this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【寝子祭2nd】前夜祭から後夜祭までフルリヤッヒィ!
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
…
28
つぎへ >>
「んー」
ミスコンの後片付けが終わった体育館をちらりと覗き、
倉前 七瀬
は色素の薄い灰色の髪をふわりと揺らした。眠たげな夏草の色した瞳に映すのは、次のイベントに備えて体育館内を駆けずり回る実行委員の面々。
眺めている間に、椅子が並べられ、ステージの体裁が整えられてゆく。
ステージの奥には大型のスクリーン、その手前にはいくつかの椅子と、それから大仰なかたちしたハンマーと鐘。
(そういえばオークションがあるとかなんとか聞いたような?)
校舎内や中庭でもいろんな屋台や催しが行われていて、どこを見て回るか迷い放しではあったけれど、
(商品てどんなものがあるとでしょうか……?)
忙し気な実行委員たちを横目にステージを見遣る。スクリーンに大きく映し出される『商品』の文字を目でなぞる。
★商品NO.1【ウォルター・ブラックウッド先生と豪華客船クルーズ】
★商品NO.2【泉先生のロックなファッションチェック&ショッピング!】
★商品NO.3【まゆちゃん先生のマンツーマン水泳教室】
★商品NO.4【手作り料理を堪能しよう <白沢先生コース> 】
★商品NO.5【手作り料理を堪能しよう <五十嵐先生コース> 】
★商品NO.6【フジコ先生とホラー映画『仇子のいけにえ』鑑賞】
★商品NO.7【真冬の夜の夢 ~牛瀬先生と深夜の九夜山探索~】
★商品NO.8【美和ちゃん先生とケーキバイキング】
「……!」
途端、七瀬の始終眠たげな瞳が大きく瞠られた。きらきらと輝く瞳が捉えて離さないのは、『商品NO.1』に続く先生の名前。
「こ、これは……!」
どきどきと高鳴る胸のまま、七瀬は体育館の入り口に陣取る。開場をうずうずと待つ。
「オークションの参加かい?」
デジカメを片手に、準備中の体育館と実行委員たちを撮影していた
旅鴉 月詠
に声を掛けられ、カメラを向けられ、七瀬はこくりと大きく頷いた。
「ハンマーオークション、うちも参加しますー」
「狙いは?」
強い意気込みと共に口にしてから、七瀬は深呼吸をひとつ。
「僕の尊敬するウォルター先生との時間です」
それが出品されているとあらば、参加しないという選択肢はない。
「ふむ。がんばると良い」
「はい、がんばりますー」
実行委員が開場を告げると同時に会場の体育館へと足早に入り、最前列ど真ん中の席にすとんと腰を下ろす。スクリーンに映し出された
ウォルター・B
先生の名を見つめて口元を綻ばせかけて、
(──と)
気が付いた。商品名の下に小さく、商品を落札するための『行動の代価』が記されている。
(ふむん、)
ウォルター先生を落札するために必要な代価は、『チョークでの的当て』。
(先生らしいチョイスですー)
授業で居眠りをすれば即時飛んでくる『白い魔弾』の痛さを思い出し、七瀬は頭を擦りながら小さく笑った。的当てはあまり得意ではないけれど、先生との時間を落札するためにもがんばろう。
決意を固めている間にも、会場にはオークション目当ての客が続々と詰めかけている。
「フルリヤッヒィ~☆」
司会を務める
川添 かおる
先生がのんびりとした足取りでステージに現れれば、今年の寝子祭メインイベントのひとつでもあるハンマーオークションが開始される。
★商品NO.1【ウォルター・ブラックウッド先生と豪華客船クルーズ】
「それじゃあ、まずは商品NO.1から行くよー。ウォルター先生ー」
川添先生に呼ばれ、ステージの真ん中にウォルター先生が立った。三つ揃えのスーツに眼鏡姿の先生が格好良くて、七瀬は目を輝かせる。
「先生~。僕がんばりますので、応援しとってくださいねー」
立ち上がらんばかりの勢いで片手をぶんぶん振れば、憧れの先生は微笑みながら小さく手を振り返してくれた。
「倉前君もウォルター先生を狙ってるの?」
斜め後ろから掛けられた声に振り返れば、同学年の
丹羽 紅葉
が艶やかな朱金の髪を揺らして微笑んでいる。
「紅葉も?」
「折角だから華道部でもお世話になっているウォルター先生とお食事がしたくて」
紅葉の言葉に頷きながら、いつの間にかいっぱいになっていた客席を見回してみる。紅葉の他にも、ウォルター先生狙いの生徒はたくさん居るようだ。
「がんばりましょうね」
「はい、がんばります」
いつもはどこかのんびりとして見える七瀬の気合いの入りっぷりに、紅葉はもう一度微笑んだ。
三年生の紅葉にとって、寝子高校で過ごす時間はあともう少し。
夢を叶えるためにと受験したバレエ学校の試験も無事に終え、そのご褒美として楽しいことがしたくなった。オークションはきっと、『楽しいこと』にうってつけ。
「それじゃあ、入札したいひとはステージ前に集合してねー」
川添先生の号令に合わせ、七瀬に紅葉、その他にもウォルター先生との豪華客船クルーズを狙う生徒や地域の人々が集まり始める。
(豪華客船クルーズとかはついでです、ついで)
七瀬がウォルター先生の『商品』を選んだ理由は単純明快。
(ウォルター先生と一緒に過ごせる時間)
七瀬にとっては、それこそが何よりも嬉しい。
集まった人々には、『白い魔弾』たるチョークが一本ずつ手渡された。狙うは数メートル先に置かれた黒板に記された的。
あまり上手く出来なかったと肩を落とす紅葉の肩をぽんぽんと叩き、七瀬は的を前にチョークを構える。思い浮かべるのは、ウォルター先生がチョークを投げる姿。
「……とりゃあ~っ!」
気合いと共に投げたチョークは、
「これはっ……!」
的の中心近く、というよりも最早ど真ん中に白い印をつけた。
「わー、やりました」
落札が確定して手放しで喜ぶ七瀬と、他の入札者の的当ての結果によってどうにか落札を確定させてホッと一息ついた紅葉は、もう一人の落札者も一緒になって、ハイタッチを交わし喜びをわかちあう。
「ふるりやっひぃー」
「素敵な時間を過ごして良い思い出を作りましょうね」
はしゃぐ七瀬と共、紅葉は檀上から下りて来るウォルター先生のもとへ駆けよる。
「ウォルター先生もよろしくお願いします」
「ウォルター先生、うち、先生と過ごす時間とっても楽しみにしてますからね~」
「うん、楽しみだね」
喜びを隠さず、ふふり、と嬉しい笑みばかりを零す七瀬に、丁寧にお辞儀する紅葉に、ウォルター先生は柔らかな笑みで応じた。
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
…
28
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【寝子祭2nd】前夜祭から後夜祭までフルリヤッヒィ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月07日
参加申し込みの期限
2019年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!