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【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状~リゾルブ・ワールド!
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●ナチュラルトレッキング【九夜山を歩こう】・その1
「みんな集まったか?」
九夜山の麓に、カラフルなトレッキングウェアに身を包み、バックパックを担いだ四人の寝子高生の姿があった。天気は快晴。トレッキング日和。心地良い風が吹いている。
『ナチュラルトレッキング【九夜山を歩こう】』と書いた小旗を手に、会長立候補者の
邪衣 士
は、あつまった
龍目 豪
、
佐和崎 紗月
、
初瀬川 理緒
を見回した。
「地球環境も考えて……ということなら、俺がやる事は一つ! 生徒会に立候補する以前に探検部だ! ならば俺らしく俺のやり方で行こうじゃないか!!」
おー! とメンバーたちは拳をあげる。
「地球のことを考えるには、まず地球を知らなきゃいけない。山登りを通じて自然を知るところからはじめようじゃないか。というわけで、今日のトレッキングは、九夜山の自然環境を観察・調査したり、ゴミ拾いをしたりしながら行きたいと思う」
トレードマークの熊の毛皮のつぶらな黒い瞳がキラリと光った――気がする。
「では、出発!」
歩き出す士。その首根っこを、探検部先輩の豪がグイッとつかむ。
「待て邪衣。そっちに行くと下山だぞ」
「そ、そうか」
豪が苦笑いしているのは、士の壊滅的な方向音痴を良く知っているためだ。
それから豪はやや不安気な顔になった女子二人に向かって爽やかに笑ってみせた。
「心配ない。こんなこともあろうかと参加したんだ。俺が、方向音痴の邪衣に代わって、インストラクター役を務めるぜ!」
探検部同士目配せしあい、士がこう補足する。
「龍目先輩は俺にアウトドアのノウハウを教えてくれた人なんだ。頼りになるよ」
「改めてよろしく。しおりはちゃんと読んで来てくれたか?」
「ええ、これね」
「理緒ちゃんといっしょに確認したから忘れ物はないと思う……」
理緒と紗月は、事前に渡されていたお手製のしおりを取り出す。
そこには、豪の手書きで、注意事項や持ち物が分かりやすく記載されていた。
「天気予報を確認してきたが警報や注意報は出ていなかった。ただ山の天気は変わりやすいから、油断するなよ! 雨具も持ってきたか?」
総員頷く。
慣れた道ではあるが下見も行ってあるので準備は万端。
最後に、
「みんな体調は大丈夫か?」
と確認し、問題ないと分かると士に向かって親指を立てて、出発準備オーケーのサインを出した。
「無理せず気をつけて登山しような」
「では改めて。ナチュラルトレッキング、出発」
先頭は豪が務めた。間に女子二人を挟んで、しんがりは士。
四人は葉擦れの音も爽やかな山道を、ゴミを拾いながら歩き始める。
「去年はバザーで、今年は地球のために出来ることとはね。最初のころは生徒会役員を選ぶのにもこんなにお祭り騒ぎをするのかと感心したけど、それも今年で終わりなんだよね」
理緒は並び歩く恋人の紗月に話しかける。
「そうね。今年で生徒会選挙に関わるのも最後かと思うと、月日の流れを感じちゃうね。来年は大学生か……今こんなことしてていいのかな」
「いいのいいの。根を詰めて勉強ばっかりしてたらかえって成績が下がっちゃうよ。適度な息抜きは必要」
理緒がしたり顔で言うので紗月は苦笑した。
「この前も同じこと言ってたよ」
「そうだっけ?」
長いポニーテールを揺らして飄々と歩く理緒を紗月は半歩先に見てついていく。
理緒は高校1年のときからグラビアアイドルの仕事をしていてあまり学校に顔を出せていない。
父親は医学部教授・母親は弁護士というエリート家庭に育ち、勉強漬けの小学生時代を送ったのだが、中学受験に失敗したのを機に流行やファッションに目覚めた。その後、美しく成長し高校1年の時にはスカウトされるに至ったが、引き換えにするように成績のほうは急降下。高校に進学できたのも留年せず3生年になれたのも奇跡と言われるほどの超低空飛行ぶりに、所属事務所は(逆に面白がったのか)理緒の大学受験企画を立案。恋人である紗月のサポートもあり、短期間で木天蓼大学なら合格可能なレベルまでに成績が急上昇したのだから、努力家と言わずして何と言おうか。
紗月の脳裏にある日のことが思い出される。
それは同じ木天蓼大学を目指して二人で受験勉強をしていたときのこと。
『学部はどこを受験するの?』という話になり、紗月は経済学部に行くつもりだと答えた。
『理緒ちゃんは?』
『芸術学部の写真学科』
『どうして?』
『グラドルはあたしにとって天職だけどさ、一生続けられるかっていえば、ちょっとね。それに、撮られる側から撮る側に興味持ったってのもあるし』
紗月はそれを黙って聞いた。
――理緒ちゃん……手に職をつけようってことなのかな……?
先のことを見通しはじめている理緒がどこか眩しく、置いて行かれそうで物寂しくもある。
そんなことを感じていたら、ふいに理緒が微笑んだ。
『無事通ったら、紗月にはあたしのモデルになってもらうからね』
『え……』
思わず赤面した頬の熱さが、忘れられない。
「秋晴れの中をこうして山歩いてると、心も洗われるようだよね、紗月」
そう言って微笑む理緒は、青空に頬の白さが映えて、本当に綺麗だ。
「そうね。ほんとうに」
少し息が上がってきた。紗月はタフな彼女に遅れまいとついていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月12日
参加申し込みの期限
2019年10月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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