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<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
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●零神船団 VS 絶神船団・2
虚栄 心
という少女の話をしよう。
彼女は十五歳で、艶やかな黒髪を肩で切りそろえた和服が似合いそうな面差しをしていた。
しかしその瞳は仄暗く、おおよそにおいてやや俯き加減で影をつくっている。
――『何のとりえも無い私』。
それがかつての心の自己評価であった。
しかしろっこんの力を手にしてから、それは変わった。
――『特別な能力を持った自分は普通の人間より一段格上の存在である』。
その変化は、口元に浮かぶ確固たる意志ある笑みからも見て取ることができるだろう。
たとえ心の底では今も「ろっこん以外何のとりえも無い私」という劣等感に苛まれているとしても。
今、手にしているのは四十九院先生から受け取った苺の一粒。
心を満たすのは人間の肉体を脱した――人間を超えた――姿と力を手にした自分への賞賛と歓喜。
状況は、船霊姿の
坂内 梨香
からざっくりと聞いた。
「R&Rのエージェント……報酬もある、と。成程。いいわ、協力する。詰まるところ、この戦いに勝利して歴史を守ればいいという単純な話よね」
歴史を守る。
この私が壮大な神々の戦いの一端を担うのだ。
そう考えると胸が震える。
――私は素晴らしい。
過去に来て得た海霧の姿は、幽霊のようでもあり水蒸気の粒の群がりのようでもあり。密度をあげて人型に近くもなれるが、拡散して広い範囲を覆う形ない霧にもなれる。
そして、いずれにせよ、剣や弓で物理ダメージを受けることはないのだ。
濃い海霧となって広がる。
――ふふ、見れば敵の舟を操る者たちのほとんどは『ひと』。今こそ、私の出番というもの。
できるだけ、絶神船団の後方を包み込むように接近して視界を塞ぐ。
零神船団に近過ぎる敵は狙わないという配慮を、心は忘れなかった。
(味方のひとに効いちゃうからね)
愉快な心持ちで発動させるは、「お前はただの人間だ」と言うことで、その言葉を聞いた「ひと」の筋力が低下するろっこん<人間惨禍>。らっかみ・もれいび・ほしびとには無効だが、ひとには有効!
「お前はただの人間だ!」
最初の一声のあと、息継ぎはなかった。
お前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だ
「う……なんだ……力が抜ける……」
ろっこん効果による筋力低下によって櫂や武器を取り落す水夫たち。
「気を付けろ! この海霧、ただの霧じゃないぞ!」
(そう、ただの霧じゃない。私は特別なの)
もしも心が少女のままの姿であったら、頬を紅潮させて、我が身を抱きしめ打ち震えていたであろう。
(私は一切反撃を受けないで一方的にろっこんで攻撃する……
カ・イ・カ・ン!
)
その海霧の白き身のうちから、ふいに低い唸り声が響き渡る。
――グルルルル……――
「絶神様……」
「そうだ我らは、絶神様とともに理想の世界を作るのだ。このような霧に負けたりはしない」
敵兵たちは気力を奮い立たせ、立ち上がる。
「耳を塞げ! 声を聞くな!」
(ち。気づかれたわね。でもそれなら――)
霧に包んで隠し持っていた苺に念じる。
(ろっこん、暴走!)
お前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの入間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だお前はただの人間だ
暴走させたろっこんを、ひたすら発動し続ける!
『入間』がどこに交じっていたか、お分かりだろうか?
――もとい。
「う……ああ……」
「俺たちはただの人間だ俺たちはただの人間だ……」
「海の呪いだ……もうだめだ……」
絶神船の水夫たちは、耳を塞いでいたにもかかわらず打ちひしがれ、舟の中にぐったりと重なって横たわり目を閉じてしまったではないか。
(声が聞こえなくても、精神に作用したみたいね。しかも筋力低下も普段より強力に効いたみたい)
この心の活躍は零神側に大いなる福音を齎した。
いまや絶神船団は、船団としての機能を失ったに等しかった。
先頭にいたたった一隻を残して。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>白の獄(ホワイト・プリズン)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月19日
参加申し込みの期限
2019年07月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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