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その南方面で、
因縁の2人
が睨み合っていた。
「クソ猫の世界で再会するとは、つくづく縁があるな」
新井 瞬平
。ボサボサの白髪をかきあげると、軽く数回ジャンプ。気合いを注入させる。
「今度はどんな面倒事だ、と思えば瞬平か。いずれケリはつけねぇととは思ってたぜ」
相対するは
如月 庚
。クールな風貌とは反面、口調は粗い。
「サングラス、新調したのか」
瞬平の顔を指しながら尋ねる庚。
「あ? ああ……これか」
瞬平、縁の厚いゴーグルサングラスを掛け直し言う。
「なんか空から降り続けてるからよ……テキトーに店から拝借してきた。似合うだろ?」
「ふん、いかにも単細胞が選びそうなデザインだな」
「んだと? 誰が単細胞だって?」
「自分で証明してるじゃねぇか。すぐカッとなりやがって」
瞬平、我流のボクシングの構えをとる。庚も首を一回りさせると、気配を一変させる。
さわさわさわ。さわさわさわ。
水を差すようにして、木々の擦れる音。
「ああ?」
音のする方を見る瞬平。数メートル先に、根をウネウネと動かしながら迫って来る、人面樹の群れがあった。
「あいつらが今回の面倒事か。おい、新井、てめぇとケリ着けんのはこのクソッタレな状況を終わらせてからだ」
庚、額の傷痕を指でなぞる。ろっこん「蒼穹」。右腕が蒼く光り出す。
「ふん、木偶を叩き潰せばいいのか……わかった。てめえとの決着はその後だ」
瞬平も矛先を変えた。
そこからやや東方面にも、人面樹が1体うごめいていた。
「来たよ屍君。あれが今回の敵さんだ」
「おっかねぇおっかねぇ。大自然の脅威だねぇ」
「まあ準備万全の俺たちには敵はないがな」
余裕を持って
行梨 謡
、花粉対策で用意した鼻眼鏡の位置をなおす。ハンカチを口に巻き、装備はバッチリだ。
「うむ。泳ぐ準備が出来た。花粉の海を泳ぐ準備がな!」
屍、ゴーグルを付け、海パン一枚。鼻にはノーズクリップを装着し、大海へダイブするときを今や遅しと待ち構えている。
「すげぇぞこの、鼻がシュンってするやつ」
クリップした鼻を指しながら言う。
「なんだなんだ?」
「本当に鼻で息できねぇ」
なんてことを言っているうちに、杉が目前まで来ちゃってます。
「さぁて……」
片腕をぐるぐる回しながら屍。
「どうする?」
「シラネ」
謡が首を傾げたそのとき、人面樹の先制攻撃! しなる枝が、怪力バッターの素振りみたいな音をたてて屍の目前を通り過ぎた。
「!! こりゃあ地肌に当たったら相当効くぜぇ! ていうか梨、なんで俺を盾にしてる感じなの!?」
「遠慮するなよ屍君。とっとと花粉の海を泳いできやがれ」
「ぐぬぬ……このありがちすぎる展開。仕方ねぇやってやるぜぇ! 食らえ人面樹、祟りパンチ!」
「俺は小石でも投げておくか」
ノープランな2人の、息の合った戦闘が開始される!
「ホトケを粗末に扱うヤツにゃあこうだぜ! いや、俺生きてるがッ!」
祟りパンチが連続で人面樹のボディに叩き込まれる。が、全然効いていない。危険を感じ下がり始める謡。
「そろそろ一発くらいそうだな……屍のごぼうボディをもってすればかすっただけでバッキンしてしまいそう……」
パッキーン!
