this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【体育祭2nd】学科対抗リレー~あなたはどうしてロミオなの~
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
22
つぎへ >>
体育科の星チームに少々遅れをとりながら、
八神 修
は
七夜 あおい
の指示通りにドラム缶の海を渡る。
どんな声が響き渡ろうとも間違えないという自信はあるし、視界が塞がれてることでバランスが取りづらくとも、ただ進むことだけに尽力すればいい。
あおいの声が、灯台となる。
その標の通りに進めば、闇に進む一歩だとしても、恐れるものは何もなかった。
周りでは、ドラム缶や他の走者にぶつかったような音や声が聞こえるが、修はまるで違う世界のことのように、聞こえていなかったかもしれない。
(あおいの声を聞き漏らすな……彼女の声だけを信じろ)
修は意識を深く集中させ、今は順位を落とさずリレーを完走することだけを考えた。
羽生 碧南
と
浅井 幸太
が、なんとか1位をキープしたまま最後の関門にたどり着いた。
前半は気力でクリアできるものの、泥の沼地までくると、さすがに大人の男一人を運び続けてきた疲れが見えはじめる。すぐ近くには、
八神 修
と
七夜 あおい
が迫ってきていた。
「羽生、無茶はするんじゃないぞ。ペースを守れ、ゴールは近い!」
こんな時まで、熱く応援をしようという心意気が幸太らしいが、もう少し乙女ゲーのようにいかないだろうか。
(いや、乙女ゲーだったら、きっと私が運んでもらってるよね……)
なにせ相手は、平均身長がジュースの自動販売機と同じ高さな世界だ。高身長の碧南でも、運んでもらうことに気後れなどしないだろう。
「このあと、俺についた汚れ分の重りを持つことになるからな。ゆっくり、その方向だ」
もしこれが乙女ゲー内のミニゲームなら、汚れの度合いによって好感度変化があるかもしれない。
ゴールの順番によっても、目当てキャラが褒めにきてくれたり……そう、体育祭は学園モノ乙女ゲーで開始半年後に起こる重要な分岐地点の一つだ。
(ここで、失敗するわけには……いかないっ!)
毒を飲んで、身体が動かなくなってしまったロミオと、同じく毒を飲んで後を追い、視力を失ったジュリエットが、手を取り合って追手から逃げるという寸法ならどうだろうか? これであれば、運んでいる自分がジュリエットだ。
「今、愛しのロミオ様を守れるのは、私だけっ!」
「おお……? 頼もしいぞ羽生! 見る限りはただの泥だ、突き進めぇ!!」
ぐっと幸太を抱える腕に力が入り、妄想の力を借りて攻略することにした碧南。
しかし、気合いが充足するのと体力が回復するのでは別の話だ。特にスピードを上げられたわけではないが、落とさずに堅実にゴールに向かって歩いている。
そこへ遅れて泥の沼地にやってきた
八神 修
と
七夜 あおい
。第一走者が作ってくれた余裕はほぼなく、ここで踏ん張らねば順位が落ちてしまうかもしれない。
修は躊躇せず、安定性の高い四つん這いで移動することを選んだ。
二人の衣装は、忙しい合間を縫って作れるものをということで、古代ギリシャの衣装であるキトンを作った。
あおいの所属する
家庭科同好会
の知恵も借り、素材を現代の合成繊維を使うことで優雅なドレープを作り上げ、ブローチに見立てたボタンで豪華さも演出した。
そのかいあって、安全でかつ裾丈も無駄に長過ぎないぴったりな衣装になっている。
「裾に気をつけて。練習どおり落ち着いていこう」
「うん!」
どうせ泥まみれになるのだ、見てくれなど構わず、修はしっかりと手と膝の感触を確かめながら進んでいく。
練習でいろんな姿勢で砂浜を歩いてみたが、立ったままの移動は足に限界が来たときに転びやすく、四つん這いでの移動が一番安定する結果だった。あとは、あおいが上体をしっかり支えてくれれば安定するのだが、もし障害物が潜んでいるなら、周囲に気を配ってもらわないとマズイ。
「ここには、目に見える障害物は無さそうだけど……段差とかに気をつけて!」
「なるほど、滑りやすさ以上にありそうな仕掛けだ」
まるで彫像から抜け出したような二人は、息を飲んで慎重に進んでいく。
疲れた所の泥の沼地でほとんどのチームが足止めを食らうだろうことを考えると、まだ修たちも上位を維持できる可能性がでてきた。
(この後の重りで差がつけば、あるいは……!)
そんな気合いを入れるにはわけがある。試合に集中していなければ、背中に触れる柔らかさや彼女から漂う甘い香りに力が抜けてしまいそうなのだ。
「左後ろ! お願いっ!」
あおいの声にハッとして、左手を旋回させるために一旦立ち止まる。どうやら、わさび入りパンを引いて遅れを取った芸術科のアニマルチームが、辛さを表現しているような激しいダンスをしながら追い上げてきている。
「……飛沫は高め! 今だよ、修くん!」
「くっ……!」
どこまで薙ぎ払えるかはわからない。けれど、あおいを守らず手をこまねいてるなんて、できない。
修は特訓の成果を見せるべく片腕で身体を支え、左腕を旋回。僅かでもあおいを守ることに成功した。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
22
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【体育祭2nd】学科対抗リレー~あなたはどうしてロミオなの~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月25日
参加申し込みの期限
2019年08月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!