める。彼らには、牛瀬先生にジュースを買ってもらえる『残念賞』が贈られるそうだ。
口の中だけでなく喉までひりひり、唐辛子の熱を帯びたお腹を両手で抑え、丸美はちょっぴり肩を落とした。とりあえず今この瞬間は、落札できなかった人に与えられるジュースがちょっぴりうらやましい。
★商品NO.8【美和ちゃん先生とケーキバイキング】
(手作り料理の堪能も惹かれる、惹かれる、けど……!)
檀上のスクリーンに映し出される『商品』を黒い瞳で見つめ、
楡宮 遠海
は悩みに悩む。
ミスコンの終了後、自由になった身でお祭りの寝子高を適当にぶらついていたところに開催されていた『ハンマーオークション』。結局体育館に戻って来たことにちょっと笑うも、『商品』を確かめた途端にその瞳は真剣そのものになった。
細身の身体でたくさんの食べ物を味わい詰め込むことが出来る遠海にとって、食べ物系の『商品』はどれもこれもが魅惑的。どれもに目移りしそうになりながら吟味に吟味を重ねて、
(……よし!)
決めたのは商品NO.8『美和ちゃん先生とケーキバイキング』。
星ヶ丘の高級ホテル、ステッラ・デッラ・コリーナのケーキバイキングとあらば、
(これを狙わぬ手はない!)
たぶん高確率で美和ちゃん先生の失恋やけ食いに付き合わされる気もするけれど、どんな愚痴だってたっくさんの美味しいケーキの前にはなんてことない。
(付き合います!)
決意を固めて入札に臨み、入札者が集うステージ前に足を運んだ遠海が見たのは、ミスコンでも見た気のするおっきいおっぱいの
巫部 紫苑
。
いわゆる『まな板』であり、それもあってミスコンの水着部門へのエントリーを断固として拒否しフリー部門で出場した遠海は、彼女にだけは負けまいと拳を握る。
「屋上から落ちて来るティッシュを取る、ですか……」
川添先生が告げる『代価』を確かめ、紫苑は緋色のたれ目をふんわりおっとり和ませる。うまく出来るかどうかは分からないけれど、ケーキの食べ放題は魅力的な商品の中でも更に魅力的。それに今は、なんだかケーキが食べたい気分。
屋台の食べ物がいっぱい入った袋を両手に提げたまま、紫苑はふわふわと微笑み続ける。
(今年も食べ物がよりどりみどりです)
パンフレットに掲載されていた屋台を校門側から順番に巡り、メニュー全品を注文し、あたたかいものはその場で全品口にした。冷えても美味しいものはとりあえず袋に入れて貰い、お祭りの雰囲気を楽しみながら食べ歩いた。
ミスコンに出場する間は食べられなかったけれど、今年はパンの食レポ勝負にかこつけて辛くて美味しいパンを食べられたのは嬉しかった。
(あっ、それで、でしょうか)
まだちょっとひりひりする唇を指先で一撫でして、紫苑は甘いケーキが欲しくなった原因に思い至る。
(ケーキバイキング楽しみですね)
落札を終えたら今度は校舎内の食べ物のお店を巡ろうと考え、お祭りが終わるまでずっと食べ続ける予定な紫苑は甘く微笑んだ。
(今年も全部のお店を巡りますよ~)
<< もどる
1
…
17
18
19
20
21
…
28
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【寝子祭2nd】前夜祭から後夜祭までフルリヤッヒィ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月07日
参加申し込みの期限
2019年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!