this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
25
つぎへ >>
●祭殿上空防衛戦・2
白き翼の烏天狗・修と、藍の翼の烏天狗・夏夜は、上空へふわり舞い上がると、目配せしあう。
夏夜は修から、彼が考えている作戦の概要をあらかじめ聞いていた。
(僕たちなら、きっとやれる……あとはタイミングを計るだけ)
「恵御納!」
ふいに転移してきたのは、半人半獣のカマイタチ姿のサキリ・
サキリ・デイジーカッター
。
「烏の数が多すぎる。やはり倒すべきは指揮官であるクローネだ。ある程度群れを散らして奴を仕留めるチャンスを作りたい」
夏夜も頷く。同意、である。
おそらく自分たちの作戦で協力もできるだろうことを告げる。
すると風を纏うような白鼬少年は、すっと一羽の烏を指さした。
クローネは、らっかみでありながら、見た目はごく普通の烏。
最大級に警戒すべき対象でありながら、群れに紛れると他の幾千羽と区別がつかないのが難点であった。
ただ、近くに寄れば分かる。
独特の高笑いや愚痴を吐く嘴。
よく見ればそのふるまいは他の烏より人間臭い。
彼はクローネと烏たち違いを観察し、北極で色粉卵で狼の群れを識別せしめた夏夜に知らせたのである。
「印、つけられるかい?」
「勿論」
夏夜は、先の戦いの残りの色粉卵をクローネに投げつける。
ぶつかりはじけた色粉卵は、濃いピンク色の弾幕を広げ、クローネの漆黒の羽根をピンク色に染め上げた!
夏夜は顔を上げ、さらに上空を飛ぶ相棒の名を呼ぶ。
「八神君!」
「分かった!」
修は上空から敵の絶神船団の配置を視認。
亮と海入道のぶつかり合いによって起こった大波と、海入道が敗北したことの心理的衝撃によって、絶神船団は隊列を乱していた。その端、一隻はぐれた舟に目標を定め、精神を集中する。
「分解!」
修の必殺技ともいうべき、対象物の分解!
進化能力により、視認していればその力を発揮することができるその能力で、絶神船団の木造和船をざっくりと荒く、それでも舟の形は失わない程度の木塊に分解する!
それで充分!
バラバラになった箇所から見る間に浸水しはじめ沈み始める舟。
水夫たちは一斉に海に飛び込んで、沈没に巻き込まれる難から逃れようと、舟から離れるように散って泳ぐ。
空になった舟は修にとっては格好の得物。
予定通り、と、口の端を引き上げ、さらなる進化能力で分解した舟を操り、空中へ!
「烏ども、これでも喰らえ!」
言うが早いか、舟は舳先を上にして縦回転しながら、烏軍のただ中へ突っ込んでゆく!
それはまるで、巨大な鰹節が回転しながら暴れているかのような、理不尽でシュールな画。
烏たちは状況もわからぬまま巨大鰹節の回転に巻き込まれ、打ちのめされ、打ち落とされてゆく!
「物理打撃と集団行動の阻害……と同時に、」
これは、陽動でもある!
「恵御納、いまだ!」
「うん……!」
夏夜は、祭殿に被害及ばぬよう位置に気を付けながら、烏の群れの中枢へ突っ込んでゆく。
修はそれを見て、舟を失速落下させ、敵の注意が及ぶ視界から一旦外す。
わざと肩で息をし、疲弊したようなふりをして、能力が切れたように見せかける。
が、それはフェイント。
修の目が捕らえているのは、ピンク色のクローネ!
「は! 所詮その程度よね~。アタシ達を阻止しようなんて、千年早いわよ!」
「残念。俺たちはその千年後から来てるんだ!」
修は冷静さを忘れぬよう精神を集中させると、上空高く持ち上げた舟を、素早く海に入る時と真逆に船底が上になるように位置調整し、クローネの真上から被せるように落下させる!
烏たちの群れは舟の中に囚われる。
が、クローネは寸でのところでそれを避けた。
「ちょおっとぉ~何するのよ! 危ないじゃないのよ~!」
くそ。
修がすこしだけ歯噛みする。
(だが、これも、悪くはない)
そう作戦を切り替え、見上げた先。
クローネの真上に両手の鎌を胸の前で交差するように構えたサキリが転移していた。
(ろっこん暴走が無いとはいえ奴は手強い)
サキリは襟元に付けた苺のバッチをぎゅっと握る。
四十九院先生に暴走ろっこんの能力を付加してもらったもの。
暴走させるなら、今だ!
刃物を持ち、空間を切り裂くイメージをすることで瞬間移動を可能にさせるろっこん<斬空赤刃>。距離が短いほど素早い連続発動が可能ではあるが、空間を切り裂くイメージを作るその一瞬、間が空くのは否めない。
しかし今、暴走したサキリのろっこんは『タイムラグ無しの超高速連続転移』を可能としていた!
それはまるで空中を縦横無尽に動く赤き稲妻!
「正直言うと、またクローネと戦えて嬉しいという気持ちも僅かにあるよ。キミは忌わしい敵だけど戦い応えのある敵でもあったからね」
振るわれる二本の鎌は進化能力により赤く輝き、鋼鉄をも破壊する凶器と化している。
「ああ~ん、なによ! あんたなんか知ったこっちゃないわよ!」
クローネは仲間の烏の群れの中に隠れ、非道にも仲間の身体を盾にサキリの猛攻から身を守る。
「ふうん。千年前のクローネとは初対面という事になるかな?」
サキリの胸を穿つは、僅かな虚しさ。
「僕の知っているお前は我侭で自由奔放そのものだった。絶神の手下とか似合って無いにも程があるよ」
カマイタチの能力で旋風刃を放つ。
「五月蠅い、五月蠅い、うるさ~~い!!」
喚くクローネ。
サキリの究極の高速機動戦闘を前に、逃げ回り、仲間を犠牲にするより術がないようだ。
――過去のクローネを殺してしまうと奴の転生である四十九院先生はどうなるのだろう?
サキリは、戦いの前、ミラにそう訊ねていた。
ミラは横に首を振った。
――わかりません。存在しなかったことになる可能性は高いと思います。最悪、クローネに関わるすべてのことも……。
だとしたら。
見逃す。
生かす。
その選択は積極的に取りたい。
だから、その後の修の動きは、サキリにとっても願ったりであった!
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>白の獄(ホワイト・プリズン)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月19日
参加申し込みの期限
2019年07月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!