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寝子島高校
寝子島、花粉警報発令中!
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ここは花粉警報の最前線。
地図上
でいうところの、H-7付近、森林とシーサイドタウンの境目。
さわさわさわ。さわさわさわ。
木々を抜けながら、人面樹が波状に広がりつつ、街を目指している。彼らの目的は分からない。どこへ向かうかも分からない。
ただ一つ言えること、この状況はフツウじゃない。
九夜山付近は、空の色が見えなくなるほどに、上空が花粉で埋め尽くされる。地上もすでに視界が遮られるくらいには濃い。花粉症を誘発するだけではない、物理的な障害が街に降り注ごうとしている。
吐き出されるように山から縫って出て来る人面樹たちに、対峙する2人の「木刀使い」がいる。
「厄介な事になっているな……。あの人面樹共を全部倒さなければいけないのか」
クールな表情で
楪 櫻
が息を吐く。学校の武道場から拝借した木刀袋を背に結わい付けながら、精神統一する。
「この手の事件には誰かの意思を感じるな」
何かを探すように、花粉の満ちた空を見上げる
御剣 刀
。人面樹の背後に黒幕の存在を感じ取っているようだ。自前の木刀を持つ手に力がこもる。
「この状況で、この世界に呼ばれて……放っておくわけにもいかないだろうな」
「ああ……」
いよいよ人面樹たちがシーサイドタウンの領域へ根を踏み入れる。
「……躊躇っている時間はないのだが」
といいつ戸惑っている櫻。
「この花粉の量……予想外だ」
目をこする刀。
得物だけを持って駆けつけた2人は、状況の不利を痛感していた。
「「へっくしゅん!」」
同時にくしゃみする。
「はいはいお待たせだよー!」
チリンチリンと鳴らして登場は、
天馬 ひびき
。カゴにはたんまりとゴーグル・マスクが詰め込まれている。本人もすでに完全装備だ。
「おお、助かったぜ」
さっそく装着する刀。
「これでなんとかなる……くしゅん!」
櫻のくしゃみ。すでに鼻腔には花粉がたんまりと侵入してしまっている。今からマスクをしても効果は薄いようだ。
「そこで私の出番だぜ!」
緋王 輝夜
。白衣を羽織りガスマスク。
「花粉症なんてこの天才の手に掛かれば一発だぜ!」
そう宣言し、怪しげな物ばかり入っているリュックをガサゴソ。
「もの凄く嫌な予感しかしないが……」
危機感を覚える刀。
ジャジャーン! と取り出したるは……
「あたし特製、花粉症対策薬『ノンはくしょん』だぜ!」
ガスマスクにスーコー言いながら、薬を人差し指ですくう。
「なんかすごい色してるけど」
「症状を強引に止める即効薬だぜ!」
そう言いながら、強引に刀のマスクをはぎ、鼻下に塗りたくる。
「ちょ……ん……あ……」
続けざまに、ひびき、櫻へも。
「……」
「「「クッサーーーーーーー!」」」
3人そろって後ろへのけぞる。
「良薬鼻にクサしだぜ!」
Vサインの輝夜。
「クサしだぜ! どころじゃないぞこれは!」
と突っ込んでから、刀、鼻の通りがよくなっていることに気づく。
「おお、ほんとに効き目ありだな。これならマスクをしていても息切れもなさそうだ……クサいが」
櫻も戦意を上げていく。
「ありがとう輝夜! ……クサいけど」
「あたしは天才だぜ? さあ存分に戦って来な(近くにいられるとクサいから)!」
というわけで、花粉対策は万全。いよいよ人面樹と正面衝突する寝子島高校最前衛組。
それを遠目で見守っていたのは
奈良橋 博美
。
「輝夜さんの薬は効果絶大のようだが……俺は遠慮しておこう」
一応つぶやいておくか、とねこったーで報告する博美。
ねこったーでは「桜花寮を最終防衛ラインにしよう」という案でまとまっている。これに対し博美、「前衛組は人面樹を桜花寮のほうへ促すようにされたし」とつぶやいた。
「これで人面樹の拡散を防げればいいが」
さらに情報収集だ。携帯に打ち込むだけではいてもたってもいられず、再び動き出す博美だった。
場面は戻って、最前線。
「そもそもアレは生き物なのだろうか。いや、奴等は神魂のせいで一時的に動いているだけ……」
木刀袋を背負ったまま、空手で人面樹に突貫しながら、櫻は思う。
「はたして倒せるかどうか……やってみねば分からん」
念じる櫻。ろっこん「姫鶴一文字」が発動、具現化された日本刀が、花粉散る田園地帯で妖しく光る。
「……行くぞ!」
一振りが、サクッと気味のいい音を立て、最も先頭を行っていた人面樹の枝を斬り落とした。
「いい手応えだ」
切れ味に満足すると、櫻、宙を降って来た杉の葉をさらに二つに刻む。
「ううぅ……ううぅ!」
危害を加える存在に気づいた人面樹たちが、うめきながらわらわらと、櫻を囲みにかかる。
「人面樹どうしの意思疎通は図れてるってことか」
その輪に切り込む刀。足の役を担う根に木刀を叩き込み、バランスを崩しにかかる。が、根を幾重にも張る人面樹の重心は、重く固い。幹をやや斜めに倒しながらも、仕返しとばかりに、勢いをつけた枝で平手打ちならぬ平枝打ちを仕掛けてくる。
「!!」
刀、木刀を縦に構え防ごうとするも、枝は引っかかった木刀を支点とし、さらに速度をつけて右の背を打った。
「柔よく剛を制すか……けっこう効くぜ」
刀も輪に入り、櫻と背を合わせる陣形になる。
「一筋縄ではいかないな」
真剣を具現化できる時間は10分。その間にどれだけの木を斬り倒せるか。
「こいつら、わらわら山を下りてきやがる。ここで食い止めるのは無茶って話だ」
「後退しつつ、少しでも数を減らして……他の所で戦う仲間の負担を減らせればそれで十分だ……!」
2人、刹那に視線を交わし、人面樹を斬りにかかった。
「「それにしても……クサい」」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月17日
参加申し込みの期限
2013年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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