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【寝子祭2nd】前夜祭から後夜祭までフルリヤッヒィ!
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★商品NO.2【泉先生のロックなファッションチェック&ショッピング!】
「一年六組
愛猫 萌々子
! 泉先生に入札します!」
川添先生が次の『商品』を読み上げるが否や、萌々子は椅子から立ち上がった。しゅた! と力いっぱい片手を上げて宣言した。
人でいっぱいの体育館中に響き渡るほどの声を放ってから、萌々子は眼鏡の奥の琥珀の瞳を丸くする。自分で自分の声に驚いてしまった。担任の先生の『商品』があると聞くなり速攻で申し込んでしまった自分にも驚いてしまった。
(体育祭でペアを組んだだけなのに……)
泉先生、と耳にしただけで胸がどきどきと高鳴るようになってしまった。けれどこれは、この胸の高鳴りはきっと恋ではない。恋ではないのだろうけれど、では何かと問われても、今の萌々子にはわからない。
「はーい、それじゃあ入札者のみなさんにはー、ロックなことを言ったりやったりしてもらいましょー」
川添先生の手招きに応じて他の入札者と共にステージ前に集合し、『代価』となる行動を申請して行く。
「ロックなことって何だろーねー」
のんびりと、あんまりやる気がなさそうに笑う川添先生に、萌々子は耳打ちする。
「……やってもよろしいでしょうか」
「うーん、ロック! じゃないかなー? 泉先生に認定されるといいねぇ」
へにゃへにゃと笑った川添先生が用意してくれたのは、ビデオカメラを構えた実行委員。
「これでスクリーンに中継しちゃおう」
思うようにやっておいで、と送り出され、萌々子は実行委員と共に体育館を飛び出した。校舎に入り、階段を一段跳びに駆け上り、一直線に向かうのは、校舎の屋上。
屋上に立ち、校庭を見下ろす。寝子祭の只中を行き交う人々は、一人として屋上に立った女子高生には気づいていない。今は、まだ。
(テレビ番組のようにはいきませんが)
いつか見たテレビ番組では、屋上から叫ぶ高校生に校庭に集った全校生徒の視線が集まっていた。あの番組のように、校庭にいる生徒や遊びに来ている地域の人々、
(みんなに気づいてもらえるようにしなくては……)
ビデオカメラを構えた実行委員から準備オッケーの合図をもらい、萌々子は屋上の柵の前に立つ。ぐっと足を踏ん張り、校庭の人々を見下ろす。
「一年六組、愛猫萌々子!」
誰かひとりにでも声が届くよう、全身全霊、長い黒髪が屋上に吹く風に乱れるのも構わず叫ぶ。
「ロックとは! 己の信じる道を迷いなく突き進むことだと思います!」
校庭を歩いていた誰かがこちらを指さす。何人もの人々が立ち止まり、何事かとばかり屋上を仰いでくる。
たくさんの視線にたじろいでしまいそうになって、萌々子はスカートの裾をぎゅっと掴んだ。逃げ出してしまいたくなる足をぱちんと掌で叩く。閉ざしてしまいたくなる目を無理やりに開く。
「体育祭でのペアリレーでそれを教えてくださった泉先生! 本当に、ありがとうございます!」
告げるのは泉先生への感謝の言葉と、
「私もいつもと違ったファッションしてみたいです! それで先生の感じるロックな世界をもっと知りたいです!」
己の願いと、それから。
「不束者ですがよろしくお願いします!」
ちょっぴり愛の告白じみた言葉。
全身で叫んだせいで息切れと眩暈を起こし、ぺたりとその場に座り込む。サムズアップするカメラマンの実行委員にへにゃりと笑い返す。
(……こんな感じでしょうか……)
最後の一言が何か違う気もしたけれど、自分の想いはきちんと叫べたように思う。
普段、ののこ様親衛隊長を務めるときは覆面に法被姿の謎の人物を演じている。
自作イラストや漫画を投稿するときは『あぃびぃ』のペンネームを名乗っている。
でも、今日は。
(今日は愛猫萌々子としてやりとげました)
だから結果がどうあっても、と満足感と共に体育館に戻った萌々子を待っていたのは、
「え、私が落札ですか!?」
「ああ、とてもロックだった」
泉先生の渋い笑顔だった。
少年のように瞳を輝かせる泉先生を見つめたまま、萌々子は顔を真っ赤にする。
(あああ先生とショッピングが出来るなんて……)
今、はっきり理解した。ただ担任の先生だからというわけではなく、自分は泉先生に惹かれている。
泉先生のお話を聞いてみたい。泉先生とお話をしてみたい。泉先生と同じ世界を見て見たい。
そう思ってしまう感情の名前は、『恋』ではなく『尊敬』だ。
それはもしかしたら、ほとんど家にいない父の姿を泉先生に重ねているのかもしれないけれど。頼れる大人の男性として、尊敬出来る男性として、泉先生を求めてしまっているのかもしれないけれど。
とにかく泉先生とのお出掛けが保証されたことで、
(頭がぽかぽかぐるぐるしてますぅー)
泉先生にお辞儀ひとつ、萌々子はよろよろと体育館を出る。屋上と体育館に次いで向かうは保健室。
(ちょっと寝させてください、あうう)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月07日
参加申し込みの期限
2019年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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