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<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
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●嵐の中、刃交える
「あの海霧から離れて。死にたくなければ漕ぐのです! 我らの理想は近いのですから!」
敵将クロードが、水夫たちに檄を飛ばす。
そこに一陣、飛び込んできた風があった。
荒波を蹴って、掛けてきた男!
御剣 刀
、その人である。
海霧があたりを覆う直前。零神船団の舟の上。刀は以前読んだ本のことを思い出していた。
船団を率いている奴を潰せば他の奴らが烏合の衆になって戦いやすくなるという。
(であれば、自分は怪魚や烏の群れから零神船団の人たちを守るようにしつつ、船団を率いる者を狙おう)
船団の先頭の舟、その帆先に黒衣の男が腕組みをして立っている。
糸目で短い黒髪。間違いない。絶神に与する者、たびたび自分たちの前に立ちはだかってきた、クロードだ!
武者震い。いや、これは、高揚だ。
もう一度あの男と刃を交えることができるやもしれない。
残り雨がぽつり、頬を打った。
刀はパンっと自らの頬を両の手で打つ。
舟よ、もう少し!
近づけ!
「襲ってくる奴らをぶっ飛ばせばいいんだろう?」
頭の中で撃鉄を落とし<加速>する。
豪雨が針のように身に刺さる。
<加速>中は進化能力で、空気や水、壁など本来足場にならないものを足場にして行動できる。
海面を足場に絶神船団に突っ込む。
「任せろ、派手にやりすぎて歴史に残るくらいやってやるよ!」
海入道こそ亮がやっつけたが、怪魚はまだ残っている。
「船団へ向かわせるか!」
速力をあげ、直線を描いて波間から飛び出す怪魚のその射線を読み、身を躱して擦れ違いざまに刃引き刀で斬り落とす。
刀はただ、力を抜かずに構えているだけでいい。
空中で二枚卸しになる怪魚は憐れだが、弔う余裕は今はない。
さゆるが海中でやってのけた技を、刀も海上でやってのけた。
互いの速さがあるからこそ、斬り抜くだけの腕前があるからこその仕業だ。
刀自身こそそのことを認識できるものの、周りから見たら加速した刀は一陣の凄風。
あっという間に波上を駆けぬけ、船団へ辿り着き、先の梢の攻撃で沈みかけている先頭の舟の傾いだ舳先を蹴り上げて、隣の舟に乗り移ったクロードへ唐竹割りで一直線に斬りつける!
「クロードォォォ!」
かの黒衣の男は咄嗟に両手の鉄剣を顔の前で交差させ、刀の刃を受け止めた。
「我が名を知るとは何奴!」
そうか。
(クロードと出逢うのは千年以上も先の話。まだ俺のことは知らないんだ)
名乗るか、いや、これから出会う可能性があるならば、こう答えよう。
「俺? 俺は自分のフツウを守りたいナニカだよ」
思い出す、彼の太刀筋。
剣士として、剣の使い手に負けるつもりはない!
一旦とびずさって距離を取り、身を低く地を這うようにして足を斬りつける。
クロードは身軽に跳ねて円弧を描く風圧を避ける。
「強いですね、あなた」
「そっちもな」
認め合う力量。
振るわれる互いの刃。
打ち合い、また離れ、また打ち合う。
(でも、)
ひとだ。
怪異と相対することも少なくない刀は、クロードの剣の腕を賞賛すると同時に僅かな失望を感じてもいた。
ろっこん暴走の力を借りるまでもない。
刀は、最小最適の動作を以て、急所までの最短距離を最速の刃で振りぬく!
嵐の中煌めく白刃。
「今できる最高の抜刀術だ!」
ピタリ、クロードの額の皮一枚、薄く裂いて刃は止まった。
赤い血の筋が間をおいて、ぷつり。
クロードの息を呑む音がもう一拍おいて、ごくり。
「殺しはしない。味方してるけど、零神は良く知らないしね。今学校を楽しく過ごしているアホの子とその子のおもりを頑張っている猫の助けはしようって思ったんだ」
「一体何の話を……」
「一言で言うと、今、あんたに零神に勝たれちゃ困るって話」
刀はクロードの頭を真っ二つにする寸前の体勢から、足払いをかまし、クロードを海に突き落とした。
「しばらくそこで泳いでろ。歴史通りなら、きっと死なないと思うからさ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>白の獄(ホワイト・プリズン)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月19日
参加申し込みの期限
2019年07月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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