this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子高七不思議シリーズ:体育倉庫はダンジョン!?
<< もどる
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
「うわ、ほんとにダンジョンだ」
桜庭 円
が地下に降りるなり口にした言葉です。
地下迷宮(ダンジョン)といえば、ひんやりした石壁でじめじめしてて、進めばドラゴンでも出てきそうなイメージがあるかもしれませんが、この地下迷宮はちょっと様子が違います。
体育倉庫、これなのです。
地上の体育倉庫がそのまま、地下に大きく展開したような姿、壁は木造ですし土臭いところも同じ、多少は涼しいのですが寒いほどではありません。
なのにその体育倉庫が迷宮を成しているのですから、これはなんとも奇妙奇天烈な光景でありました。
円の頭に乗るのは仔猫のにゃーくん、猫は暗いところでも目が利きますので、きっと人間の円以上に奇妙な光景を目にしているのでしょう。好奇心に満ちた視線できょろきょろと周囲を見回しています。
「体育倉庫の地下にこんなものが……戦時中の防空壕でもあったのか」
円と同行する
御剣 刀
は、昔日の武士のような鋭い視線で地下を眺めていました。腰に刀(といっても木刀ですけれど)を佩いているあたりも侍っぽい。
多少落ち着いたところで円が言いました。
「ええと、今日のミッションを確認するよ」
「ああ」
「僕がキャッチした情報によれば、このダンジョン……七不思議の噂が本当なら、だけど……のどこかに、一年二組の矢島純子ちゃんと喜多川怜子ちゃんがいるはず。純子ちゃんなら、怜子ちゃんを引っ張って一番奥に向かってるかもね。そういう子だから」
「その二人を発見、救出することが目的だな」
「その通り! 刀くん、頼りにしてるからね」
「どこまで期待に応えられるかはわからないが、努力はする」
「……ところで、僕は二組の学級委員だし二人とは友達だから探すのは当然と思ってるけど、刀くんは巻き込んじゃってごめんね」
「なにを今さら」
ふっと刀は微笑しました。寝子島高校の剣豪として知られる彼です。ストイックな性格ということもあって普段は口を閉じていることが多いのですが、笑うととても魅力的な表情になります。
「桜庭の友人であれば俺にとっても友人のようなものだ。それに、ダンジョンと聞いてはどうしても心が躍る」
「刀くんってダンジョンとか好きなんだ?」
「当然だ。男の浪漫だといっていい」
「へええ」
「にゃーくんも男子、同意見だろう」
言いながら彼は、「煮干し食うか?」とにゃーくんにソウルフードをあげるのでした。にゃーくんが喉を鳴らして食べたことは言うまでもありません。
「あ、でも女の僕にとってもロマンだからね! ロマンの男子独り占めはよくない!」
「そうか」
「というわけでロマン探索にしゅっぱーつ!」ぐっと円は拳を振り上げました。
「いや、探すのはロマンじゃなくて弥島と喜多川じゃないのか……?」なぜか刀も、同じポーズを取りつつ言いました。
この手のダンジョンで大切な物は最奥に隠されているのがお約束――というわけで、二人は奥部を目指します。
真辺 伸幸
は頭をかきました。
「……やあ、見事に迷ったよねぇ」
我がことながら、ちょっとばかりへにょりと笑っちゃいます。だって、自分の学校で道に迷ったのですから。
ここは外です。体育館裏、伸幸にとっては縁遠い場所ですが、なんとなく気が向いて、帰宅前に散歩がてら足を向けてみたのです。するといつしか、自分がどこにいるのかを見失ってしまったのでした。体育のときは皆でぞろぞろ行くから、きっと大丈夫かと思ったのですけれど。
まあ、校内のことですからうろうろしていればいつかは戻れるでしょう。
「やあ、誰かいませんかー」
などと呼ばわりながらホテホテと歩きます。誰もいないかと思いきや、
「いるよ♪」
返事がするではありませんか。
「誰かと思えば伸幸ちゃんなのだ?」
にょ、と猫めいた仕草で物陰から、ひょっこり顔を出したのは
後木 真央
です。ピンと立ったいわゆるアホ毛がゆらゆらと揺れています。
「あ、後木さん。これぞ天の助け、校舎はどっちだったか教えてー」
「校舎? いまはそんな場合じゃないのだ。秘密基地に地下道はデフォなのだ!」
「秘密基地? 地下道?」
「あれ、ダンジョンの話を聞いてきたんじゃないのだ? なら、面白そうだし伸幸ちゃんも行ってみるといーのだ」
「行ってって……」
事態が飲み込めず首をかしげる伸幸の背を真央はぐいぐいと押して体育倉庫の扉に案内しました。
「入ってみるのだ! 真央ちゃんはマッピングのためにノートとシャープペンとデジカメを取ってきて、あと、非常食料という名のおやつにするためにパンと牛乳を購買で買ってくるのだ。先に入るのなら後で会うのだ」
それだけ口早に告げると、真央は手を振って小走りに去って行きました。
「うーん、後木さんの発言は謎めきすぎて、真意がわからないねぇ……」
言いながら、とりあえず伸幸は倉庫に入ってみました。
「失礼しますー」
そこにあったのは、そう、地下への階段です。
「ぬ? 地下……って、
にょー!!
」
のぞき込んだとたんアクシデント発生、なんと地下からするすると縄跳びが伸びてきて、蛇のように彼に巻き付いたではありませんか。巻き付かれたまま伸幸は地下に引っ張り込まれるのでした。
どれくらい時間がたったのか。
伸幸は意識を取り戻しました。気絶していたようです。
「なんなんだろうねぇ」
思わずまた、へにょりと笑っちゃいます。
謎の縄跳びはもう動いてはいません。それはいいのですが、縄跳びロープはぴんと張った状態で伸幸の身を、ぶらりとぶらさげておりました。ちょうど、折り曲げた布団を干すかのように。
「今ならお布団の気持ちが理解できそうなのよー……」
周囲を見回すとどうやら地下のようですが、体育倉庫のようでもありました。
「ぬ……まあ、おりられそうだねぇ」
ロープからするりと着地して、伸幸は周囲を見回しました。
やれやれ――この地下体育倉庫迷宮から、なんとか脱出するほかなさそうです。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子高七不思議シリーズ:体育倉庫はダンジョン!?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
冒険
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月11日
参加申し込みの期限
2013年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!