this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【体育祭2nd】学科対抗リレー~あなたはどうしてロミオなの~
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
22
つぎへ >>
第四走者が、順々にコーナーへと差し掛かった。
一番手は、体育科の星チーム。
志波 拓郎
と
志波 武道
が、コーナーを曲がり姿を現した。アンカーのロミオである
卵城 秘月
は、目隠しをしているため、武道が声をかける。
「体育科星組! 星組ー! バトン受け取ってくれよっ!」
その後を必死で追いかけるのは、
神野 美野梨
と
ブリジット・アーチャー
。冷静さを失わず、推理劇のように熟考する場面もあり差をつけられているが、ジュリエットの汚れは酷くない。追手も――いや、バランスを崩すも泥の沼地で3位に躍り出た、
恵御納 夏朝
と
犬杜 初
がじりじりと迫っていた。
お互いに脚に自信がなかったり、膝歩きでスピードが下がりつつあるが、まだ転倒して盛大に重りをつけられている4位のチームには追いつかれていない。
「同じ普通科同士で争いたくはないけど……勝負に情けは無用ね」
「そろそろ……ラストスパートかしら……っ!」
美野梨の腕だけに頼らず、ブリジットもしがみついているが、それでもトラック1周の距離は人を背負って楽々移動できるものではない。障害物競走ならなおさらだ。
夏朝も、何度も初を抱え直しつつゴールに向かっている。バトンを持つジュリエットの初も、手汗で滑り落としてしまわないよう注意しながら夏朝を叱咤激励をしている。
アンカーへのバトンが渡る瞬間だと、応援にも熱が入った。
「いっけぇえええ!!」
真っ先に、バトンを受け取ったのは秘月だ。航空パイロットの姿で、
吉住 志桜里
扮するCAの元へと急ぐ。
手を伸ばし気味で、ドラム缶にはぶつからない様に心掛け、左右の指示は志桜里の声に耳を澄ませる。
「ほーらボディウォッチングが趣味のルームメイトさん、右よ右」
「は、い……?」
間違いなく、志桜里の声だ。少しハスキーなこの声は、聞き間違いようもないくらい志桜里だ。
わかったところで、これで右に曲がってしまえば全校生徒に趣味がバレてしまうことになるし、左に曲がれないのなら、すでにバレているのかもしれない。
「また共用財布を使い込んだのかな、ジュリエット?」
お互いが知っている情報を盛り込んで、混乱させないように伝えようとするのは良い作戦だ。
しかし、その『情報』に問題がありすぎて、棘を含んで暗にこの調子で行くのかと問うてみた。
「ええ、共用財布から高い下着を買って残り1万円もない私は此方よ」
「……そう」
きっとそれは事実なのだろう。そして、この調子で指示を続けるつもりでもあるのだろう。
(大人しく聞いていれば、何を言いふらされるかわかったもんじゃないな)
秘月が頭を抱えたことを、指示がわかりにくいのかと思った志桜里は、二人しか知らない秘密を弾に、羞恥心を火薬に、喉を銃身に無遠慮に撃ち出していく。
――ここで怒ってはダメだ。
それは事実だと知らしめるだけ。あくまで、アンカーとして盛り上げるための符丁のていでいればいい。ある事ない事飛び交ってくる言葉の銃声に、秘月は言葉のアイアンクローを繰り出しドラム缶の海を渡りきる。
「とりあえず後でお説教だね?」
ゆらりと檻の前に立って、圧力多めで告げる秘月。その背後には、檻に入れるべき獰猛な生き物がいた――そんな証言が他チームのジュリエットから出るほどには、静かな怒りで包まれていた。
普通科両チームもバトンを渡し終え、莉鳥は小さくため息を吐いた。
着替えた時に覚悟は決めていたはずなのに、やっとリレーが始まったと自覚したようだ。
「ジュリエット、ね……」
――どうしてあなたはロミオなの?
別に家の仲が悪くも、お互いが喧嘩をしたわけでもない。どうしてと問いたいのは、寧ろロミオである雅樹のはずだ。
落とし所を見つけるようにこんな関係で落ち着いたのも、タイムリミットがあるからで。
「……毒を食らってでも信じられる永遠があったなら、何かを言えた?」
それは、誰に問うたのか。
やはりこんな役どころは似合わない。再びため息を吐いたとき、雅樹が最初のドラム缶にぶつかった。
「ショート! ショート3歩!」
「良かった……やっぱり気乗りしないとか言われるのかと思った」
元々やる気のなさそうな顔が、さらにへらりと笑う。その頼りなさにイライラしながら、莉鳥は責め立てるように指示を出した。
それでも――合流した時にふわりと変わった空気は、特別な幼馴染だけが、その声音で気づいたかもしれない。
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
22
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【体育祭2nd】学科対抗リレー~あなたはどうしてロミオなの~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月25日
参加申し込みの期限
2019年08月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!