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寝子島、花粉警報発令中!
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最前線の戦いは熾烈を極めている。
御剣 刀
と
楪 櫻
は、後退しつつも、着実に人面樹の数を減らしていた。
が、消耗も激しい。ろっこん「加速」を用い、殴打に継ぐ殴打で完封してきた刀にも、疲れの色が出始める。
「ろっこんは次で使い納めのようだ……」
刀の言葉に、櫻もうなずく。
「私の真剣も、具現化時間が終わろうとしている」
その言葉と同時に、櫻の手から日本刀が消える。背負っていた木刀へ切り替える。
「そろそろ後ろの奴らにバトンタッチみたいだな」
「ああ、最後の抵抗をしてやろう」
刀、最後のろっこん発動。撃鉄のイメージとともに、斬撃を繰り出す。人面樹の一律的な動きはだいぶ読めていた。後は体力の続く限り、攻撃を続けるしかない。
櫻も、斬るよりも砕くのイメージで、人面樹へ猛烈に突っ込む。
人面樹も攻められてばかりではない。枝を駆使し、2人の体を鞭打つ。
さわさわさわ。さわさわさわ。
山から街へ、次々と下りて来る人面樹。まだまだ数は計り知れない。
「ちょっとだけ……休ませてもらうぜ」
先に尽きたのは刀。視界の隅にカラスをとらえたかと思った瞬間、意識が飛ぶ。
「お疲れさま」
倒れる刀を、ヘルメットを被った男が受け止めた。
「君は……?」
同じく下がって来た櫻。木刀で体を支えながら、男に尋ねる。
「おせっかい屋さんさ」
ヘルメットの男はライターを取り出し、着火。迫って来る人面樹のほうへと放った。ライターが地面で金属音を鳴らした途端、人面樹を山側に閉じ込めるようにして、火の道が作られていく。
「ガソリンで地面に線を敷いたんだ。これで少しは時間が稼げるかもしれない」
めらめらと立ち上がる火に躊躇する人面樹たち。一時的なれど確かに効果はありそうだ。
「桜花寮でけが人を受け入れてくれるって、ねこったーでつぶやかれてたから。彼を連れて行くよ」
刀の背を叩くヘルメット男。
「じゃあ櫻はあたしに任せな! 自作の栄養ドリンクがあるぜ」
どこからともなく
緋王 輝夜
が駆け寄ってくる。
「大丈夫、これはクサくないから!」
ありったけの自信を振りまいている。
「……ああ、いただくよ」
「怪我は治らないけど、元気にはなれるぜ!」
(……こっそりバイク乗る練習しといてよかった)
ヘルメット男の正体は
逆巻 天野
。民家からバイクとヘルメット、ガソリンを失敬し助太刀に来たのだった。ぐったりした刀を後ろに乗せ、バイクを走らせる。
「あんたの声……聞いたことあるな」
朦朧とした意識の中、刀。
「しゃべってる暇あったら、ちゃんとつかまってて」
「ああ……ありがとう」
天野の腰をがっちり掴んでから、刀は意識を失った。
稼がれた時間によって、
天馬 ひびき
はある作業を完了していた。
「薬はクサかったけど、作業は捗ったわね」
H-8地区周辺、電信柱や街灯どうしを鎖でつなぎ、南京錠で外れないよう固定。市街地に「順路」を作ることで、侵入コースを一本に限定する作戦だ。
「鎖を押し切るより、すぐ横に開いてる道を進む方が杉も楽だもんね」
「なるほどー頭脳戦略だねぇ」
途中から手伝いに参加していた
雨寺 凛
も納得の表情。
「後は、列を作って一本道をやって来たところを、俺が刻んでやればいいわけだ」
クロウディア・W
がチェーンソーを駆動させてヘラヘラ笑う。
天野が仕掛けた火の道は消え、人面樹たちが再び動き出す。鎖を切り抜けようとする彼らだったが、ほどなくして諦める。テーマパークの待ち列のようにして、人面樹たちが3列縦隊くらいで道沿いを進み始めた。
「大成功!」
飛び跳ねて喜ぶひびき。
「ナイスアイデアだったな」
言いながらクロウディア、ろっこん「MachineDoll」を発動。二足歩行のロボットへと変身する。
「まぁ、効くかどうかは知らんが、こいつをかけとくか」
ホームセンターからくすねてきた除草剤を薄めずチェーンソーに塗りこむ。
「それにしても視界の悪さ! どうにかならないかな」
金属バットを持ち出し、ゴーグルに付いた花粉を指先で払うひびき。宙に漂う花粉の量は最悪の状態になっていた。
「それなら私に任せて!」
凛がマスクを外した。
「みんな耳塞いでてねぇ」
凛、右耳を触る。
「せーのっ」
ズキューン!
ろっこん「虚偽声楽」は、聞いたことのある音を自らの口から生み出すことができる。凛の口から放出された大きな銃声が、空間を揺らし、空中に舞う花粉を吹き飛ばした。
「おお、視界が一瞬にして見やすく奇麗に!」
視界が晴れるやいなや、クロウディア、チェーンソーを鳴らしながら人面樹へ突っ込んでいく。
「はっはっはっ! 木じゃ鋼鉄は壊せないぜ?」
枝の攻撃を受けてももろともしない、無敵の装甲を持つクロウディアのろっこん。チェーンソーが人面樹を次から次へ刻んでいく。
「私も続くよ!」
ふりかぶってひびき。
「金属バットは野球部の嗜みなの!」
野球部マネージャーの威信にかけて、バットを叩き込んだ。
一方、銃声を飛ばし続ける凛の鼻に、銃声を免れた少量の花粉がまぎれ込む。
(ふぁっ、今ろっこん発動中なのにくしゃみなんかしたら……あっ、あっ)
「パアァァン!」
「ズキューーン!」
(銃声のくしゃみが止まらないーっ! 耳がキーンとするーっ!)
その大音に集中力を切らされたか、クロウディアのチェーンソーが空を切る。
「げっ!」
挙げ句には、矛先の逸れたチェーンソー、鎖を削る。
鎖は解け、新たな道を作り出してしまう。
「あちゃー」
人面樹が別の方角へと流れ出す。
「しーらねっと」
見て見ぬ振りをして、チェーンソー振り続けるクロウディアだった。
「ひぃー花粉のせいでまともにろっこんが……はっくしゅん!」
鼻紙が手放せなくなってしまった凛。マスクを外すのは御法度だったようだ。
またも視界は花粉で遮られる。
人面樹を削りに削ったクロウディアのチェーンソーも、刃こぼれがひどくなってしまう。
「ぼちぼち潮時かな。引き際も見極めんと」
「手にマメができるまえに退散かなー」
クロウディアとひびき、戦線離脱。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月17日
参加申し込みの期限
2013年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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