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寝子高七不思議シリーズ:体育倉庫はダンジョン!?
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緋王 輝夜
の眼鏡が鋭い光を放ちました。
本当に光っているわけではないのですが……まあ、イメージ映像ということで。
「噂には聞いたことがあるぜ、体育倉庫ダンジョン……なんでも制覇すれば運動音痴が直るとか」
輝夜も情報をキャッチして、ダンジョンに参戦したのです。彼女が着ている白衣が、突風を受けてバタバタとなびきました。(※これもイメージ映像です。実際は突風なんて吹いていません)
運動音痴ウンヌンというのは願望を込めた解釈ですが、夢のある話なのはたしかでしょう。
本日、急な話ということもあって輝夜は準備らしい準備もなくダンジョンに舞い降りていました。出たとこ勝負ではありますが、体当たりで挑みます。
「よっしゃー、ここは一つ挑んでみるしかねーだろー!」
前途に不安なんてありません。やる気はたっぷり。なぜならば、
――運動音痴さえ直れば……まさにミス・パーフェクトだぜ!
そう輝夜は信じているのですから!
ずんずん歩む彼女の視線の先に、
「おや?」
見慣れた背中がありました。
神木 煉
です。彼もまた、美化委員たちから話を聞いてこの体育倉庫ダンジョンに足を踏み入れていたのでした。
煉は足を止め、右目だけで周囲を見回します。
数分前に通った道のような気がします。
でも、はじめて通りかかる道のような気もします。
しかも、この既視感は二度目や三度目ではないのです。
「……迷った、かもしれん」
不覚、とでも言いたげに、左目は閉じたまま彼はつぶやきました。
「そうか迷ったか。だがどうせ迷うなら旅は道連れ。よーし一緒にいってみるか」
「それもそうだな……」
と言いかけたところで、はっとして煉は振り返りました。
「……って輝夜? いつの間に?」
「ちょっと前からだな」
ひょいと片手を挙げて、輝夜は煉に並ぶと、
「事情は聞くな。言えることはひとつ、『運動音痴を直すため』だ」
スタスタと歩みを進めます。煉は慌てて彼女を追いかけました。
「運動音痴……?」
「繰り返さんでいい。知らんのか、このダンジョンを制覇した者に与えられる特典を」
「いや、初耳だな。運動音痴が直るとかなんとかいうのは……」
「だから繰り返すなって言ってるだろー! 協力するのか、しないのか、どっちだ!?」
きっ、と自分を見上げる輝夜を見て、不覚にも可愛いと思ってしまう煉です。自信満々の口調はあいかわらず、けれどどこか、決意めいたものが輝夜の表情にはあります。少し目も潤んでいるような……。『運動音痴を直したい』というのはまぎれもなく彼女の本心なのでしょう。
無意識のうちに口元を緩め、わかった、と煉は答えました。
「協力しよう」
「よろしい! ほら、どんどん行くぞ!」
さっさと腕を振って歩く輝夜、これにつづく煉。
かくして二人の冒険行がはじまったのです。
体育倉庫の不思議の国に、迷い込んだアリスがここにもひとり。
「この広さじゃ迷っても仕方がないよね……やはりこれは怪奇事件! MMR(※)が解決に乗り出すんだよ!」
鬼河内 萌
のポニーテールが、風もないのに激しく揺れます……いえ、本当に揺れているのではないのですが彼女の脳内イメージではバタバタ揺れているのです。
脳内イメージといえば、もう萌のなかにはMMRが大活躍する特別ドキュメンタリー番組『水曜か金曜くらいスペシャル』の製作が決定しており、そのサブタイトルについても仮題が提案されていました。
ちなみにその仮題は
『恐怖! 動く体育用具!! 寝子高体育倉庫の地下に謎の巨大迷宮は実在した!!』
です。テレビ放映されれば視聴率20%超えは確実――と萌は思っております。
そんな萌ですがヘルメットにヘッドライトではなく、竹刀と金属バットの二刀流で油断なく歩みを進めておりました。
「純子ちゃん、怜子ちゃん、どこにいるのー!?」
呼びかけながら進みます。実際のところ萌は、弥島純子とも喜多川怜子ともまだそれほど親しくなかったりもするのですが、この救出劇がきっかけで親しくなれれば良いではありませんか。
ピーン、と萌の精神がささくれ立ちました。
「……む!? 気配だよ!」
考えるより先に体が動く、そんな超反応で萌の運動神経は、反射的に右前方から来るものをバットで叩き落としていました。
バレーボール、です。罠と思われます。すごい勢いで来ましたがいまの萌の敵ではありません。
「また!?」
またも萌は超反応、カーブ気味にきた新たなバレーボールを叩き落とします。
さらに来ました。白球を叩き落とします。
来ました。叩き落とします。
バン! バン! ズガン! バレーボール連弾との激しい攻防を繰り返しながら萌はどんどん進みます。
駆け出します。
加速します。
ついに彼女は、
「てやあ!」
うなりを上げてきた剛速球を、とっさに両手握りにした竹刀でシュート! 真正面に打ち返したのです。
ガッ、と大きな音がして、正面にあった何かが倒れる音がしました。
「これが正体……!」
駆け寄った萌は暗がりのなかに、バレーボールの発射装置を発見していました。横倒しになった機械は、カラカラと無意味なモーター音を発するのみでした。
しかし萌の精神の昂ぶりは、鎮まることはありません。
「また来る!?」
両足を揃えて萌は跳躍しました。
ごろごろと鈍い音を上げ、大きな何かが転がってきたのです。たっ、と萌が脚を揃え着地した『それ』は砲丸でした。といってもオリンピック競技の公式砲丸ではありますまい。なにせそれは、直径一メートルはありそうな巨大さだったのですから。
「よーし、これで玉乗りだ!」
罠が次々襲いかかってきますが、萌の声は弾んでいます。懐かしのアトラクションバラエティ番組みたいじゃないですか。
「矢でも鉄砲でもリレーのバトンでももってこい、ってなものね! あ、だけど三角コーンでアッー! は勘弁な!」
なにが『アッー』なのかはあえて申しますまい。
※MMR:世界の謎を追い真実を求め続ける研究チーム『萌ミステリーレポート』のことです。メンバーは現時点、萌だけです。新規メンバー募集中(?)です。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
冒険
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月11日
参加申し込みの期限
2013年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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