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寝子島、花粉警報発令中!
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入れ替わるようにして、新たな3人の登場だ。
「この尋常じゃない花粉の量。解決は迅速に、といきたいけれど、元凶をつぶすのにも骨が折れそうだ」
間断なく山を下りて来る人面樹を見ながら、
邪衣 士
が深呼吸する。
「ここはひとつ……」
指を三回鳴らした。
黄色がかった空を、この周辺だけどす黒い雲が包み込み始めた。
「花粉は雨に吸収されて地面に落ちる…これで少しはましになるだろうか?」
ポツ……ポツポツポツ。暗くなった街に大粒の雨が落ちる。
「うむ、ご苦労なのじゃ……でぼびしっ!」
水中眼鏡をかけ、鼻には丸めた綿。手にはお決まりのロケット花火。お祭り女
大田原 いいな
だ。
「んあー、鼻栓をしておっても防げんようじゃのでぼびしっ!」
鼻栓綿がくしゃみと共に発射する。
「そうだ、これを聞くといいよ!」
そう言って、すでにマスクに戻した
雨寺 凛
が取り出したのは、携帯電話。
「最近は『花粉性に効くケータイ着信音』なんてのがあるんだよー」
「ほほう……ふむ、なんとなーく鼻がすっきりしたような」
なんでも鼻腔を特定の周波数で揺らすことで、内部に付着した花粉を解離させるのだとか。
「うむ、これで思う存分力を発揮できそうじゃ!」
いいなもマスクを装着。いよいよ魅せる必殺!
「雨でしける前に、笛花火乱舞!」
人面樹に向かってロケット花火が乱れ飛ぶ。が、これはあくまで牽制。人面樹たちの意表をついたところで、
「がすばあなあじゃ!」
カセットコンロ用ボンベに噴射口を取り付け、根っこをファイアー!
「ふふふ、こ奴らの花粉を採取して、化学部の活動で『ぷれぱらあと』にし、顕微鏡で観察してやるのじゃ」
物理的な戦いから一転、火を使う作戦に出た駆除隊一行。続く
桜崎 巴
も、科学的戦法に打って出た。
「びぇっくしょーい! 健康優良児たるあたしが花粉症とはねぇ!」
化学準備室からくすねてきたマレイン酸をポリタンクいっぱいに詰め込んでいる。
「ひゃー! マスクが花粉で目詰まりしてやがる!」
人面樹向けてロケット花火が飛び交う中を、果敢に割り込んでいく巴。マスクを外し、大いに啖呵を切る!
「さっきからあたし達に向けてばら撒いてるみたいだけど、あたし達が雌花に見えるのかい? あんた達の目は、木だけに節穴かい?」
巴のろっこん「カイシンの一喝」が発動したようであうが、人面樹にはほとんど効果がない!
「分らず屋め。聞かないなら、こいつを使う羽目になるが、いいのかい?」
巴、髪を雨で濡らしながら不敵に笑うと、ポリタンクの中身をぶちまけだす。マレイン酸には植物の生長を抑制する働きがある! ……が、樹皮に直接ふりかけても全く効果はないですたぶん。そんなことはつゆ知らずの巴。
「いいぞいいぞ、もっとやるのじゃでぼびしっ!」
「とっとと枯木になってしまいなびぇっくしょーい!」
士の雨が勢いを増す。これが人面樹たちの活力になったのか、彼らの動きはより円滑になる。撒いたマレイン酸もあっという間に水に流された。
「うお、何をするのじゃ!」
いいな、人面樹の枝に絡めとられる。
「なんだい、あたしはあんたらの栄養になるつもりはないよ!」
巴もつかまる。
ピョーン。
いいなと巴の体が宙を飛ぶ。「あーれー」という声の後、障害のなくなった人面樹たちがさわさわさわと動きだし、雨の音が地上を満たした。
「……えーっと参ったな」
後退しながら、再び指を3回鳴らす士。
「一度春から冬に戻ってもらう必要がありそうだな……」
次第に雨がみぞれへと変わり……季節外れの雪が人面樹たちに降り注ぐ。
降雪量は増し、地面が白く塗り変わっていく。下がる気温と進みづらい土壌で、人面樹たちの進行が緩やかになる。
「最初から雪にしていればよかったな……2人ともごめんよ」
地面に伏すいいなと巴にはすでに薄ら雪が積もりかけている。
「でぼびしっ!」
「びぇっくしょーい!」
花粉症とはまた違ったくしゃみに悩まされることになるいいなと巴だった……。
と、以上のややお馬鹿なやり取りを見届けていた
奈良橋 博美
。ねこったーにて現状を報告した。
『H地区前衛組、ほぼ壊滅』
これを受けた
東中居 陽二
は、桜花寮の屋上にいた。
「おお、あれが人面樹」
双眼鏡で敵たちを発見する。空は雪と花粉の混じる、混濁した白と黄の風景を帯び、これから始まる桜花寮の激戦を予感させた。
その傍ら、町内運動会などで使う集合テントを張り、その下でせっせと火炎瓶をこしらえる2人がいた。
「……」
「……」
哀坂 零葉
と
小山内 海
。2人とも無口である。足下には大量の火炎瓶が作られていた。
(もうちょっとワイワイやりながら戦いたいんだけど、なんか声かけづらいな……)
気まずい陽二。海は天性の集中力の持ち主で、非凡な作業効率で火炎瓶を量産する。零葉もせっかくの美人なのに、マスクと眼鏡の完全装備、話しかけるなオーラ全開だ。
「追加の酒瓶お待ちどうさまですよーぅ!」
そんな空気に飛び込んで来る威勢のいい声。
不破 ふわり
が酒瓶の入ったケースを持って屋上に登場した。
「お酒屋さんに行ったらたくさんありました! 火炎瓶で人面樹をぉ、やっつけるですよーぅ」
ひとり「おー!」と拳を突き上げると、黙々と作業する2人に加わる。花粉対策などはせず、いつもの軽装。
「焼き払いますよーぅ、楽しみですよーぅ♪」
桜花寮、準備は着々と進んでいる。
一方、人面樹たちは、天馬ひびきらによって作られた鎖の経路によって、雪の降る中、目論見通り桜花寮に向かって進んでいた。
しかし、
クロウディア・W
が誤ってちぎってしまった鎖から、漏れ出した人面樹もいた。その数10体と少し。
彼らはH−8地区から南のほうを進んでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月17日
参加申し込みの期限
2013年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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