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●ナチュラルトレッキング【九夜山を歩こう】・その2
気持ちよさそうに山歩きを楽しんでいる理緒と紗月の後ろ姿を見て、士は良かったなと思う。
今回のプロジェクトの目的は『自然との触れ合い』としているが、正直建前だ。士としては、参加してくれた人に探検やアウトドアの楽しさを知ってもらいたいと言う想いが強い。
「楽しむにはやはり自然との付き合い方なり、自然の厳しさとの折り合いをどうつけるかが大事なんだよな」
自然は雄大で美しい。でも舐めてかかったら痛い目を見る。
缶ゴミをトングで拾い上げ、士は遠く山頂へ続く道を見上げた。
九夜山の自然は美しい。
しかし街から風に運ばれ飛んでくるのか、それとも誰かが落していくのか、ゴミは少なからず落ちている。
どうすれば自然と共存していけるか、各々に考えてほしいと思うのは、山を愛する者の共通の想いであろう。
先頭を行く豪が振り返って、ゴミを拾う理緒と紗月に話しかける。
「山に登るのは気持ちがいいだろ? でもゴミが落ちていると残念な気分になるよな」
「本当ね。ペットボトルやポリ袋が案外多いわ。半分土に埋まって取りにくい……」
「プラスチックって分解されにくいのよね? 出来るだけ拾った方がいいわね」
「そうだな。今日みたいに楽しみながら地球の環境を守っていけるといいよな!」
しばらくすると、持ってきた袋がいっぱいになってきた。
豪が立ち止まって後方へ手を振る。
「おーい。だいぶゴミが溜まってきたから、ここにゴミ集めポイントを設置しようぜ!」
下のゴミをわざわざ上まで持っていって降りてくるのは労力の無駄だから、と豪はここまでに集まったゴミを置く場所を作った。これも下見のときに考えていたことだ。飛ばされないようネットを掛けて工夫する。
「これでよし、と。帰りに回収して戻れば問題ないな」
そこで少し休憩し、さらに頂上を目指していく。
上の方はゴミも少なく、ひたすらに気持ちのいい山道が続いている。
「はぁ、はぁ」
「紗月、大丈夫?」
「体力なくて……ちょっとバテてきた。理緒ちゃんは過酷なスケジュールに慣れてるからそんなに元気なの?」
「そうかも。いっしょにゆっくり行こう!」
理緒はそう言って紗月の手を握ると、前方の豪に声をかけた
「龍目くん! ちょっと疲れて来たから、少しペースを落としてもらっていい?」
「ああ、ゆっくり行こうか。頂上はもうすぐそこだ。ほら、見えて来たぞ!」
尖った緑の山頂が見える。
四人はゆっくりと一歩一歩登っていく。
振り返れば、街も海もすっかり眼下の景色に変わっていた。
「お疲れさま! 山頂到着だ!」
士はそう言うと、その場に腰を下ろした。
下界より冷たい風が頬に当たって心地よかった。
ひぃひぃしながら登ってきた紗月と理緒も、今はとてもいい気分。
「秋の九夜山を満喫ってかんじね」
「理緒ちゃんがそばにいてくれたから音を上げずに最後まで登れたわ」
「仲間との絆が深まるのも、山登りの醍醐味の一つさ!」
豪は涼しい顔で遠くの景色を楽しんでいる。
人心地ついたところで、士はバックパックから小袋を取り出して、参加者たちに渡した。
「ゴミ拾いだけじゃなんだから、ちょっとした記念品を用意したんだ」
「なんだ? 熊の毛皮か?」
豪が茶化しながら袋を開ける。
中から出てきたのは小指ほどのサイズの角に鈴と色紐が付いたキーホルダーだった。
「熊の毛皮……ではなく落ちてた鹿の角で作ったんだ」
「かわいい」
「ありがとう!」
「鈴がついてるのもいいな!」
思った以上に喜んでもらえて、士は若干気恥ずかしくなり、ぽりぽりと鼻の頭を掻く。
こうして一行は、途中のゴミポイントでゴミを回収しながら下山した。
「お疲れさま。楽しかったわ」
「企画してくれてありがとう」
「俺は探検部の一員として、今日邪衣が迷子にならなかったことも良かったといいたい!」
「龍目先輩……そんなに警戒してたんですか。まあ、楽しかったから、いいか」
「あ、見て」
紗月が空を指させば、ドローンがこちらにあいさつするように旋回している。機体に貼られた校章のシールで、選挙管理委員会の撮影だと察した四人は、ドローンに向かって大きく手を振る。
「おーい!」
「こっちはこんなにゴミを拾ったぞ!」
紗月と並んで手を振りながら、理緒は思った。
(来年もこんな風に紗月と一緒にいたいな)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月12日
参加申し込みの期限
2019年10月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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