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「やはり元凶を直接どうにかするしかなさそうだ」
ふわふわと目の前を飛び回るヒトダマに目をやりながら、
旅鴉 月詠
は嘆息した。
彼女は懐から1枚、五芒星の描かれた紙のカードを取り出して、それでヒトダマに触れる。
するとヒトダマの姿が掻き消えた。
月詠はまるで何事も無かったかのようにカードを懐にしまった。
「私のこのろっこんでは封印するだけで、結局事態の解決にはなっていないことだしな」
そう、今回テオから言い付かったのは『妖怪退治』なのである。
たしかに月詠の能力を用いれば『妖怪』の活動は停止するだろうが、本質的に消滅したことにはならない。
絵に傷が付けば封印が解けてしまう以上、それは良い手とは言い難いだろう。
「にしても、化け傘、スネコスリ、おまけにヒトダマか……。木端妖怪ばかりだな。別に強大な奴に出会いたいわけでもないが、これではまるで動物園に来ているみたいだ」
などとぼやきながら彼女が辿り着いたのは落神神社である。
「酷い有様だ。誰も手入れをしていないのか……。は、宿るべき社がこんな状態でも、当の神様の方はすこぶる元気そうだというのは皮肉なものだな」
月詠はつい先ほど『妖怪退治』を彼女に命じた張本人であるテオの姿を思いつつ、呟いた。
膝下に露をはらんで生い茂る青草を、踏みわけ踏みわけ本殿の戸を開く。
戸が軽く開いたことを意外に思いながら、月詠は室内に足を踏み入れた。
「そこにいるのは誰かな」
「ひゃっ」
その短い悲鳴は女性のものだ。
「その制服……寝子高の生徒だね」
「あ、は、はい、草堂鶴子です……」
「私は
旅鴉 月詠
。同じく寝子高生だ。鶴子、君はこんなところで何をしていた」
「えと、あの……」
月詠の質問に言い淀む鶴子。
その視線がちらりと部屋の奥へと向かった。
つられて月詠もそちらに目を向ける。
そこにあったものを見て、月詠は大体の事情を察した。
「なるほど。じゃあ、君ってことになるのかな」
鶴子の視線の先には燃えさしのろうそくが並んでいた。
それも5、6本ではきかない大量の、だ。
「やったんだろう、百物語を」
鶴子はこくりと頷いた。
「いくつ語ったのか憶えているかい」
「えと、友達と5人で集まって、ひとり20本ずつろうそく持って来ましたから。それで全部使ったし……たぶん、100話」
それを聞いて月詠は苦い顔をした。
「その様子だと知らなかったようだが、百物語というのは基本的に99話で語りを止めるのが習わしだ。100話語りきってしまうと青行灯という妖怪が本当に現れるとされていてね。青行灯が一体どんな現象を引き起こすのかはっきりとした伝承は残っていないんだが、一般的には『異界を開いて妖しの者共を召喚する』なんて言われていたりする。まあ、一種の降霊術みたいなものなんだ」
「そ、それじゃ今こんなことになってるのもそのせいなんですか……?」
「いや、どうやらそれは違うみたいだね。鶴子、君はどこかで喋る猫に出会ったことは無いかい」
草堂はその言葉にはっとする。
「あります! 百物語のあと、ここで『おまえだな』って……」
月詠は、何故その時にテオはちゃんと説明しなかったのかと呆れるが、口には出さない。
仕方なく自分がその役を引き受けることにした。
「それは君がろっこんを手に入れ、もれいびになった証なんだよ」
「ろっこん……もれいび? あたしが……? なんですかそれ……」
「神授の力とその仕手……まあ、ざっくり言えば超能力者だ」
「そ、そんなわけ……あたし昔からごくごく普通のひとだったのに」
あまりにも唐突過ぎて理解が追いつかないようだ。
そんな草堂の戸惑いは意に介さず、月詠は淡々と説明を続ける。
「そんなことは関係ないんだ。君が望もうが望むまいが、結果は出ている。君はもれいびで、ろっこんを備えているんだ。その身の裡にね。君は学ばなければならない。その力の使い方、制御の仕方を。でないとまた、こういうことが起きる」
「こういうこと、って。え、じゃあ、あたしのせいってこと、ですか?」
草堂は縋るような目つきで月詠に尋ねた。
君のせいではない、と月詠に否定して欲しいのだろう。
「……そうだ。ただ、君のせいだが君が悪いわけではない。誰にでも最初の一回というものはあるし、その時に混乱してしまうこともよくある。その上君は誰も周りに導いてくれる者がいなかったという運の悪さもあった。まあ、くじびきに外れたようなものだ」
「そうなんでしょうか」
「ただしこれだけは言っておこう。呪術や魔術、今回で言えば百物語だが、そういった類のものは単なる迷信ではないんだよ。何も知らない一般人でさえ、場を整え、然るべき時に然るべき手順を辿れば一定の効果は表れる。ましてや君はもれいびだ。一般の人間よりも『あちら側』に近い人間なんだ。だからまあ、これからは気を付けることだね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月12日
参加申し込みの期限
2013年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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