「ああ……やはりか……」
肋骨を数本もってかれる。謡、ナンマンダブと両手を合わせる。
「喰らっちまった! おい梨! セメダ〇ン持って来いセメダ〇ン」
「ちょうどよかったこれならあるぜ……木工用ボンド」
「駄目だ、セメダ〇ンがいい」
「わがままなホトケ様だな。しばし待たれよ」
近場の雑貨屋に向かう謡。
「ぐあ、アブネぇ!」
その間も、折れた肋骨の痛みに耐えながら、枝攻撃をスレスレ回避していく屍。痩身が功を奏したか、人面樹も狙いを定めにくいようだ。
「待たせたな。さっそくバッキンした患部にぬりぬりしてやろう」
「おお、待ちわびたよセメダ〇ン。さあ塗っておくれ。海辺で美女にサンオイルを塗るように」
「ぬりぬり」
「そうだ、いいぞ。この匂い、骨がくっ付くだけでなく心が休ま……」
周囲にたちこめる大草原の香り。こ、こいつぁ……!
「バス〇リンじゃねーか」
「………間違えちゃったごめんお☆」
バチコーン。鼻眼鏡に人面樹の枝が食い込む。謡、軽く3メートル飛ぶ。
「容赦ねぇな……梨、ぼちぼちアホやってねぇでずらかるぜぇ!」
「痛! 鼻の骨逝ったかも……結局逃げるのね俺たち」
「潔いほどにダセぇ」
「邪魔だオラァ!」
庚の蒼い拳が、人面樹の幹を砕く。木片と花粉の散る戦場。身をえぐられながらも、動く杉は枝を振り下ろす。それすらも庚は片っ端からへし折っていく。
「こいつら、何故街を目指す……何かあるのか……?」
「頭使ってる暇あったら体動かせよ!」
両腕をクロスさせ、枝攻撃を真正面から受けながら瞬平。体全身に傷を負っている。
「そっちこそ。ずいぶんと手負いじゃねぇか」
「ああこれか?」
手の甲をつたう血を舐める瞬平。
「”ワザと”だよ」
ろっこん「リヴェンジブラッド」が、瞬平の肉体を強化する。迫る人面樹に向けて、舐めとった血を吐き、続けざまに渾身のブローを打ち込んだ。
強化型2人による町中の”伐採”が、クライマックスを迎えた。
「こいつでラストだぜぇ!」
庚、最後の一株を狩る。
「へ……余裕だぜ」
傷に花粉と汗が染みる。疼くのを耐える瞬平のろっこんが解除されようとした、そのとき。
「「たすけてー!」」
飛び込んで来る悲鳴。そして鼻眼鏡と海パン、一体の人面樹。ほのかな草原の香り。
「助けて、そこの強そうなお兄さん方へーっくしょい!」
「あ、梨、たぶん彼ら寝子高の後輩だ」
2人の後ろに回り込む謡と屍。
「仕方ないすねえ先輩」
瞬平、左腕に力を込める。
「少しは休ませてほしいもんだぜ」
庚の右腕が一層の輝きを見せる。
「お、俺もっ! 祟りパンチ!」
「じゃあ俺も、鼻眼鏡パンチ〜」
主に2人が主力の、4人同時強烈パンチが、人面樹を粉砕した。
「ふ〜一時はどうなることかと」
「大丈夫かよ、鼻血が出てるけど」
「梨、鼻眼鏡パンチはどうかと思うぞ……イテテ肋骨……」
「怪我人多し、か」
庚、冷静に携帯を開く。
「……ふむ、桜花寮で怪我人を収容してくれるようだぜ」
「よし、屍君、もう一走りだ」
「梨、待ってくれ、走ると肋骨に響くって今さら気づいたんだから」
寮へ走り出す謡と屍。
それを見送った後、庚と瞬平、同時に地面へ崩れる。
「くそ、思った以上に消耗したぜ」
「新井……決着は……延期にしようか」
「だな……サングラスに花粉が付いて何も見えねぇ。ノドも痛ぇし」
「後で塩水でうがいするといいぜ……俺もする」
南方面の人面樹、殲滅。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月17日
参加申し込みの期限
2013年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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